【ケムール連載陣が選ぶ】年末年始に観たい映画10作品!!

読者の皆様、今年も一年お疲れ様でした!
クリスマスはどう過ごしましたか? 年越しの準備はもう済みましたか? 年明けのお笑い特番の録画予約、忘れていませんか?
年末年始の運だめしにぴったりな「ケムール1周年プレゼント」にはもう応募しましたかッ!?

「ケムール」では毎週読者プレゼントを実施しています!
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オリンピックだワクチンだ、と息つく暇もなかった2021年も、残すところあとわずか。
やっと一服できるこの時期、ケムール連載陣が「年末年始に観てほしい映画」をピックアップしてお届けします。
映画館のシートでタバコが喫えたのははるか昔のこと…いまは家でひっくり返っていても古今東西の映画が配信で楽しめる近未来がやってまいりました。だからこそ、あえて劇場に足を伸ばしてみるのもオツなもの。逆に新鮮な驚きを与えてくれます。
時代が変わっても、映画って本当にいいものですよね~。
新作劇場映画あり、不朽の名作あり。スモーカーの共感を呼ぶ紫煙のシーンが美しい傑作あり!のカオスな誌上映画祭です。

劇場映画部門

【本屋の本音のあのねのね】COMIC ZIN・選

DUNE/デューン 砂の惑星

 出典:ワーナー・ブラザーズ公式

フランク・ハーバートのSF小説「デューン」シリーズは20世紀SFを代表する作品だが、映像化はきわめて困難とされてきた。
かつて巨匠ホドロフスキーが挑み、さらに鬼才デビッド・リンチ監督もチャレンジし、いずれも敗れた。そこそこ形になったリンチ版「デューン」は、制約づくしの中で作られたにしてはさすがの出来だったが、如何せんちょっと早すぎた。技術・時間・資金の不足、何より編集がマズすぎて、できあがったのは世紀の怪作、興行的にも大爆死だった。
しかし2021年、リベンジのときだ。ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、最新の映像技術を駆使して「デューン」を映画化したのだ。
先人たちの屍の上に、ついに「デューン」は完成したのか!? 劇場で確かめるしかない!


DUNE/砂の惑星
ドゥニ・ビルヌーブ監督/2021年/155分/アメリカ
公式サイト【▶リンク】 
視聴方法=【劇場公開中】
【amazonプライム】【U-NEXT】※12/22より先行ダウンロード配信

 

【特別審査員】丸山ゴンザレス・選

なれのはて

出典:オリコン洋画館 ORICON NEWS

フィリピンのスラム街に暮らす困窮邦人に密着したドキュメンタリー映画。警察官、ヤクザ、会社員といった前歴のある彼らが、日本の生活の全てを捨て去って、流れ着いた先でどんな暮らしを送って、どんな結末を迎えたのか。文字通り彼らの「なれのはて」ともいうべき姿をありのまま記録している。
粂田剛監督の長期にわたる取材では、当事者たちがカメラの前で少しずつ心をひらいてくれた。そこで語られた「理由」が予想通りでもあり、取るに足らない転落劇として見えてしまうこともあるかもしれない。それでも私がこの映画を薦めたいのは「誰にもあり得たかもしれない人生」だからだ。
誘惑に負けたり、逃げ出したくなったり、ちょっとした不運が重なったり。そういった「転機」は誰にでも訪れるものなのだ。そして、私自身にもあり得たかもしれない。かつてアジアの旅で出会った人たちと、自分を重ねながらそんなことを考えてしまう。一見の価値はある作品である。


なれのはて
粂田剛監督/2021年/120分/日本
▶公式サイト
視聴方法=【劇場公開中】


丸山ゴンザレス
ジャーナリスト、國學院大學学術資料センター共同研究員。國學院大學大学院修了後、出版社勤務を経てフリーのジャーナリストとして日本の裏社会や海外危険地帯の取材を重ねている。著書に『アジア親日の履歴書』(辰巳出版)、『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』(講談社)、『世界ヤバすぎ!危険地帯の歩き方』(産業編集センター)など。twitter:@marugon

 

③ケムール編集部・選
『ブルースブラザーズ』&『ベルーシ』

出典:UniversalPicturesAT

ケムール編集部からはスモーカーのための映画をチョイス。
タバコ姿がかっこいい映画といえば「トレイン・スポッティング」?「ファイト・クラブ」?「勝手にしやがれ」?(ジャン・ポール・ベルモンドさん、天国でも最高の演技を!)どれも傑作ですが、やっぱりブラックスーツwithくわえ煙草がトレードマークのブルース兄弟でファンキーに笑い納め・初笑いでしょう。ランジャタイでもこんな意味不明なネタはやらんだろうという、いきなりの歌、いきなりのバズーカ砲、いきなりのジェームス・ブラウン。ゴージャス&デンジャラスな大暴れは、アンチ・クリスマス勢も思わず拳を振り上げる爽快感。
しかも、いまは同作主演のジョン・ベルーシの伝記映画『BELUSHI(ベル―シ)』が公開中です。こちらはややしっとり、希代のコメディ俳優の破天荒&はかなげな人間性に寄り添った良質なドキュメンタリー。ぜひ劇場の暗闇で浸りたい一作です。

ブルース・ブラザーズ
ジョン・ランディス監督/1980年/133分/アメリカ
視聴方法=【amazonプライム】【GYAO!】【U-NEXT】【DVD&Blu-ray】

BELUSHI ベルーシ
R・J・カトラー監督/2020年/108分/アメリカ
▶公式サイト
視聴方法= 【劇場公開中】

 

配信orソフト部門

「石山蓮華の”電線目線”」石山蓮華・選
Other Side of The Box(英語)

クリスマスを過ごそうとしているカップルの元に、疎遠になっていた友人が訪ねて来る。彼が渡した段ボール箱の中身は世にも奇妙な体験への扉だった。
シネフィルの友人が掘り出してきた短編ホラー映画です。何かと忙しいこの時期、寝る前に何か短い映画を一本…という時におすすめ。一瞬たりとも目が離せなくて、眠れなくなっちゃうかも。
先述の友人が作った、濡れたおっさんステッカーを私のガラケーにつけてます。


Other Side of The Box
Caleb J. Phillips監督/2018年/15分/アメリカ
視聴無料・英語のみ
視聴方法= 【Youtube】【Vimeo】

 

「成多嘉智が往く麻雀飽満記」成多嘉智・選
アメリカンバーベキュー最強決戦

私ことケムール公式プロ雀士、成多嘉智が推す映画はこちら!「アメリカンバーベキュー最強決戦」!
この映画は名前の通り、BBQの本場とも言えるアメリカを舞台に“ピットマスター(BBQ職人)”たちがバーベキュー勝負を繰り広げる、笑いあり友情ありのドキュメンタリー映画です!
前半は笑いメインのほっこりとした感じで進んでいきますが、物語が終盤に差し掛かるにつれBBQを通した人々の友情やドラマがメインとなり、思わず涙腺が緩くなる一幕も…
各々の使命やプライドを賭けて戦いに来たにもかかわらず、最後は皆一丸となり最高の「アメリカンBBQ」を作り上げていく…この冬に相応しい、熱くそして温かい映画でございます!
皆さんもモニターの前で、ピットマスター達と共にカロリーを摂って冬を乗り越えましょう!
ナイスカロリー!


アメリカンバーベキュー最強決戦!
リリック・ルイス監督/2020年/約40分✕8話/アメリカ
視聴方法= NETFLIX オリジナル【▶リンク】

 

「たいへんよくもえました~SNS炎上ニュース~」せこむ・選
ザ・マスクド・シンガー

映画でなくて申し訳ないのですが、全力で推したいのがAmazonPrimeオリジナル番組『ザ・マスクド・シンガー』。
「マスク(というか着ぐるみ)を着た“シンガー”たちが歌い踊り、豪華パネリストがその中身を当てる」という内容ですが、映された客席がこのご時世にも関わらず密集&声出し&ノーマスクだったため公開されるなりプチ炎上。
しかし本質はそこではなくて、この番組について伊集院光がラジオで言及した表現「あんなに金がかかってて、斜めにスベってる番組ないよね」……これにつきます。
海外番組のリメイクなので日本ではノリ的に無理が出るのはわかりますが、観れば観るほど頭に浮かぶ「どうしてこうなった」の文字。プロに徹して現場を盛り上げるPerfumeと水原希子、なぜ出てしまったMIYAVI、人の悪そうな半笑いを終始絶やさないバカリズムなど、パネリストの様子もある意味必見。
昼間から一杯ひっかけつつ、画面に向かってツッコみつつくらいのテンションで楽しんでください。


ザ・マスクド・シンガー
出演:大泉洋,MIYAVI,Perfumeほか/2021年/約1時間✕9話/日本
視聴方法=amazonプライム オリジナル【▶リンク】

 

「魔女占い」マグまぐ・選
もののけ姫

もののけ姫やな!
映画の初めのほうに出てくる「ヒイさま」の占いあるやろ?
あれ、魔女占いでやってる「はざま占い」のわっかりやすいイメージやね。
それだけやのうて、今の日本のメインストリームやない信仰やったり、差別されてきた者達の姿やったり。ジブリが描く映像美がま〜た綺麗で。楽しんでみて欲しいわ!


もののけ姫
宮崎駿 監督/1997年/133分/日本
公式サイト【▶リンク】
視聴方法=【DVD&Blu-ray】

 

「魔女が教える秘密のシャグ・カクテル」弥富マハ・選
プラトーン

ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンが、アメリカ陸軍の偵察隊員であった頃の実体験に基づき描いたベトナム戦争。
バーンズのヘルメットに挟まれたタバコはマルボロ赤ソフトパックでしたが、この映画めちゃくちゃタバコ吸いまくりです。
そしてこの映画はただの戦争映画じゃない、リアルな、現実の、泥臭さと人間の残忍さと、正義の挫折を描いている。
自身の見方によって受け取り方が変わる、何度観ても違う切り口が現れる映画。
1975年、ベトナム戦争終結。その戦争の傷跡はまだ新しく、決して過去の事ではない。


プラトーン
オリバー・ストーン監督/1986年/120分/アメリカ
視聴方法=【GYAO!】【U-NEXT】【DVD&Blu-ray】

 

【特別審査員】村田らむ・選
イノセンス

タバコのシーンが印象的な映画といえばすぐに、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編『イノセンス』が思い浮かぶ。
バトー、トグサと検死官ハラウェイの会話シーンだ。
「ロボットたちは使い捨てをやめてほしいだけなのよ」
などと押井節たっぷりの会話を繰り広げながら、検死官ハラウェイは延々とタバコを吸い続ける。一本目はジッポーライターで火をつけ、二本目からは吸いさしのタバコに新しいタバコを近づけて火を移す。吸い終わったタバコは水を入れたプラスチックのコップに入れて消す。すでに吸い殻はいっぱいで、水は茶色く濁っている。彼女のタバコを持つ手の動きはとても美しい。
女性のタバコの所作にこだわり尽くした名シーンだ。


イノセンス
押井守 監督/2004年/99分/日本
視聴方法=【amazonプライム】【NETFLIX】【HULU】【GYAO!】【U-NEXT】【DVD&Blu-ray】


村田らむ
一九七二年生まれ。愛知県名古屋市出身。ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験潜入取材を得意とし、中でも青木ヶ原樹海への取材は百回ほどにのぼり、著作には『樹海考』( 晶文社 )、『ホームレス消滅』(幻冬舎新書)、『人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖』(竹書房)などがある。 twitter:@rumrumrumrum

 

⑩ケムール編集部・選
『ゴッドファーザー』3部作

最後はふたたびケムール編集部から「ゴッドファーザー」!
3部作、合計9時間。年末年始イッキ見映画の鉄板ですよね。喜び・苦しみ・裏切り・死、どこにでも煙草のケムリ(と硝煙)がお供します。マフィア=葉巻、というイメージを定着させたという意味でも、偉大なるスモーカーズ・ムービーです。
コタツでおせちの残りをつまみながらドン・コルレオーネが物凄い顔で葉巻をくゆらすのを毎年観れるなんて、日本でお正月を迎えられて本当に良かったと実感できますね。


「ゴッドファーザー」1972年/175分
「ゴッドファーザー PartⅡ」1974年/202分
「ゴッドファーザー PartⅢ」1990年/162分
監督:フランシス・フォード・コッポラ /アメリカ映画
視聴方法=【amazonプライム】【GYAO!】【U-NEXT】【DVD&Blu-ray】

 

本年も「ケムール」の記事とプレゼントをごひいきにしていただきまして、ありがとうございました!
2022年も、あなたに最高の一服あれ!

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