神か?悪魔か?孤高の3D造形師「石膏粉末P」のインタビューに成功!【前編】

ケムールでは、「毎週当たるプレゼント」キャンペーンを実施中です。デュポンのライターや変わり種のジッポー、世界のたばこセットなど、いろいろ好評を得ていますが・・・

「もっと尖った景品で来訪者を驚かせたい!」

という編集員の強い[欲望によって、
ついに、ある3D造形師を召喚することになりました。
その名を「石膏粉末P」。

石膏粉末P・・その名前は聞いたことがなくても、実は、ホビーファンやキャラターファンならだれもが知っている某大手メーカーの〇〇くじとか超有名ブランドアイテムの開発に関わった、知る人ぞ知る、凄腕の企画考案師&3Ⅾ造形師なのであります。

つまり、「名前は知らなくても、誰もがその作品を見たことがある」というお方(もう、それらの作品名を言いたくてウズウズしているのですが、大人の事情でお口にチャック!)。
ともあれ、なんとその「石膏粉末P」先生(もう「先生」と呼ばせていただきますm(_ _)m)に、ケムールの景品を企画&制作していただくことになりました!このページのアイキャッチ画像もそのひとつ(ライテック 社SmoothVipを砲身にして電動で動く戦艦大和の主砲)
そこで、本日は、他にもたくさんの実績を残している「石膏粉末P」先生のインタビュー(前編)をお届けします。

どうして「石膏粉末P」なの?
神か?悪魔か?孤高の3D造形師「石膏粉末P」のインタビューに成功!【前編】
石膏粉末P

もう12〜3年前から名乗っていますね。
理由は、当時採用した立体造形の手法に由来します。

それより前は切削加工機を使っていました。あれはあれで便利な機械でしたが、面倒なところも少なくありませんでした。特に刃物の扱いが難しいこと、削りかすが大量に出ることは大きな悩みの種でした。
で、2008年頃、フルカラーの3Dプリンタに出会いました。それが、石膏で造形するタイプだったのです。

石膏を使う3Dプリンターってナニ?

粉末積層方式とも呼ばれますが、まず、プリンタヘッドから結合剤を吹き出し、石膏の粉末を硬化させ積層していくことで造形します。
データに模様などの色情報を加えることで、フルカラーの立体作品を作ることができます。
わたしは、おそらく、それを日本で初めて使い始めた世代だと思います。
これが「石膏粉末P」の名の由来です。粉末積層方式のフルカラー3Dプリンタはもう何年も使っていませんが、この頃の初心を忘れないために今でも「石膏粉末P」の名前を使い続けています。

3Dプリンターで作品を作られたのはいつから?

ボードゲームの駒を3Dプリンターで作ったのが原点です。

「ゲームマーケット」という電源を使わないゲーム専門のイベントがあります。「コミケのゲーム版」と言えばわかりやすいかも知れません。
ただ、「電源不要」のテーブルゲームという縛りがあるので、
出展されるのはカードゲームやボードゲーム、パズルや囲碁・将棋などになります。
わたしは、そのイベントでボードゲームの駒を出展しました。

 

それが群を抜くクオリティで大評判になったと・・・

一体300円〜1500円くらいで展示するんですが、テーブルの前に行列ができることもあり、高い評判を得たと思っています。そこでたくさん売れること、つまりたくさんの人によろこんでもらえることが最上の喜びです。
さらに、自分が作った駒でプレイをしている画像とかをネットで見かけたりすると、本当に嬉しいですね。

ギミックを取り入れた作品もたくさんありますが、そのキッカケは?

機構モノには、「サイコロを振る装置」を作ったのがキッカケで目覚めました。その名も「完全折り畳みダイスタワー」です。

コンパクトに折りたたんで収納・携帯ができ、速やかに展開して使用できます。 内部の板は平面ではなく、3Dプリンタならではの自由度の高い造形力を生かし、立体的な凹凸形状になっています。これにより、ダイスはよりランダムに転がります。自賛になりますが、「世界で最も洗練されたダイスタワー」のひとつだと思っています。

それまでも戦車のプラモデル(動かない静止モデル)を自分で改造してラジコンにしたりもしていますが、「光る」「動く」などのギミックを取り入れた作品って面白いですね。


【インタビュー後編に続く】

※後編では、からくり人形のようなギミックを取り入れた作品例や、作家以外での活動、そして、ケムールで今後景品として紹介される作品の一部についての情報を掲載予定です!

インタビュー後半はこちら▼

神か?悪魔か?孤高の3D造形師「石膏粉末P」のインタビュー【後編】

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