たばこトリビア
ライター物語
エンタメ
グルメ
マネー
ライフスタイル
旅行/レジャー
レトロ
ホビー
ものづくり
喫煙スポット情報
ケムール運営より
癒し
CLOSE
CLOSE
HOME
たばこトリビア
葉巻(シガー)の値段っていくら?|葉巻初心者におすすめの銘柄も併せて紹介
葉巻(シガー)の値段っていくら?|葉巻初心者におすすめの銘柄も併せて紹介
2021年11月28日
たばこトリビア
キューバ
,
シガー
,
葉巻
,
葉巻種類
たばこトリビア
葉巻(シガー)は、タバコの中でも高級感があり、くゆらせている姿も様になります。普段は他のタバコを吸っているけれど、一度葉巻を吸ってみたいという方は多いでしょう。試してみる際に気になるのは葉巻の値段ですが、どのくらいで買えるものなのでしょうか? ここでは葉巻の値段や、初心者の方におすすめの銘柄をご紹介します。
目次
1
葉巻の基礎知識
1.1
葉巻とは
1.2
日本での葉巻のルーツ
1.3
葉巻と紙巻きタバコとの違い
1.4
葉巻の吸い方
2
葉巻の種類
2.1
プレミアムシガー
2.2
ドライシガー
2.3
リトルシガー
3
葉巻の価格帯
3.1
初心者向け葉巻の銘柄
3.2
女性向け葉巻の銘柄
3.3
リッチな葉巻の銘柄
4
葉巻を楽しむならキューバを知ろう!
5
まとめ
葉巻の基礎知識
最初に、葉巻とはそもそもどんなタバコなのか、どのようにして吸うのかといった基礎知識をご紹介します。
葉巻とは
葉巻はその名の通り、
「タバコ葉をタバコ葉で巻いて作ったタバコ」です
。最も歴史が古いタバコのひとつで、メキシコを中心とするメソアメリカ文明では古代から吸われていました。やがてスペインに伝わった後、19世紀初頭のナポレオン軍のスペイン侵攻をきっかけに、ヨーロッパ全土へ広まったという経緯があります。 葉巻の構造としては、味や香りの決め手となる「フィラー(中心葉)」を、「バインダー(中巻葉)」で包んで味や香りを引き立て、最後に「ラッパー(上巻葉)」で包んで外見を整える三層構造が基本です。ただ、葉巻にもいろいろな種類があり、中には紙巻きタバコとほぼ同じ構造の葉巻もあります(詳しくは後述)。
日本での葉巻のルーツ
日本に欧米から葉巻が伝来したのは、幕末から明治初頭にかけてです。当時は紙巻きタバコやパイプなども一緒に入ってきており、ハイカラな文化として親しまれました。それまでの日本のタバコといえば、キセルを使って吸う刻みタバコでしたから、葉巻はとても目新しく映ったことでしょう。 1873年(明治6年)にはさっそく国産化が始まり、1900年(明治33年)頃から本格化。しかし、重要人物の死去や戦火、法改正などの問題もあり、紙巻きほど定着しませんでした。現在では、日本産の本格的な葉巻はありません。ただ、「グロリア」や「パロマ」といった代表的な銘柄は、海外製造になった上で存続しています。
葉巻と紙巻きタバコとの違い
葉巻タバコと紙巻きタバコの法律上の違いは、簡単にいうと
「タバコ葉で巻いているか、紙で巻いているか」という点だけです
。内部の構造やフィルターの有無に関係なく、1番外側をタバコ葉(を含むもの)で巻いていれば葉巻として扱われます。いわゆるリトルシガーが葉巻として扱われるのもこのためです。 もっともこれはルール上の話であって、一般的な「葉巻」が多くの点で紙巻きタバコと異なるのは間違いありません。詳しくは別の記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
「葉巻とたばこの違いって知ってる?初心者必見!この葉巻銘柄からはじめてみよう!」はこちら>>
葉巻の吸い方
葉巻は紙巻きタバコのように煙を肺に入れず、口の中で止めて香りを楽しむ「口腔喫煙」が基本です。着火する時も紙巻きタバコとは異なり、口には咥えずマッチやライターの火を近づけ、葉巻をゆっくり回しながら火をつけます。 あまり強く吸うと火の温度が高くなって味が辛くなるので、ストローを吸う程度の強さで十分です。1分に1回程度のペースで吸い、じっくりとふかして味わいを楽しみましょう。大きさにもよりますが、1本を吸い終わるのにかかる時間は紙巻きよりずっと長く、1時間~2時間程度です。 また、先端の灰は温度が上がりすぎるのを防ぐフィルターの役割を果たしているので、あまり頻繁に落とさず2cm~3cm程度になったら押し付けて折ってください。さらに、
吸い終わっても紙巻きタバコのように揉み消してはいけません
。内部に溜まったタールの臭いが漏れてしまうからです。放置すれば自然に火が消えるので、灰皿に置いてしばらく待ちましょう。
葉巻の種類
葉巻は、使用するタバコ葉や製造方法によっていくつかの種類に分けられます。主な種類は以下の3つです。
プレミアムシガー
プレミアムシガーは、3つの層すべてに100%タバコ葉を使用し、ハンドメイドで作られる高級品です。フィラーには一枚葉を使用し、発酵や熟成にも十分な時間をかけ、芳醇な香りと味わいを引き出しています。その分、保管には徹底した湿度や温度の管理が必要で、「ヒュミドール」という専用の容器を使って保管するのが一般的です。
ドライシガー
ドライシガーは、常温保管が可能な葉巻です。フィラーには細かく刻まれたタバコ葉を、バインダーにはシートタバコ(タバコ葉を紙状に成形したもの)を使うことが多く、基本的に機械巻きで作られます。値段も比較的安価で管理もしやすいため、
初心者の方はまずドライシガーから試してみるといいでしょう
。
リトルシガー
リトルシガーはドライシガーの一種で、紙巻きタバコに似た形態のものです。中身のタバコ葉は細かく刻まれたものを使い、巻紙としてシートタバコを使用します(葉巻として扱われるのはこのため)。葉巻の香り高さと、手巻きタバコの手軽さを兼ね備えたタバコといえるでしょう。 なお、「見た目は紙巻きだけど扱いは葉巻」という特徴のおかげで、かつてはたばこ税が紙巻きより安く済んでおり、その分価格も安いのが魅力でした。しかし、2021年10月からは紙巻きタバコと同じたばこ税が課されるようになったため、以前ほどの価格の開きはなくなっています。
葉巻の価格帯
ここからは本題、葉巻の値段のお話です。葉巻の価格帯は幅広く、比較的リーズナブルなものもあれば、「1本でそんなにするの!?」という高級品もあります。初心者の方は、ある程度手を出しやすい値段のもの、そして吸いやすいものを選ぶのが望ましいでしょう。そこで、属性別におすすめの銘柄や価格をご紹介します。
初心者向け葉巻の銘柄
初心者の方は、葉巻がどのような味わいなのかを確認するためにも、
安価なリトルシガーから試すといいでしょう
。おすすめは、JTアイメックスが輸入販売している「KEITH(キース)」です。見た目は紙巻きですが味や香りは葉巻寄りで、フレーバーも豊富に用意されており、紙巻きにはない甘さや濃厚な味わいが楽しめます。価格は20本入り570円(税込)です。 また、とにかく安いものから試してみたいなら、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の「ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ」もいいでしょう。20本入り450円(税込)と、
増税による値上げを受けてもなおワンコイン以下を維持しています
。もちろん、吸いごたえも抜群です。
女性向け葉巻の銘柄
女性におすすめの甘い葉巻としては、アメリカのスウィッシャーインターナショナル社が手掛ける「スウィッシャースイート」のリトルシガーがあります。インドネシア産・ホンジュラス産のタバコ葉を使用し、甘い香りとマイルドな喫味を絶妙にミックスした逸品です。価格も20本入り620円(税込)と、それほど高くありません。 もう少し高級な葉巻を求めるなら、ドライシガーの定番ブランド「Phillies(フィリーズ)」のシガリロ(小型葉巻)もいいでしょう。濃厚な甘さが特徴で、フレーバーもチョコレート・コニャック・ハニー・グレープ・ストロベリーと豊富に用意されています。価格は5本入り780円(税込)です。
リッチな葉巻の銘柄
ある程度葉巻に慣れてきて、高級葉巻に挑戦したいという方におすすめなのは、やはり「COHIBA(コイーバ)」です。キューバのハバナ産のタバコ葉を100%使用し、世界で最も有名な高級シガーとされ、世界中に数多くの愛好者がいます。
とにかく香りが素晴らしく、一度味わうと他の葉巻には戻れないほどです
。 もちろんお値段も相応に高く、何と1本約4000円! あまり頻繁に吸えるものではありませんが、1本あたり約90分楽しめるので、休日などにゆっくり味わうといいでしょう。 その他の高級葉巻としては、「MONTECRISTO(モンテクリスト)」や「ROMEO Y JULIETA(ロメオ イ フリエタ)」、「PARTAGAS(パルタガス)」などがあります。いずれも1本2000円以上しますが、素晴らしい香りと味わいの逸品ばかりです。
葉巻を楽しむならキューバを知ろう!
さて、ここまでいろいろな葉巻をご紹介してきましたが、葉巻を語る上で避けては通れない国があります。それはカリブ海に浮かぶ最大の島国・キューバです。 キューバは中南米の特徴である熱帯気候と、200以上もある河川が生み出した豊穣な大地により、
地上で最もシガー用葉タバコの栽培に適した場所とされています
。そのため高級葉巻の産地として発展し、数々の銘柄が生み出されました。先にご紹介したコイーバやモンテクリスト、ロメオ イ フリエタ、パルタガスといった葉巻もすべてキューバシガーです。 そして、ここで思い出してください。高級なプレミアムシガーはすべてハンドメイド。当然キューバでは、素晴らしい腕前を持つ葉巻職人が、1本1本葉巻を手作りしています。特に最高ランクの職人である「マスター・トルセドール」が手掛ける葉巻は、見た目も味わいも素晴らしく、まさに葉巻の王様といっていいでしょう。 中には、神業級の職人が作る葉巻を求めて、キューバまで葉巻を買いに行く人もいるほどです。葉巻愛好家になればなるほど、キューバと関わる機会は自然と増えていくでしょう。「1回でいいから最高の葉巻を吸いたいんだ!」という人は、ぜひ一度キューバを訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
葉巻は「お金持ちが吸う高級品」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはいろいろな値段のものがあり、誰でも気軽に購入できます。紙巻きタバコとはまた違った風味が楽しめるので、興味のある方はリーズナブルなものから試してみましょう。喫味が気に入って扱いにも慣れてきたら、ぜひプレミアムシガーも味わってみてください。
たばこトリビア
キューバ
,
シガー
,
葉巻
,
葉巻種類
あわせて読みたい
【名画でシガー入門】あなたは如何にして心配するのを止めて葉巻を嗜めるようになるのか?【シガレット・バーン/映画的喫煙術】
Talk at FIllers #2 シガー愛好家・Tsubasa様
葉巻を保管する時はどうすればいい?正しい保管方法や注意点を解説
葉巻と紙巻きタバコは何が違う?いろいろな面から徹底比較!
リトルシガー(軽量葉巻)ってどんなタバコ?特徴や主な銘柄を紹介