先日、リリースした孤高の3D造形師「石膏粉末P」インタビュー【前編】がとても好評をいただいています。
本日はその後編をお届けします。
「石膏粉末Pって誰?」
「インタビューの前編はどこ?」
という方はこちらをどうぞ▼
前回は・・・「石膏粉末P」名の由来が石膏を用いた3Dプリンターであること、ゲームマーケットに出展したボードゲームの駒のクオリティが半端なく、評判になったこと、そしてギミックものに目覚めたきっかけである「完全折り畳みダイスタワー」までをご紹介しました。今回はそれを受け、ギミックものを少し掘り下げてみたいと思います。
はい、とりあえず、こんなものに手をつけています。いずれもライテック 社の電子ベイプ「スムースビップ」を利用したものです。
ライテック社さんからお預かりした電子ベイプ(スムースビップトライミープラスPT)をデザインに組み入れ、その上で、動きや見た目が面白いものはないかと企画しました。
それはわたしが決めることではないのですが、「売れるもの」ではなくて「おもしろいもの」を優先的に志向しています。
実用的かどうかという観点でも、たとえば、「回転傾斜式ホルダー」は、「今日はどのテイストにしようかな」という時に、「回して眺めて、取りやすく傾むいたスティックを取る」といったレベルの実用性はあります。
ただ、たとえば「リモコンの戦車が日常生活の中でどれだけの実用性があるのか?」といえば、ないわけです。そして、人生の中でそれをおもしろいと感じ、必要だと考える人もたくさんいるわけで、「おもしろい」ということはそういう意味では「実用性がある」ということではないでしょうか。
家にあった「ネジのついたもの」はだいたいバラしましたね。スピーカーに磁石が使われていることにも早い時期に気づいていました。メカニカルなもの、機械仕掛けなものについては、幼い頃から積み重ねた素養があるんだと思います。ですから、戦車模型のギアボックスなども自分で作っています。
最近はコロナ禍で開催できていませんが、東急ハンズ渋谷店では、「3Dプリンタで戦士のコマをつくろう!」などと題して、3Dプリンタの教室をやることがあります。データ製作から3Dプリンタの出力、塗装までを勉強するワークショップです。
こんな感じのミニチュアを作ります。
下の動画は、東急ハンズ渋谷店2Aフロアの店内モニタでも流れています。
他にも、不定期ですが、子供たちを対象に「ガンプラ組み立て教室」とかをやることがあります。
ゲームマーケット、夏コミ、冬コミなど、これまで出展してきたイベントがたくさんあります。
新型コロナの影響で、開催がどうなるかという不安もありますが、これからも、そういったイベントで自分の作品を展示・販売していきたいと思います。
自分のアイデアや技術、そして3Dプリンタの進化もまだまだ続くと思いますから、創作はやめることができません。どこかのイベント会場で見かけたら、是非、展示品を手にとっていただきたいです。
「石膏粉末P」さんの手による、ワンオフもののケムール特製プレゼント、今後、何回かにわけてプレゼントページで紹介する予定でいます。いずれも「値段がつけられないプライスレスな一点もの」になります。
掲載の際にはふるってご応募を!
最後に、「石膏粉末P」さんの最新動画をご紹介しておきます。