タバコの銘柄は実に多種多様で、知る人ぞ知るマニアックな銘柄もあれば、喫煙者でなくとも知っているような超有名銘柄もあります。
中でも「ド定番」といっていいほど有名で、多くの喫煙者に愛されているのが「セブンスター」です。
ここではセブンスターの特徴や、全銘柄のスペック・口コミをご紹介します。
セブンスターってどんなタバコ?
セブンスターは、JT(日本たばこ産業)が製造・販売している紙巻きタバコの銘柄です。
タバコ葉は国産が中心で、セブンスター独自のドメスティックブレンドを採用。タバコ葉本来の旨味や香りが楽しめ、吸い応えや吸い安さも抜群です。
発売当初から高い人気を誇り、中でもセブンスター・オリジナルは、単独銘柄別の売上ランキングで1位に君臨しています。
愛称は「セッター」「ブンタ」「七つ星」などです。星を散りばめたような星小紋のパッケージも特徴の1つで、これまで大きく変更されることなく愛され続けています。

セブンスターの歴史
セブンスターが発売されたのは、1969年(昭和44年)2月1日です。当時、日本で初めてチャコールフィルターを採用したタバコとして注目されました。 チャコールフィルターは活性炭を使ったフィルターで、雑味を抑え味をマイルドにする効果があります。
現在では当たり前のように使われているこのフィルターも、セブンスターが先駆けだったのです。
これまで数多くの銘柄が発売されてきましたが、現在は全9種類に落ち着いています。そのうち2種類は免税店限定商品なので、実質的には7種類といってもいいでしょう。
これは、同じJTの主力銘柄であるメビウスの種類が非常に多いのとは対照的です。それだけセブンスターが完成されたタバコであり、余計なものはいらないというファンが多いのかもしれません。
セブンスター全銘柄の特徴と口コミ
2022年1月現在、セブンスターは全11銘柄がラインナップされています。大元が美味しいタバコなのでどれも素晴らしい味わいですが、やはり自分に合った銘柄を見つけ出すのがおすすめです。
参考として、全銘柄の基本スペックと口コミをご紹介します。
レギュラータバコ5種類
まずは、基本となるレギュラータバコからです。タールとニコチンの量が異なる5種類が用意されています。
なお、価格は後述するメンソールも含めて1箱600円です。やや高い部類に入りますが、それに見合った喫味と満足感があります。
セブンスター
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター | 14mg | 1.2mg | 20本 | 600円 |
1番最初に発売された、いわゆるセブンスター・オリジナルです。前述した通り、紙巻きタバコの売上トップを誇ります。タバコ本来の香りや旨味、ほろ苦さ、吸いごたえなど、さまざまな要素を兼ね備えており、長年愛され続けるのも頷けます。
セブンスター・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・ボックス | 14mg | 1.2mg | 20本 | 600円 |
セブンスター・オリジナルのボックス版で、中身は同じです。あくまでも個人の感じ方の問題ですが、ボックスはソフトパックに比べて気密性が高いため、風味を保ちやすいとされています。 逆にいうと、ボックスは湿気を帯びにくく辛くなりやすいということです。持ち運びやすさなども含め、好みで選ぶといいでしょう。
セブンスター・10・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・10・ボックス | 10mg | 0.8mg | 20本 | 600円 |
こちらはタールとニコチンを少し落としたタイプ、いわゆるライトな銘柄です。もちろん、ベースとなったオリジナルの芳醇な香りや甘み、スパイシーさなどはしっかり残っています。オリジナルでは少し重すぎるという方におすすめです。
セブンスター・7・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・7・ボックス | 7mg | 0.6mg | 20本 | 600円 |
タール10mgでもまだ重いという方は、7mgのこちらをどうぞ。万人受けする味わいでとにかく吸いやすく、初心者にも向いています。
セブンスター・4
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・4 | 4mg | 0.4mg | 20本 | 600円 |
セブンスターシリーズの中で1番軽いのが、このセブンスター・4です。軽くてもセブンスターの味わいは確実に残っているのがすごいところ。とにかく軽いタバコがいい方はここから試してみましょう。
メンソールタバコ2種類
セブンスターはレギュラーの印象が強いタバコですが、メンソールも用意されています。セブンスターらしさはしっかり残っており、それでいて爽快感があるのが魅力です。
メンソール好きの方はこちらから試してみましょう。
セブンスター・メンソール・12・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・メンソール・12・ボックス | 12mg | 1.0mg | 20本 | 600円 |
12mgという十分なタール量のメンソールです。セブンスターの芳醇な香りやキレのある味わいに、強メンソールが絶妙にマッチ。抜群の吸い応えと爽快感を同時に楽しめます。
セブンスター・メンソール・5・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・メンソール・5・ボックス | 5mg | 0.5mg | 20本 | 600円 |
タール5mgという軽めのメンソールです。ほどほどのメンソール感が、タバコ葉の香りや味わいを引き立ててくれます。初心者やメンソールが苦手な方でも吸いやすいでしょう。
免税店限定タバコ2種類
セブンスターには、国内の免税店のみで購入できるレアな銘柄もあります。気軽に買えるタバコではありませんが、その品質はとても高く、外国人観光客のお土産としても人気があるほどです。セブンスターファンなら、ぜひ一度味わってみましょう。
セブンスター・プライムリーフ・12・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・プライムリーフ・12・ボックス | 12mg | 1.1mg | 20本 | 4,500円(1カートン) |
セブンスター・プライムリーフ・12・ボックスは、国産100%のタバコ葉から葉脈や茎等を取り除いた厳選部位を使用。とても滑らかで柔らかく、それでいて吸い応えのある味わいを楽しめます。まさに「prime」なタバコです。
セブンスター・プライムリーフ・8・ボックス
銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 値段 |
セブンスター・プライムリーフ・8・ボックス | 8mg | 0.7mg | 20本 | 4,500円(1カートン) |
上質なタバコを味わいたい、でも重いのは苦手……という方には、こちらの8mgがおすすめです。品質の高さはそのままにライトになっており、国産タバコ葉100%の豊かな風味を満喫できます。なお、免税店限定なので当たり前ですが、非常に安いです。
【2022年最新版】美味しいタバコの銘柄はどれ!?特徴や口コミを紹介
まとめ
セブンスターは、まさにジャパニーズタバコの代表というべき逸品です。「いろいろ吸ったけど、結局セッターに戻ってきてしまう」という方も多く、世代を超えて日本中の喫煙者に愛されています。
売上頂点の座は、もはや不動に近いかもしれません。
初心者の方やまだ吸ったことがない方も、ぜひセブンスターを味わってみてください。
