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葉巻を保管する時はどうすればいい?正しい保管方法や注意点を解説
葉巻を保管する時はどうすればいい?正しい保管方法や注意点を解説
2022年1月14日
たばこトリビア
保管
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保管方法
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葉巻
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葉巻は芳醇な香りが楽しめ、至福のひとときを与えてくれるタバコです。外見はもちろん、吸い方や着火の手順なども紙巻きタバコと異なりますが、実は保管方法にも気を配る必要があります。 正しい方法で保管してこそ、本当に美味しい葉巻が楽しめるのです。ここでは葉巻の保管に使用する道具や、保管する際の注意点をご紹介します。
目次
1
葉巻の保管方法で何が変わるの?
2
葉巻を保管するための道具と使用方法
2.1
ヒュミドール
2.2
ジップロック、ボヴェダ(ヒュミディパック)
2.3
チュボス(シガーチューブ)
2.4
シガーケース(シガーホルダー)
2.5
ワインセラー
2.6
冷蔵庫
3
葉巻を保管するときに気をつけるポイント
3.1
乾燥のしすぎ
3.2
湿度が高すぎる
3.3
葉巻虫がいないか
3.4
ケースのフタはすぐに閉じる
3.5
直射日光に当てない
3.6
ヒュミドールのセットアップを忘れない
4
まとめ
葉巻の保管方法で何が変わるの?
葉巻を正しく保管しなければならない理由は、保管の環境が悪いと葉巻が劣化してしまうからです。葉巻は湿気や乾燥に弱い上に、空気に触れるだけでも酸化し、
せっかくの香りや味わいが損なわれてしまいます
。害虫やカビの被害にあうこともあるので、適切な保管環境を整えなければなりません。 一般的には温度20℃前後、湿度68%~72%程度で、直射日光の当たらない場所に密閉して保管するのがベストです。 葉巻専門店では、電子加湿システムを備えた大型のシガーキャビネットなど、専門的な設備を用意して大量の葉巻を保管・販売しています。 葉巻を購入できるお店が紙巻きタバコに比べて限られているのも、こういった設備が必要だからなのです。
葉巻を保管するための道具と使用方法
葉巻の品質を保って保管するには、適切な環境を整えるための道具が必要です。もちろん、どの道具も正しく使わなければ効果を発揮できません。葉巻の保管に用いる主な道具と、その使用方法を見ていきましょう。
ヒュミドール
葉巻を保管するための箱が「ヒュミドール」です。多くは高級感のある木製で、湿度を管理するための湿度計や加湿器が付いており、一定の湿度を保って葉巻を密閉保管できます。 もちろん、日光や虫食いから葉巻を守ることもできるので、葉巻を
一度にたくさん購入する方にとっては必須アイテムといっていいでしょう
。 デザインや大きさもさまざまで、最大収納数10本程度の小型のものもあれば、100本以上収納できる大型のものもあります。適切な湿度・温度を保つためにも、保管する葉巻の本数やサイズに合ったヒュミドールを選ぶことが大切です。 また、外出時に葉巻を入れて持ち運ぶための携帯用ヒュミドール(トラベルヒュミドール)もあります。 一般的なヒュミドールに比べてコンパクトで持ち運びやすく、耐久力も高く、中の葉巻が転がらないようセパレータがついているのが特徴です。旅行先などに多くの葉巻を持って行きたい場合は、できる限り携帯用ヒュミドールを使いましょう。
ジップロック、ボヴェダ(ヒュミディパック)
より手軽に葉巻を保管したい時は、ジップロックとボヴェダを使いましょう。ジップロックは食品の保存などによく使われる、ファスナー付きの袋です。中に葉巻を入れ、空気を抜いてファスナーを閉めれば、葉巻を密封保管できます。 そしてボヴェダは、保管容器内の湿度を一定に保ってくれる湿度調整剤です。正確にいうとボヴェダはメーカー名で、製品名は「ヒュミディパック」といいます。
過剰な乾燥と湿気を両方防げるため、大変便利です
。葉巻の保管用としては、湿度69%や72%のものが適しています。 ジップロックに葉巻とボヴェダを入れて密封すれば、葉巻の品質を十分保って保管できるでしょう。ただ、ヒュミドールほどの厳密な管理は難しく、葉巻の大量保管には向いていません。少量の葉巻を保管しておきたい場合におすすめです。
チュボス(シガーチューブ)
チュボス(シガーチューブ)は、葉巻を1本だけ入れて持ち運べるケースです。アルミ製のものが多く、葉巻を購入した時についてくる(チュボスに入った状態で売られている)場合もあります。 葉巻を衝撃から守るための最低限の耐久性はありますが、
湿度や温度を調整する機能はありません
。長くても1日〜2日ほど持ち運ぶのに使うといいでしょう。
シガーケース(シガーホルダー)
シガーケース(シガーホルダー)は、葉巻を1本~5本程度入れて持ち運べるケースです。素材や形、色などはさまざまで、もちろん一定の耐久性も備えています。 ただ、
チュボスと同様に湿度や温度を調整する機能はありません
。やはり、長くても1日〜2日程度の持ち運びに使うのがおすすめです。
ワインセラー
大量の葉巻を保管したい時におすすめなのがワインセラーです。本来はワインを保管するためのものですが、湿度や温度の調整機能が付いているため、葉巻の保管には最適。 収納力も高く、箱やヒュミドールごと葉巻を入れておけます。導入すれば、葉巻の管理の負担を大きく減らしてくれるでしょう。安価なものなら5万円程度で購入可能です。
冷蔵庫
「一定の湿度と温度を保つ」「直射日光を避ける」といった点から、「葉巻を冷蔵庫で保管することはできないの?」と考える方もいると思われます。結論からいうと、
冷蔵庫はおすすめできません
。 なぜなら、一般的な冷蔵庫内の温度は20℃よりずっと低く、湿度も非常に低いため、葉巻が乾燥してしまうからです。 しかも、食材などの臭いを葉巻が吸収してしまうおそれもあります。ヒュミドールが手元にないのだとしても、葉巻を冷蔵庫に保管するのはやめましょう。手軽に葉巻を保管したければ、ジップロック+ボヴェダの方が遥かに効果的です。 ただ、例外的に冷蔵庫に保管した方がいいケースがあります。それは、葉巻に虫が発生した場合です。数日間冷蔵庫に入れておけば、低温によって虫を駆除することができます。虫が全滅したのを確認したら、速やかに冷蔵庫から取り出してください。
葉巻を保管するときに気をつけるポイント
葉巻を保管する時は、適当に保管容器に入れておけばいいわけではなく、いろいろなポイントに気をつけながら管理する必要があります。高温多湿の夏場や低温で乾燥する冬場は、特に注意しなければなりません。保管時の主な注意点を確認しておきましょう。
乾燥のしすぎ
葉巻が乾燥しすぎると、味わいがとても辛くなり、本来の芳醇な風味が失われてしまいます。また、全体がパリパリになってラッパー(1番外側を包むタバコ葉)が破れたり、吸い口を作るためにカットした時に砕けてしまったりします。
最悪の場合、吸うこと自体が難しくなりかねません
。葉巻を裸のまま放置するのは避け、必ずヒュミドールなどに入れて保管しましょう。
湿度が高すぎる
乾燥を防ぎたいからといって、必要以上に湿度が高い環境で葉巻を保管すると、葉巻が湿気を含みすぎて燃えにくくなることがあります。 こうなると吸いにくいだけでなく、香りや喫味への影響も避けられません。さらに、気温などの条件が整えばカビが発生することもあります。
温度20℃前後、湿度68%~72%を常に守ることが大切です
。
葉巻虫がいないか
葉巻の天敵ともいえる害虫が葉巻虫です。葉巻に限らず、タバコ製品を食い荒らす虫なら何でも葉巻虫と呼ばれます。代表的なものはタバコシバンムシという甲虫や、ハマキガ科の蛾の幼虫などです。
数匹ついているだけでも、繁殖してすべての葉巻をダメにする可能性がある
ため、大量に保管する場合は特に注意しなければなりません。 対処法は先に少し触れた通り、冷蔵庫や冷凍庫に葉巻を入れることです。冷凍庫であれば、箱ごとジップロックに入れた葉巻を24時間~36時間ほど保管しておくだけで、葉巻虫も卵も全滅させられます。 後は、倍の時間をかけてゆっくり解凍してから、ヒュミドールで保管しましょう。葉巻に小さな穴が開いていたら、葉巻虫が発生している可能性が高いのでご注意ください。
ケースのフタはすぐに閉じる
ヒュミドールやジップロックの保湿・保温機能は、フタをしっかり閉めて密封していてこそ発揮されます。うっかりフタを開けたまま放置すれば、湿度や温度の変化によって葉巻が劣化してしまうでしょう。葉巻の出し入れは手早く行い、作業が終わったらすぐに・必ずフタを閉めるようにしてください。
直射日光に当てない
日光の熱や紫外線も、葉巻を劣化させる原因の1つです
。葉巻を裸で直射日光の当たる場所に放置するのは論外ですが、ヒュミドールに入れた状態であったとしても、直射日光に当てるのは好ましくありません。日光が当たらず、極端に暑くない場所に保管しましょう。
ヒュミドールのセットアップを忘れない
ヒュミドールは、購入してすぐに使用できるわけではありません。内部の湿度を適切にして安定させるための「セットアップ」が必要だからです。 基本的なセットアップ手順としては、清潔な布を蒸留水(精製水)で湿らせて内部を拭き、加湿器に蒸留水を入れた上でフタを閉めて放置します。適切な湿度レベルに達するまで数日かかることもあるので、早めに行いましょう。
まとめ
葉巻の正しい保管方法は、葉巻を楽しむ上で必要不可欠な知識です。適切な環境で保管してこそ、葉巻の品質が長期間一定に保たれ、本来の芳醇な香りや味わいを楽しむことができます。 必要な道具も、一般的な製品であれば決して高いものではないので、最初にそろえておくのが望ましいでしょう。贅沢な時間を楽しむために、大切な葉巻をしっかりと保管してあげてください。
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