加熱式タバコのメリットって?紙巻きタバコとの比較から人気の理由を探る

加熱式タバコは近年急速に人気が高まっており、紙巻きタバコから切り替える人も大勢います。とはいえ、加熱式タバコを試したことがない方の中には、「一体何がそんなにいいんだろう?」と感じる方もいるでしょう。実は加熱式タバコには、紙巻きタバコと比較して多くのメリットがあるのです。ここでは、加熱式タバコの人気の理由である数々のメリットをご紹介します。

加熱式タバコのメリット1:煙や臭いが気にならない

加熱式タバコの最大のメリットといっても過言ではないのが、紙巻きタバコのような煙が出ないことです。
紙巻きタバコは、タバコ葉に火をつけて燃焼させるという性質上、どうしても煙が出てしまいます。この煙は単に煙たいだけでなく、タバコの成分に由来する独特の刺激臭がして、髪や服などに付着することもあります。 そのため、喫煙時は周囲に配慮する必要があり、室内などでも喫煙室が設けられるなど、分煙することが主流となりつつあります。 たとえ「吸っていいですよ」と言われても、「やっぱりやめておこう」と遠慮してしまう方もいるでしょう。古今東西を問わず、タバコと煙は切っても切れない関係であり、喫煙者にとって大きな悩みだったのです。 しかし!加熱式タバコはそんな煙を出しません。なぜなら、加熱式タバコはタバコ葉を燃焼させないからです。加熱式タバコの基本的な仕組みは、タバコ葉を含むスティックを電気の力で加熱し、ニコチンを含むエアロゾル(微小な液体・固体の粒子と気体の混合体)を発生させて吸引するというもの。この方式なら、燃焼させなくてもタバコを味わえるというわけです。 また、臭いの原因物質の発生も大幅に抑えられ、紙巻きタバコのような刺激臭はほぼなくなりました。ただ、臭いがゼロというわけではなく、ほうじ茶や焦げたポップコーンに例えられる独特の臭いがします(通称・アイコス臭)。人によって好みは分かれますが、基本的には紙巻きタバコより気になりにくい臭いと考えていいでしょう。 こういった特徴により、加熱式タバコは紙巻きタバコに比べ、喫煙時に必要な配慮も小さくなりました。もちろん分煙は必要ですが、紙巻きタバコよりも非喫煙者に受け入れられやすくなったのは明らかで、タバコの歴史に大きな変革をもたらしたといえます。

加熱式タバコのメリット2:口の中がヤニで汚れにくい

加熱式タバコは紙巻きタバコと異なり、口の中がヤニ(タール)で汚れにくいという魅力もあります。従来の紙巻きタバコは、長く吸い続けると口の中にヤニが付着し、歯が黄色く染まってしまうのが難点でした。これは見た目が悪いだけでなく、強い口臭の発生源にもなってしまうため、人によっては煙より気になるポイントかもしれません。 また、ヤニは粘着性の高い物質のため、それ自体が他のヤニや汚れを引き付けるという悪循環をもたらします。ケアを怠って堆積したヤニを歯磨きだけで落とすのは難しく、どうしても落としたければ歯医者でクリーニングをしてもらわなければなりません。もちろんお金がかかるので、喫煙者にとっては頭の痛い問題でした。 その点、加熱式タバコから出るエアロゾルは、紙巻きタバコの煙に比べてヤニの量が大幅に抑えられています。そのため、歯がヤニで黄ばんでしまう心配はほとんどないのです。まったくヤニが付着しないわけではないのですが、日常の歯磨きで十分落とせるレベルなので、毎日しっかり歯磨きをしている方ならまず気にならないでしょう。

加熱式タバコのメリット3:壁紙や家具がヤニで汚れにくい

加熱式タバコは煙を出さず、エアロゾルに含まれるヤニの量も少ない……ということは、壁紙や家具がヤニで汚れにくいことを示しています。長年紙巻きタバコを吸っていると壁紙が茶色く汚れていくのは、多くの喫煙者の方が経験しているでしょう。加えて、家具にもヤニが堆積していくため、見た目の悪化・価値の低下を招く上に悪臭を放つのが難点でした。 こういった問題を改善するためには、壁紙の張り替えや家具の掃除を行う必要があります。賃貸物件に住んでいる方だと、退去する際に自己負担での壁紙の張り替えを求められることも多いでしょう。これらの手間や費用の負担は、決して小さくありません。だからといって放置すると、住環境が悪くなってしまうでしょう。 紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えれば、こういった問題はほぼなくなります。室内で長年紙巻きタバコを吸い続けたとしても、壁紙の汚れはほとんど気にならないレベルです。壁紙や家具が悪臭を放つこともまずありません。非喫煙者のお客様も、安心して家に招き入れることができます。

加熱式タバコのメリット4:火災や火傷の心配がほぼない

従来のタバコが引き起こす怖いものといえば、やはり火災です。タバコの消し忘れや寝タバコが原因で大火事になり、家が全焼……という事例は少なくありません。 また、火の付いた先端にうっかり触れれば火傷をしてしまいます。これはタバコ葉を燃焼させて吸うという性質上、どうしてもなくすことができないリスクです。 しかし、加熱式タバコならそもそも火を使わないため、火災や火傷のリスクはほぼありません。着火するためのライターやマッチも必要ないので、それらが引き起こす事故も防ぐことができます。 ただ、内部が高温になるのは事実であり、火災につながる可能性がゼロというわけではないので、燃えやすいものの近くでは使わないようにしましょう

加熱式タバコのメリット5:吸える場所が多い

先に少し触れた通り、最近はどのような場所でも分煙が求められています。2020年4月からは改正健康増進法が施行され、多くの建物内では原則として禁煙になり、喫煙所やタバコOKのお店でのみ吸えるようになりました。 昔はオフィスやバスの中でさえ、タバコの煙がもくもく漂っていたことを考えると、隔世の感があります。 これは加熱式タバコも例外ではなく、基本的には喫煙所で吸わなければなりません。 しかし実は、「紙巻きタバコや葉巻はNGだけど、加熱式タバコなら喫煙OK」という「加熱式たばこ専用喫煙室」の設置が認められています。 つまり加熱式タバコは、他のタバコに比べて吸える場所が多いのです。いつも苦労して喫煙スペースを探している方は、加熱式タバコに切り替えてみるといいかもしれません。

加熱式タバコのメリット6:無駄な「ながらタバコ」を防げる

これは意外と気付きにくいかもしれませんが、加熱式タバコには「ながらタバコ」を防げるというメリットがあります。というのも、加熱式タバコは「くわえタバコ」ができないからです。本体はそれなりの重量があるので、くわえたまま他の作業をするのは難しく、無理にくわえたとしてもスティックが抜けてしまいます。 「それはむしろデメリットじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、少し考えてみてください。くわえタバコで何らかの作業をしていたところ、大して味わいもしないのにタバコが灰になっていた……という経験はないでしょうか? これは非常にもったいない話ですし、タバコの値上がりが続いている昨今では、なおさら避けたい行為です。 その点、加熱式タバコは手で持って吸う必要があるため、漫然と「ながらタバコ」をするのを防ぐことができます。 これは1本1本のタバコを大切に吸うことにつながり、タバコ代の節約も期待できるでしょう。加熱式タバコを通じて、タバコをじっくり味わって吸う楽しさを再確認してみてください。

まとめ

加熱式タバコには、非常に多くのメリットがあります。今後、紙巻きタバコなどから切り替える人もさらに増えていくでしょう。もちろん、紙巻きには紙巻きの魅力があるので、よく比較した上で自分に合ったタバコを見つけることが大切です。まずは一度、加熱式タバコを味わってみてはいかがでしょうか。

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