リトルシガー(軽量葉巻)ってどんなタバコ?特徴や主な銘柄を紹介

高級感があってかっこいいタバコといえば、やはり葉巻(シガー)です。喫味も紙巻きタバコ(シガレット)とは一味違い、芳醇な香りが楽しめます。 とはいえ、吸い方や保管方法も紙巻きタバコとは異なることから、「ちょっと手を出しづらいな……」と感じる方もいるでしょう。そのような時におすすめなのが「リトルシガー(軽量葉巻)」です。ここではリトルシガーの特徴や、主な銘柄をご紹介します。

リトルシガーとは?

リトルシガーとは? リトルシガーは、紙巻きタバコと葉巻の中間的なタバコです。構造やサイズは紙巻きタバコとほぼ同じですが、1番外側は一般的な巻紙ではなく、タバコ葉を紙状に成形した「シートタバコ」で巻かれています。見た目は「茶色い紙巻きタバコ」です。 基本的な吸い方は紙巻きタバコと同じですが、喫味は紙巻きに近いものもあれば、葉巻寄りのものもあります(中身のタバコ葉による)。また、シートタバコを使っている分、紙巻きタバコよりも香り高くなります。葉巻の豊かな香りと、紙巻きタバコの手軽さを兼ね備えたタバコといえるでしょう。 なお、法律上の葉巻の定義は「タバコ葉をタバコ葉(を含むもの)で巻いたタバコ」なので、リトルシガーは葉巻に分類されます。そのため、タールやニコチンの量は記載されていません。

リトルシガーは紙巻きより安いって本当?

リトルシガーは紙巻きより安いって本当? リトルシガーを語る際に必ずといっていいほど話題に上るのが、「紙巻きタバコよりも安くてコスパがいい」というものです。本当なら、タバコの値上げが続いている現状ではとてもうれしい話ですが、実際のところはどうなのでしょうか? リトルシガーが安いといわれる理由と、その実態について見ていきましょう。

リトルシガーが安「かった」理由

最初に結論をいうと、リトルシガーは紙巻きタバコに比べて大幅に安いもの「でした」。その理由は、リトルシガーが葉巻に分類されること、そして紙巻きタバコと葉巻にかかるたばこ税の違いにあります。 簡単にいうと、紙巻きタバコの税率は「本数」によって決まります。1本のタバコに何gのタバコの葉が入っていようと、税率は変わりません。これに対し、葉巻は1本あたりの重量が大きいことから、タバコ葉1gを紙巻きタバコ1本に換算し課税することになっています。つまり葉巻は、タバコ葉の量を減らすことで税率を下げられるのです。 この仕組みを利用し、まずはシートタバコを巻紙に使って葉巻扱いに。その上で、1本のタバコに含まれるタバコ葉を1g未満にすると、たばこ税は紙巻きタバコより安くなります。そのためリトルシガーは、外見や本数が同じでも、紙巻きタバコより大幅に安く販売できていたというわけです。

現在は紙巻きタバコと同じ税金がかかる

リトルシガーの安さの秘密は、一種の「とんち」のようなもので、非常にうまいやり方だったといえます。しかし残念ながら、財務省はこのやり方を長くは見逃してくれませんでした。「リトルシガーは紙巻きタバコとの類似性がある」ということで、2020年から2段階に分け、紙巻きタバコと同等になるように税率が引き上げられたのです。 そして、2021年10月の増税により、リトルシガーの税率は紙巻きタバコとまったく同じになってしまいました。「リトルシガーはたばこ税が安いから値段も安い」という話は、すでに過去のものなのです。これも時代の流れということでしょうか。

それでも安くてうまい銘柄は多い

税負担は紙巻きと同じになってしまったリトルシガーですが、だからといって「値段も紙巻きと同等になった」というわけではありません。リーズナブルなタバコというポジションを維持するためか、ワンコイン以内で購入できるリトルシガーは今でもたくさんあります。1箱600円に到達してしまった紙巻きもあることを考慮すると、十分な安さです。 また、そもそも紙巻きタバコとは喫味が異なる製品も多く、単純に比較できるわけではありません。葉巻に興味がある方の入り口としても、リトルシガーはおすすめです。価格だけにとらわれず、いろいろ吸い比べてみるといいでしょう。

リトルシガーの豆知識

リトルシガーの豆知識 リトルシガーの構造は紙巻きタバコとほぼ同じですが、葉巻の要素も入っているということで、吸う時に少し戸惑ってしまう方もいるはずです。そこで、ぜひ知っておきたいリトルシガーの豆知識をいくつかご紹介します。

煙は肺に入れていいの?

葉巻の一般的な吸い方は、煙を肺まで入れず口の中で香りを楽しむ「口腔喫煙」です。そのため、リトルシガーも肺喫煙ではなく口腔喫煙で吸うべきだという意見もあります。 しかし、リトルシガーには紙巻きタバコと同じようにフィルターが付いているため、煙を肺まで入れても特に問題はありません。前述したように、喫味が紙巻きタバコ寄りの銘柄もあれば、葉巻に近い銘柄もあります。どちらの吸い方がいいかは個人の好みにもよるので、いろいろ試してみて自分なりの吸い方を見つけるといいでしょう。

紙巻きより健康にいいの?

「リトルシガーは紙巻きタバコよりも健康にいい」という説があります。「口腔喫煙が基本で煙を肺まで入れないから」というのがその理由ですが、前述したように吸い方は人それぞれですし、口腔喫煙と肺喫煙の体への影響も単純比較はできません。 また、「巻紙にシートタバコを使っているので、燃焼促進剤などが含まれていないから体にいい」という意見もあります。確かに巻紙の添加物は紙巻きタバコより少ないのですが、一部の製品には燃焼促進剤が含まれていまし、そもそもタバコであるという点に違いはありません。体への影響については、紙巻きと同じだと考えた方がいいでしょう。

シガリロとは何が違うの?

リトルシガーと同じようなタバコとして「シガリロ」があります。シガリロはスペイン語で「小さい葉巻」という意味で、外見もそのまま小型の葉巻です。 日本ではリトルシガーもシガリロも同じものとして扱われていますが、海外では重量によって区別しているところもあります。たとえばアメリカの基準だと、1.36g~4.4gがシガリロ、1.36g未満がリトルシガーです。また、リトルシガーには基本的にフィルターが付いていますが、シガリロは付いているものも付いていないものもあります。 つまりシガリロは、リトルシガーと葉巻の中間的なタバコと考えていいでしょう。大きさも価格もリトルシガーより上なので、リトルシガーに慣れてきたら試してみるのがおすすめです。

リトルシガーの主な銘柄

リトルシガーの主な銘柄 現在日本では、いろいろなリトルシガーが販売されており、コンビニでも気軽に購入できます。もちろん大手3社からもリリースされており、有名な銘柄を受け継いだものもあるので、普段紙巻きしか吸っていないという方でもきっと馴染みやすいでしょう。リトルシガーの主な銘柄をご紹介しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。

JT(日本たばこ産業)

JTの主なリトルシガーは以下の通りです。ちなみに、わかば・エコー・ゴールデンバットの3銘柄は、いわゆる旧三級品の特例税率が廃止された際、安さを保つためにリトルシガーへチェンジしました。喫味は少し葉巻寄りになりつつも継承されているので、以前吸っていたという方はぜひ試してみましょう。
銘柄 定価 本数
キャメル・シガー 500円 20本
キャメル・シガー(スリム系) 490円 20本
ピース・リトルシガー 650円 20本
わかば・シガー 500円 20本
エコー・シガー 500円 20本
ゴールデンバット・シガー 500円 20本

PM(フィリップ モリス)

PMからリリースされているリトルシガーは、今のところ「フィリップ モリス」シリーズのみです。種類が少ないので、3銘柄をすべてご紹介します。
銘柄 定価 本数
フィリップモリス・ロードスター 480円 20本
フィリップモリス・ロードスター・メンソール 480円 20本
フィリップモリス・ロードスター・ミックス 480円 20本

BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)

BATの主なリトルシガーは以下の通りです。やはり、ケントやラッキー・ストライクといった人気の銘柄がリリースされています。なお、ラッキー・ストライクには「シガリロ」とついていますが、大きさや構造は他のリトルシガーと同じです。
銘柄 定価 本数
ケント・リーフ 550円 20本
クール・ループド 500円 20本
ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ 450円 20本

その他

大手3社以外でも、さまざまなリトルシガーが輸入販売されています。意外な銘柄が近所のコンビニやタバコ屋さんで売っていることもあるので、見かけたらぜひ試してみてください。
銘柄 定価 本数
キース 570円 20本
ジョーカー・カオス/カルマ 630円 20本
ジョーカー・トリックメンソール 520円 20本
チャップマン 590円 20本
アップスタイル 390円 16本
ハーベスト・キングサイズ 480円 18本
ハーベスト・スーパースリム 540円 20本
ブラックストーン 670円 20本
ボディショット 560円 20本
フォルテ16 390円 16本
フォルテ 460円 20本
ブラックジャック 490円 20本
ボヘーム・シガー 520円 20本
スウィッシャースイート・リトルシガー 620円 20本
キングエドワード・フィルターシガー 700円 20本
コルツ リトルシガー 650円 20本
キャプテンブラック リトルシガー 750円 20本
ダブルハピネス 470円 20本
ジェット 470円 20本
ジェット(KSボックス) 480円 20本
ロック 460円 20本

まとめ

リトルシガーは、葉巻の香り・喫味がどのようなものか知りたい時にうってつけのタバコです。基本的な吸い方は紙巻きタバコと同じなので、とても気軽に吸うことができます。相性がいいと感じたら、そこからさらにシガリロ、そして本格的な葉巻へと移ってもいいでしょう。税率が上がっても相変わらず安価な銘柄も多いので、ぜひ試してみてください。

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