コンビニで買える大人気タバコ「セブンスター」全10種類を一覧で紹介|銘柄の違いも詳しく解説

目次

セブンスターってどんなタバコ?


セブンスターは、JT(日本たばこ産業)が製造・販売している紙巻きタバコの銘柄です。
タバコ葉は国産が中心で、セブンスター独自のドメスティックブレンドを採用。タバコ葉本来の旨味や香りが楽しめ、吸い応えや吸い安さも抜群です。
発売当初から高い人気を誇り、中でもセブンスター・オリジナルは、単独銘柄別の売上ランキングで1位に君臨しています。
愛称は「セッター」「ブンタ」などです。星を散りばめたような星小紋のパッケージも特徴の1つで、これまで大きく変更されることなく愛され続け、全国各地のコンビニで買うことができます。

セブンスターの歴史


セブンスターの歴史は、1969年(昭和44年)日本で初めてチャコールフィルターを採用したたばことして発売されたことから始まります。当時、日本のたばこはフィルター付きが主流でしたが、チャコールフィルターは活性炭を使ったフィルターで、雑味を抑えることによって味をマイルドにする効果がありました。セブンスターの発売は、日本のたばこ業界に大きな影響を与え、その後、チャコールフィルター付きたばこが主流となっていきます。
セブンスターの発売当初の価格は100円で、当時は大卒初任給が34,100円だった時代ですから、高級品だったといえるでしょう。

セブンスターのパッケージは、発売当初から基本デザインを変えることなく続いており、初代パッケージには3189個もの星が使われていました。現在は、注意文言を掲載する関係から星の数は2600個程度まで少なくなっています。
セブンスターの人気は発売当初から高く、1975年から1977年まで売り上げ第1位を記録しました。その後は派生商品のマイルドセブン(現:メビウス)のオリジナル・ライト・スーパーライトに次ぐ売り上げとなっていましたが、2008年度第1四半期(4月 – 6月)に売り上げ第1位に返り咲きました。

セブンスターの特徴


セブンスターは、タバコ葉本来の香りを活かした豊かで芳醇な香りがあります。そして、チャコールフィルターによって雑味が抑えられ、マイルドでスッキリとした味わいがあるのも特徴です。また、雑味が抑えられながらもタバコ葉本来の旨味やコクもしっかりと感じられるという人も多いですね。
決して珍しい風味ではありませんが、タバコならではの「王道」な風味を楽しめる点がセブンスターの最大の特徴であるといえるのかも知れません。このような風味が長きにわたって多くの愛煙家から支持される理由のひとつなのでしょう。

★「セブンスター」について鈴木涼美が語る! たばこのことば_鈴木涼美_アイキャッチ

セブンスターのレギュラー全6種類を紹介


ここでは、セブンスターのレギュラー全銘柄を紹介していきます。セブンスターのレギュラーといっても様々な銘柄がありますから、こちらを参考にご自身に合うのはどの銘柄が考えてみてください。

セブンスター

タール 14mg
ニコチン 1.2mg

最初に発売された、いわゆる「セブンスター・オリジナル」と呼ばれる銘柄です。タバコ本来の香りや旨味、ほろ苦さ、吸いごたえなど、さまざまな要素を兼ね備えた、非常にバランスの良い銘柄です。セブンスターが長年愛され続けるのも頷けます。

セブンスター・ボックス

タール 14mg
ニコチン 1.2mg

セブンスター・オリジナルのボックス版で、中身のタバコはまったく同じです。あくまでも個人の感じ方の問題ですが、ボックスはソフトパックに比べて気密性が高いため、風味を保ちやすいとされています。 逆にいうと、ボックスは湿気を帯びにくく辛くなりやすいということです。持ち運びやすさなども含め、好みで選ぶのが良いのではないでしょうか。

セブンスター・10・ボックス

タール 10mg
ニコチン 0.8mg

セブンスター・オリジナルよりタールとニコチンを少し落としたタイプとなります。いわゆるライトな銘柄です。もちろん、ベースとなったオリジナルの芳醇な香りや甘み、スパイシーさなどはしっかり残っていますのでご安心ください。オリジナルでは少し重すぎるという方やタバコ初心者の方にもおすすめできる銘柄です。

セブンスター・7・ボックス

タール 7mg
ニコチン 0.6mg

タール10mgのものよりもさらにライトな銘柄がこちらです。とにかく吸いやすく、初心者にも向いた銘柄だといえます。タール値が低いので、強いタバコが好きだという方には物足りないかも知れません。

セブンスター・4

タール 4mg
ニコチン 0.4mg

セブンスターの中で最もライトなのがこちらの銘柄です。軽くてもセブンスターの味わいは確実に残っているのがすごいところ。とにかく軽いタバコがいい方はここから試してみましょう。黒を基調としたパッケージもカッコ良いですね。

セブンスター・ボールド・ブラック

タール 18mg
ニコチン 1.7mg

2022年5月に新しく発売されたのがこのボールド・ブラックです。低タール化の流れに逆らう18mgという高タール商品で、セブンスター最強の吸いごたえがあります。チャコールフィルターで雑味を抑えることで、たばこ本来の旨味・香りを活かした重厚な味わいを楽しめます。強めのタバコが好きだという方には是非おすすめしたい銘柄です。

セブンスターのメンソール全2種類を紹介


ここでは、セブンスターのメンソール全2銘柄とその口コミを紹介していきます。銘柄数は2つと少ないですが、どちらも実に魅力的なタバコです。メンソールが好きな方にはぜいちど試していただきたいです。

セブンスター・メンソール・12・ボックス

タール 12mg
ニコチン 1.0mg

12mgというしっかりとしたタール量のメンソールタバコです。セブンスターの芳醇な香りやキレのある味わいに、強メンソールが絶妙にマッチしています。抜群の吸い応えと爽快感を同時に楽しめます。「キック感の強さやメンソールの感じが相まって癖になる」という口コミも見られました。

セブンスター・メンソール・5・ボックス

タール 5mg
ニコチン 0.5mg

タール5mgという軽めのメンソールとなっています。適度なメンソール感が、タバコ葉の香りや味わいを引き立ててくれます。初心者の方でも吸いやすいのではないでしょうか。逆にメンソールを喫い慣れている人は少し物足りなく感じてしまうかも知れません。

セブンスターの免税店限定全2種類を紹介


セブンスターといえばどのコンビニでも見かけるような人気銘柄です。しかし、そんなセブンスターの中にはコンビニにおいていない銘柄があります。実は、免税店でしか買えない銘柄があるのです。その2つの銘柄について解説していきます。

セブンスター・プライムリーフ・12・ボックス

タール 12mg
ニコチン 1.1mg

セブンスター・プライムリーフ・12・ボックスは、国産100%のタバコ葉から葉脈や茎等を取り除いた厳選部位を使用した銘柄です。とても滑らかで柔らかく、それでいて吸い応えのある味わいを楽しめます。まさに「prime」なタバコだといえるでしょう。免税店でしか扱っていないだけあって、高級感溢れるタバコです。20本×10箱で4,500円のカートン売りしかしていないので注意が必要です。

セブンスター・プライムリーフ・8・ボックス

タール 8mg
ニコチン 0.7mg

上質なタバコを味わいたいけれど重いのは苦手……という方には、こちらの8mgがおすすめです。品質の高さはそのままにセブンスター・プライムリーフがライトになっており、国産タバコ葉100%の豊かな風味を満喫できます。こちらも20本×10箱で4,500円のカートン売りしかしていないので注意が必要です。

【編集部チョイス】セブンスターに風味が近いと言われる紙巻きタバコを紹介


セブンスターは風味にすぐれた素晴らしいタバコですが、 そんなセブンスターに風味が似たタバコは存在するのでしょうか。結論からいえば、存在します。ここでは、ケムール編集部の独自調査で「セブンスターに風味が近い」と判断した4つのブランドを紹介します。

ウィンストン・キャスター・ホワイト


かつて存在していた「キャスター」ブランドがウィンストンに統合され「ウィンストン・キャスター・ホワイト」が誕生しました。人気ブランドであるウィンストンの一部となったのです。クセのない味わいがありながら、甘さが香る絶妙なバランスを持つ銘柄です。「なかなか喫いごたえがある」という口コミも見られます。

アメリカンスピリット


無添加のタバコ葉のみを使用しているアメリカンスピリットは、セブンスターと同様に、タバコ本来の旨みを存分に味わうことができます。後味はスッキリとしており、キツさが少ないのが特徴だといえるでしょう。コンビニに行けば必ずといって良いほど置いてある人気ブランドです。

メビウス


セブンスターと同様にチャコールフィルターを使用しているメビウスは雑味が抑えられ、マイルドでスッキリとした味わいが特徴となっています。同じメビウスブランドの中には非常に多くの銘柄があり、銘柄の豊富さでいえばセブンスターを上回ります。

ハイライト


香料としてラム酒フレーバーをしようしているハイライトは、甘くて香ばしい風味が特徴となっています。しかし、決してタバコの香りがラム酒フレーバーに負けてしまっているということはなく、セブンスターと同様にタバコ葉本来のコクと旨みを楽しむことができます。銘柄は「ハイライト」と「ハイライト・メンソール」の2つしかありませんが、非常に人気のあるブランドです。

ラッキーストライク


ラッキーストライクはパッケージが特徴的なだけではなく、トーストしたような香りも非常に特徴的なタバコです。苦みと酸味のバランスも良く、昔から多くの愛煙家に支持されてきました。セブンスターに比べて銘柄の数は多く、いくつもの銘柄の中からご自身の好みに合ったものをきっと見つけられるでしょう。

【編集部チョイス】セブンスターに風味が近いと言われるリトルシガーを紹介


紙巻きタバコよりも価格が安い傾向にあるリトルシガー。タバコがどんどん値上がりするなかでリトルシガーへの乗り換えを検討している愛煙家も少なくないのではないでしょうか。ここでは、セブンスターに風味が近いと思われるリトルシガーを紹介していきます。

フォルテ


フォルテは人気のあるリトルシガーのひとつです。低価格ながら品質の良いタバコ葉を使用しており、多くの方から愛されています。「純粋にタバコの葉の味を楽しめる」という口コミも見られました。タバコ葉の味を楽しめるセブンスターが好きな人なら、きっとフォルテとも相性が良いのではないでしょうか。

ロック


コンビニでよく見かけるリトルシガーがロックです。派手な色を使ったデザインも目を引きますね。5つの銘柄が存在しますが、すべてスーパースリムタイプのリトルシガーです。なかなか喫いごたえがあり、愛煙家からの評価も高いようです。タバコならではの味を楽しめるセブンスターが好きな人は気に入るのではないでしょうか。

ダブルハピネス


ダブルハピネスはインドネシアで生産されているリトルシガーです。低価格ながら品質の高いタバコ葉を使用しています。「タバコの味が大好きだけどお金が…」という人にとっては、気軽にタバコ気分を味わえるダブルハピネスがおすすめです。

こんな人はセブンスターが好き


タバコのブランドは数えきれないほど存在しますが、それぞれ固定のファンがいるものです。もちろん、セブンスターにも固定のファンが多くいます。それでは、どんな人がセブンスターのファンになりやすいのでしょうか。

キック感を味わいたい人

やはり、タバコのキック感を味わいたいという人はセブンスターが好きになりやすいでしょう。タバコには様々な魅力がありますが、キック感もタバコの大きな魅力のひとつです。チャコールフィルターによって雑味を抑えながらもタバコ本来の旨みを味わえるセブンスターのキック感は格別です。 他のブランドのキック感では物足りないという人も、セブンスターなら満足できるのではないでしょうか。

濃厚な風味を感じたい人

「タバコを喫うからには濃厚な風味を感じたい」と考えている人にとっては、セブンスターは最高のブランドかも知れません。タバコらしい「王道」な味と香りを備えたセブンスターなら、タバコ本来の濃厚な風味を味わうことができます。他のブランドでは物足りずにセブンスターに戻ってくる人の中には、戻ってきた理由としてセブンスターの濃厚な風味を挙げている人もいます。

タバコのパッケージが気になる人

タバコのパッケージというのもかなり重要な要素です。「パッケージが恰好良かったから」という理由でタバコを選ぶ人もいます。セブンスターのパッケージデザインはシンプルで渋く、独特の魅力があります。パッケージのデザインを気にする人にとっても、セブンスターのデザインなら不満はないのではないでしょうか。発売された当初から基本的なデザインは変わっていませんが、パッケージデザインはセブンスターの大きな魅力のひとつだといえるでしょう。

セッター?ブンタ?


人気のあるタバコブランドには愛称がつきものです。アメリカンスピリットなら「アメスピ」ですし、マイルドセブン(現メビウス)には「マイセン」という愛称がありました。セブンスターの場合は「セッター」もしくは「ブンタ」となるようです。愛称がふたつあるなんてマクドナルドの「マック」「マクド」みたいで面白いですね笑。実はセブンスターの愛称「セッター」「ブンタ」をデザインした限定パッケージが発売されたこともあるんですよ。大手広告代理店の博報堂が行なった調査によると、全国で最も知られている愛称が「セッター」で次点が「ブンタ」ということです。皆さんはどちらの愛称がお好きですか?

セブンスターの木


北海道の美瑛町(びえいちょう)というところには「セブンスターの木」と呼ばれる大きくて美しい木があります。1976年に「セブンスター」の観光たばこのパッケージに採用されたことから、この名で呼ばれるようになったということです。今では美瑛町の観光名所のひとつになっています。セブンスター愛好家ならいちど訪れてみたい場所ですね。

実際にセブンスターを喫ってみた


編集部員・小梅之々が普段喫っているのはラッキーストライク・FK。

ラッキーもセッタもタバコらしい味わいのタバコという点では似通っていますが、ラッキーは11mgなので、セブンスターの14mgはやや重め。
また外国タバコと日本タバコという違いもあります。

封を切ると、やや香ばしめなクセのない香り。
ラッキーと比べると、フィルターも少し長めです。

ちなみに小梅、セッタを喫うのは初めて。

その味わいやいかに……?


煙のキック感は思っていた通りしっかりとありました。
しかし、これぞチャコールフィルターの成せる技ということなのか、味わいはまろやかでクセがありません。

Mはマールボロ、ラッキーなど外国タバコばかりの喫煙遍歴の持ち主であるためか、すこし物足りないような気も…(個人差があります)。

タールの表記の割りに喫いやすい。
ので、すぱすぱ喫えてしまいます。

初心者が「カッコつけたくて喫う」みたいな感じで選んでも、全然いけそうです。

本数が増えそう…という危険を感じて、小梅はセッタを封印しましたとさ。

セブンスターの値段


愛煙家を最も悩ませているもの、それはタバコの値段です。定期的に値上げが敢行された結果、タバコはもはや気軽に買えるような嗜好品ではなくなってしまいました。タバコ1箱買う値段でお弁当が買えたりしてしまいますからね。もちろん、セブンスターも値上げと無縁ではありません。ここではセブンスターの値段について解説していきます。

セブンスターの値段の推移

調査の結果、セブンスターの値段の推移は以下の表のようなものになりました。

時期 値段(税込)
1969年2月~ 100円
1975年12月~ 150円
1980年4月~ 180円
1983年5月~ 200円
1986年5月~ 220円
1997年4月~ 230円
1998年12月~ 250円
2003年7月~ 280円
2006年7月~ 300円
2010年10月~ 440円
2014年4月~ 460円
2018年10月~ 500円
2019年10月~ 510円
2020年10月~ 560円
2021年10月~ 600円

出典:値上げ備忘録

日本が高度経済成長に入った時期やバブル期に値上げしたのは一般的な物価上昇に伴うものだったと思われます。しかし、2018年からの毎年のような値上げは国の政策を反映したものです。それにしても、こうやって表になったものを見ると、本当にタバコは高くなりましたね。ひと箱600円なんて、安いお店でランチが食べられてしまうような値段です。

セブンスターは値上がりするのか

セブンスターの過去の値上げについて解説しましたが、セブンスターの今後の値段はどうなっていくのでしょうか。調べてみたところ、2023年以降にセブンスターをさらに値上げするという確定的な情報は見当たりませんでした。まずはひと安心といったところでしょうか。しかし、油断は禁物です。防衛費の増額に伴う増税が検討されているような状況ですから、今後いつセブンスターが 値上げされるか分かりません。値段については、今後も注意深く見守っていく必要があるでしょう。

まとめ

セブンスターの概要や歴史、そして銘柄や値段について解説しました。セブンスターはこれからも人気のあるブランドであり続けるでしょうが、値段なども考慮してリトルシガーへの乗り換えなども検討しても良いかも知れませんね。しかし、タバコ本来の旨みを楽しめるセブンスターが懐かしくなり、戻ってきてしまう人も少なくないのではないでしょうか笑。それだけセブンスターというタバコは魅力的なのだと思います。

★「セブンスター」について鈴木涼美が語る! たばこのことば_鈴木涼美_アイキャッチ

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