ケムールポーカートーナメント〜Road to WSOP〜の裏側 【3:闘いの舞台】

ケムール主催のポーカー大会「ケムール・ポーカー・トーナメント(KPT)」!!

・出場者は招待された実力派のポーカープロ
・当日の試合はYouTubeライブでリアルタイム配信
・優勝者には、WSOP出場のための資金1万ドル(+渡航費&滞在費2,000ドル)を進呈
・KPTの優勝者がWSOPに出場し、賞金を獲得した際は、獲得賞金の10%でケムール読者還元企画を実行予定!

読者の皆様とともにポーカープレーヤーを世界に送り出し、応援しようというイベントです。

その大会の舞台裏をちょっとずつお見せする特集連載【KPTの裏側】。

今回はKPTの監修者であり、参加者でもあるWSOP2012王者・木原直哉氏からメッセージをお届けします。


木原直哉(きはら・なおや)
1981年7月23日生まれ、北海道出身
2011年3月、東京大学理学部地球惑星物理学科卒業
同年7月、初出場のWSOPメインイベントにて入賞
2012年6月、WSOPにてブレスレット獲得
Twitter:@key_poker

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第3回 闘いの舞台

”KPTへの招待”

WSOPメインイベント・ファイナルテーブル(画像:888poker.com

ケムールポーカートーナメントの詳細について、今回も少しずつ明らかにしていきます。
まず、KPTの参戦者の方々について。KPTの参加は招待制です。すでにお声がけに動いており、その候補者の方は大きく分けて3種類の方々がいます。

まずはもちろん、①”ガチで強い”ポーカープロ。

・本名顔出しで活動している方(ただし、優勝した場合はWSOPメインイベントの出場+密着取材が入るので、あまり表に出たくないであろう人には声をかけていません)
・WSOPメインイベントに、いずれにせよ参加する可能性が高い方
・結果を出していて、ポーカー界隈の多くの人が「強い」と認めている方

を目安に声をかけさせて頂き、既にかなりの方から参加の返事を頂いています。

次に、②ポーカー界のYoutuber、インフルエンサーの方々。

・私が今までに絡んだことがある方
・Youtubeチャンネルを持ち、たくさんの視聴者に支持されている方

が基準です。

最後に、③プロでもインフルエンサーでもない方にも声をかけています。
その基準は、

・プロと遜色ない実力/実績を持っている方
・優勝してWSOPメインに参加することになった際に華がある方

ということです。

…さて、ポーカー界をよくご存知の方ならば、何人か、プロやインフルエンサーの名前が頭に浮かんできましたか?
もし浮かんできたのなら、その7割以上は「正解」だと思います。そして、あなたが思い描いたプレーヤーたちのかなり多くが、KPTに参加を快諾してくれています。

”KPT大会当日”

次に、KPTの会場です。場所は新宿のアミューズメントバー「カジスタ東京」(▶公式サイト)さんにご協力頂けることになりました。

カジスタ東京

『カジスタ東京』さんにお願いした大きな理由のひとつは、大会当日のリアルタイム配信を充実させるためです。
カジスタ東京には「RFID配信テーブル」があります。これは、カードに仕込まれたタグをテーブル内の機器が読み取り、伏せられたプレイヤーのハンドをリアルタイムで画面に表示できるというシステム。
KPTでは、このRFIDテーブルを使うことで、視聴者がプレイヤーの手札を覗きながら、その駆け引きを存分に楽しむ配信ができるわけです。

それだけではありません。決勝戦となるファイナルテーブルは、実況と解説付きでの配信を予定しています!
もし私がファイナルテーブルまでに負けてしまった場合は、自分が解説に入ります。
そして私がファイナルテーブルまで勝ち残っていた場合は、落ちてしまったプロの中で解説の経験があるプロにお願いしようと考えています。
KPTでは解説の上手な有名プロにたくさん声をかけていますから、そのうち誰かは飛んで(負けて)いるでしょう(笑)!
というわけで、解説者は具体的に決まっていませんし、当日まで決定しない予定ですが、そのクオリティは心配しておりません(笑)。

RFIDテーブルでの配信。画面左手に表示されているのがプレイヤーのハンド(画像:videopokertable.net

ルールは”優勝者総取り”

KPTのようなサテライトトーナメントでは、優勝して(KPTの場合はWSOPの)出場権を勝ち取った人が、予定が合わなくなって参加できなくなったという事態が起こりえます。そんな場合の対処も決めておきました。
今回のKPTで優勝した人が2022年のWSOP・メインイベントに出場できないことになった場合は、日本からアメリカへの渡航自体が行政的な判断で不可能という状況にならない限り「他のイベントへの出場権に振り替えることは出来ない」ということにしました。
ではその場合、権利を2位に繰り下げるという判断もありえます。しかし、そこは自分の提案で「繰り下げは一切無し」ということで合意しています。
その理由は、権利が2位に繰り下げる可能性があるなら、2位にも若干のメリットが生まれてしまうからです。例えば、残り3人で2人のチップを持った人がオールイン勝負になって一人が負け、ショートスタックの人が2位で終わり、優勝した人がWSOPに行けなくなった。そして2位だったプレーヤーに出場権が繰り下がった場合を考えましょう。
その場合、3位のプレーヤーは
「それならオールインしなかったのに」
と思うのではないでしょうか?
それは勝負として不公平だと思うのです。ですので、今回は「優勝者総取り」という前提で勝負します。

”開催日”

最後に、もっとも重要なことを。

ケムール・ポーカー・トーナメントの開催日が決定しました。

3月8日(火)です。

リアルタイム配信は、13時~21時ごろ。
予定が合う方はぜひリアルタイムで、そうでない方はアーカイブでお楽しみください!

さて、今回はここまで。
次回の記事では、みなさんが気になっている
「誰が出るのだろう」
ということを公表できると思います。
お楽しみにお待ちください!

▶【KPT】特設サイト

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