都内で見かける無料喫煙スペース「paspa」の会社を凸ってみた!

テレビ東京WBSテレビ朝日「グッドモーニング」など、マスコミでもよく取り上げられるスキマデパートさん。ケムールの読者としては、都内で見かける「paspa」というスモーキングスペースで知っている方もいるのでは?

こんな感じのスポットです。

※スキマデパートHPより

「これ、区とか都がやってるんでしょ。東京都や区はいろんな禁煙の規則を作ってるから・・」

違います!実は公共施設ではありません(゚д゚)!
運営しているのは、株式会社スキマデパートという民間の会社なのです。

「ん、民営なのに無料なの?」

そそ、そうなんです。
無料!なんです

その仕組み・・というかカラクリが必ずあるに違いありません。
そもそもスキマデパートさんは、たびたびテレビのビジネス系番組で取り上げられる、つまり、バンバン儲けている(かもしれない)会社さんなのです。きっとわれわれトーシローには分からない儲け方をやっているに決まっています。

そこで、調査です!

で、実際に行ってみると、答えがちゃんと貼り出してありました

当喫煙所は、弊社が自販機の収益で管理・運営しております。
皆様のドリンクご購入がこの空間を守ることに繋がります。
喫煙所維持のため、皆さまのご理解・ご協力を
よろしくおねがいします。

な〜るほど、やっぱりやっぱり儲けてるじゃないか!
いや、まてよ、もっと「裏の儲け」が隠されているかもしれないぞ。なにしろワールドビジネスサテライトでも取り上げられるツワモノ企業だ。昨今のスモーカーは、ただでさえ、いろいろ搾取(?)されているんだ。この上、まだなにかしぼりとられてたまるか・・・。

ということで、スキマデパートさんに凸ってみました!
こんなケムールの凸に快く受け答えしていただいたのは、スキマデパートさんの小林俊隆さんと小川敦弘さんです
(お二人ともお偉い肩書の方でした・・)

ケムール
スタッフ
Q 都内に無料喫煙スペースを展開されていますが、何箇所くらいやっているんですか?(どんだけ稼いでんですか?)※注:グリーン斜文字は心の声なので口に出していません(以下同)
今、21箇所で展開しています。
いちばん新しいところでは渋谷の宮益坂ですね(2021 .9. 1 OPEN)。
あと、比較的最近のオープンでは、東神田(2021 .8. 2 OPEN)・西神田(2021 .8. 2 OPEN)です。
いずれも、空調設備もしっかり整備し、自動販売機でドリンク類も飲むことができます

paspa 渋谷宮益坂  ※スキマデパートHPより
ケムール
スタッフ
Q トレーラーハウス型もありますよね。アレ、街なかで目立つし、「映え」狙いですか?(ますます稼げますよね?)

もともと渋谷宇田川町(センター街)に行政と連携して設置したのが手始めで(2020.4.1 OPEN)、ちょっと小ぶりですけど代々木(2020.4. 1 OPEN)、そして、秋葉原(2021 .8. 3 OPEN)にもトレーラーハウス型の「paspa」を設置しています。いずれも、それぞれのスペースや街にマッチしたものをオリジナルで発注していて、もちろん、排煙浄化装置エアコンなども設置しています。

paspa秋葉原 ※スキマデパートHPより
ケムール
スタッフ
(なんとアリモノを置いているわけではないのか)
Q 
外装の設えや空調、電源など、ビルの一室をリフォームしてやるのと違って負担が増えると思うのですが、費用的に合うのですが?(ぶっちゃけ秘密の利益スキームがあるんでしょ!)

「無料でここまでやってペイするのか」という声はよくいただきます。それについては、費用対効果がどうこうという「ビジネス」ではなく、「ミッション」だと理解しています。

ケムール
スタッフ
素晴らしい!
(なんと!いい人じゃないか!)

 

もともと不動産業界に身を置いていて、街をいろんなアングルからウオッチしてきましたが、やはり街の景色は美しいほうがいい。今、都内ではほとんどの区で路上喫煙・歩行喫煙が規制されていますが、それでも路地裏に吸い殻を見つけてしまうことがあります。


そこで、吸わない人にも吸う人にも快適な環境を、以前から手掛けていた「スキマスペース」で実現できないかと考えたのです。「スモーカーをヘルプする」というよりも「街の景観や環境を美しくする」が発端なのですが、結果的に「スモーカーの居場所」ができ、さらに、スモーカーのイメージも良くなるのではないかと・・。

ケムール
スタッフ
Q ところで、どれくらいの利用者がドリンクを購入してくれるんですか?(1日1000人が利用して、みんなドリンクを買ってくれたらすんごい売上になりますよね?)

いや、実際は、自販機を使ってくれる人は少数派です。それでもやはり経費はかかるので、できれば利用者の方には「もう1本ドリンクを」とお願いしているのが現実です。

ケムール
スタッフ
Q あ、そういった掲示、してありましたね。そもそもドリンク代がだいたい100円って、自販機価格としては安くないですか?(値上げしないんですか?)

もともと「100円自動販売」というのは「paspa」以前から東京以外でも展開しているビジネスです。釣り銭なしの1コインで提供するために、現金大量仕入れやメーカーの過剰在庫の購入といった、あたりまえの企業努力を続けています。
ケムール
スタッフ
(なんだかとても真面目な会社ではないか)
Q そうなんですね〜。
今後の展開について教えていただけますか?
今年中に30箇所、そして2022〜23年には50箇所と、paspaを都内に増やして行きたいと考えています。数を増やすことによって、自販機の売上が少ないpaspaがあっても、全体で支えることができるからです。
ケムール
スタッフ
なんと〜どこまでも真面目なんだ〜!

ということで、スキマデパートさん、あこぎな稼ぎ方どころか、街の景観やスモーカーのイメージをとても真面目に考えている会社だということがわかりました。
場所によってはちょっと入りにくいpaspaですが・・・たとえば、市ヶ谷駅前paspaは居酒屋へ通じる階段を登ったところのロック付き鉄製ドアでした。こんな感じ・・。

初めてドアを開けるにはちょっと勇気がいるかもですが、ドアを開けても、いきなりナニかのセールスを受けることもなく、閉じ込められることもありません。逆に普通の自販機よりちょい安めのドリンクが購入できエアコンの効いたところでスモーキングタイムが満喫でます。都内在住のケムール読者、あるいは東京に来訪のケムール読者の方も是非、覚えておいてよいと思いますよ。

スキマデパート「paspa」の情報はこちら→クリック!

スキマデパートHPはこちら

最後になりますが、ケムールの不躾な凸にお付き合いいただいたスキマデパートのみなさん、ありがとうございました!
また、ケムールではそれぞれのpaspaについての、行き方や使い勝手など、追ってレポートができればと思います(この記事の反響がよければ?)。とうかよろしくおねがいします。

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