目次
葉巻と紙巻きタバコの違い①:構造・大きさ


葉巻と紙巻きタバコの違い②:法律上の扱い

定義
法律上の定義における葉巻タバコと紙巻きタバコの違いは、「1番外側がタバコ葉(を含むもの)で巻かれているか、タバコ葉を含まない紙などで巻かれているか」という点だけです。内部の細かい構造やサイズなどに関係なく、「タバコ葉をタバコ葉で巻いたもの」を葉巻タバコ、「タバコ葉を紙で巻いたもの」を紙巻きタバコと呼んでいます。 なお、リトルシガーの構造やサイズは紙巻きタバコとほぼ同じですが、タバコ葉を紙状に成型した「シートタバコ」を巻紙として使っています。そのため、法律上は紙巻きタバコではなく葉巻として扱われるのです。税金
紙巻きタバコにかかるたばこ税は、タバコの本数当たりで決められています。2021年10月の増税時点では、1,000本当たり15,244円です。中に入っているタバコ葉の重量や消費者への販売金額などは、実は関係ありません。 これに対し葉巻タバコは、重量1gを紙巻きタバコ1本に換算してたばこ税がかけられます。つまり、大きくて重い葉巻であればたばこ税も高く、小さければ安くなるのです。 かつてのリトルシガーはこの仕組みを利用し、タバコ葉の重量を1g未満にすることでたばこ税を抑え、安く販売できていました。しかし、2020年から2段階に分けてメスが入り、2021年10月の増税で紙巻きタバコと同じ税金が課されるようになったため、以前ほど安いタバコではなくなっています。葉巻と紙巻きタバコの違い③:道具

シガーカッター
葉巻には吸い口がないため、「シガーカッター」で先端を切断して吸い口を作ります。シガーカッターにはギロチン式、シザー(ハサミ)式、パンチ式といった種類があり、それぞれ使い勝手や口当たりへの影響が異なるため、好みで選ぶといいでしょう。ライター、マッチ
葉巻は炙るようにしてゆっくり着火する必要があるため、ライターは火力の強いものがおすすめです。オイルライターはニオイが移ってしまうので、ガスライターが適しています。マッチを使うなら、長くて硫黄のニオイが少ない葉巻用マッチがベストです。灰皿
灰皿は葉巻を置けるよう、深くて幅広の溝が付いた葉巻用のものを使いましょう。一般的な灰皿だと、安定して置くことができません。シガーケース
葉巻を携帯するなら、湿気や衝撃から守るためのシガーケースも必要です。アルミ製や革製のケースがよく使われます。葉巻と紙巻きタバコの違い④:吸い方

基本的な手順
道具の項目でもご紹介しましたが、まずは葉巻の先端をシガーカッターで切断して吸い口(ヘッド)を作り、反対側(フット)をライターやマッチで炙って着火します。葉巻を回転させ、フットを全体的に炭化させるといいでしょう。着火が完了したら吸うことができます。持ち方は基本的に自由です。 また、葉巻は灰をなるべく多く残しておいた方が、過燃焼を防げるので美味しくなります。紙巻きタバコのように頻繁に灰を落とすのではなく、2cmくらい灰を溜めてからポキッと折るように落としましょう。吸い終わりの目安は、全体の2/3~3/4辺りまで吸った時です。もみ消す必要はなく、灰皿の上にしばらく置いておくと自然に火が消えます。肺喫煙と口腔喫煙
紙巻きタバコの吸い方は、煙を肺まで入れる「肺喫煙」が一般的です。一方、葉巻は煙を肺まで入れず、口の中にとどめる「口腔喫煙」で味わいます。葉巻は芳醇な香りを楽しむのが最大の目的ですし、フィルターが付いていないので肺に入れるにはきつく、口腔喫煙でも十分なニコチンを摂取できるからです。 口腔喫煙の基本的な方法としては、頬の力を使ってゆっくりと煙を吸い込み、口の中で転がすようにして味わいます。吐き出す時は、自分の前にフワ~ッと煙を出しましょう。煙を吸い込むペースは、1分~2分に1回程度で十分です。長いものだと1本で1時間半~2時間程度も楽しめるので、じっくりと味わってください。葉巻と紙巻きタバコの違い⑤:保管方法

葉巻と紙巻きタバコの違い⑥:買える場所

葉巻と紙巻きタバコの違い⑦:値段

葉巻と紙巻きタバコの違い⑧:生産国

まとめ
葉巻と紙巻きタバコは、材料がタバコ葉であるという点は共通していますが、実際には別の嗜好品に近いかもしれません。それぞれ別々の魅力がありますから、機会があれば吸い比べてみるのがおすすめです。現在はネット通販の存在もあり、葉巻を購入して吸うこと自体は簡単にできるので、ぜひ気軽に試してみてください。