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そもそもどんな心理でタバコをポイ捨てする?


タバコのポイ捨てをするとどんな罪になる?

軽犯罪法違反
タバコのポイ捨ては、軽微な秩序違反に対する刑罰を集めた「軽犯罪法」に抵触します。タバコのポイ捨ては軽犯罪法第1条27号に該当し、30日未満の拘留か1000円以上1万円未満の科料が課せられる刑法違反です。軽犯罪法違反は刑事罰の中で一番軽い罪ですが、犯罪行為であることに変わりはありません。
また、軽犯罪法違反には問われなくても、自治体が定める法令違反になる可能性があります。全国さまざまな自治体ではタバコのポイ捨てに関する条例を制定しており、過料を科すなどのペナルティを設けている自治体も珍しくありません。
道路交通法違反
車の中で喫煙するという方も多いでしょうが、車の窓からタバコをポイ捨てした場合には「道路交通法違反」の罪に問われます。刑が確定すれば、5万円以下の罰金を命じられるので厳重な注意が必要です。車で走行中にタバコをポイ捨てすれば、マナー違反どころか通行人にケガをさせる恐れもあります。
タバコのポイ捨てをしてその場で逮捕されることは考えにくいです。しかし、質問に答えなかったり逃げようとしたりすれば、その可能性は否定できません。悪いことをしている意識があっても、道路交通法違反に抵触することは知らなかったという方は注意が必要です。
廃棄物処理法違反
タバコのポイ捨ては廃棄物処理法違反に触れる恐れもある不法行為です。廃棄物処理法違反は、何度も同じ行為をくり返すなど、悪質な廃棄行為に適用されることが多い法律で、タバコのポイ捨ても度が過ぎれば該当することがあります。
現にタバコのポイ捨てについては「廃棄物の処理および清掃に関する法律」違反に当たり、有罪となれば罰金1000万円以下か5年以下の懲役という重い罰を受けることになります。廃棄物処理法違反になれば、逮捕の可能性も否定できないことを肝に銘じなければなりません。
火事につながるケースでは逮捕もあり得る
タバコのポイ捨ては失火罪や放火罪などになることもあります。吸いかけのタバコを捨てたことなどが原因で万一火事が発生すれば失火罪に、故意に火をつける目的でポイ捨てすれば放火罪に問われます。
失火罪は場合によっては罰金50万円以下、放火罪に問われた場合の刑罰は罪状によって異なりますが、懲役刑が課される可能性もある重罪です。
タバコのポイ捨てが火事の確率を上げる?

ポイ捨て
タバコのポイ捨てによる火災の発生率は明らかにされていません。しかし、十分に消火されていないタバコが火種となって燃えやすいものに燃え広がる恐れは常にあります。
タバコが捨てられがちな道路や公園などには枯れ草が生えていたり、近くにゴミが落ちていたりすることもあるなど、火事の危険が潜んでいます。ポイ捨ては火事の原因になり得ることをいつでも念頭に置き、吸い殻は灰皿に捨てるという当然のマナーを守ることが大切です。
タバコの消し忘れ
タバコを消す時に、食べものが入っていた容器などを使ったことがある人は多いかもしれません。本来タバコの火や灰を処理する用途のないものでタバコを消すと、タバコの火が十分に消火できておらず、容器が火種となって他に燃え移ってしまうことがあります。灰皿以外のものでタバコを始末せずに、携帯灰皿を必ず持ち歩くよう心がけましょう。
タバコのポイ捨てが深刻な環境汚染につながるリスクもある

タバコのポイ捨ては通報していい?通報されたらどうなる?

まとめ
タバコのポイ捨ては法令違反であるにもかかわらず、未だになくなる気配を見せません。見つかったら犯罪に問われる可能性があることはもちろん、火事発生や環境汚染などに加担することにもなりかねないため、愛煙家は携帯灰皿の使用と決してポイ捨てをしないという心がけを持つことが大切です。
