今夜はバースデーなお客様
銀座の7丁目のあたり。名前のついていない通りにある、小さなワイン&シガーバー「Fillers」。
イタリアンワインを愛してやまないマスターと、お客様の気まぐれなお話に耳をかたむけてみましょう。
今夜は女優・原幹恵さんをお迎えします。
2003年、第9回全日本国民的美少女コンテストにてグラビア賞を受賞しデビュー。
新潟県出身。
代表作に、テレビ東京系ドラマ「キューティーハニー THE LIVE」や、「嬢王 Virgin」「嬢王3~Special Edition~」などの主演作がある。
海外留学期間を経て、現在はボディーメイク、フィットネスなどをはじめ、美容商品のブランドを立ち上げバストケア商品などを企画、開発中。
また、現在「サ活」を推奨。
オフィシャルファンコミュニティー「MIKI TONE」( https://fanicon.net/fancommunities/4854 )
イタリア産を中心に世界各地から取り寄せたワインとキューバ産のシガーを集めたバー「Fillers(フィラー)」のマスター。
16歳で飛び込んだ芸能の世界、6年前の活動の休業、それから8月にご出演される舞台「呪怨 THE LIVE」にちなんだ夏にぴったりの心霊体験まで――ワインを楽しみながらゆるりと伺いました。
そしてなんと、インタビューのあった7月は原様とマスターのお誕生月。
特別な1杯と一緒に、編集部からもささやかなお祝いを。
――ちょっと1杯、寄っていきませんか?
”極妻”に憧れて飛び込んだ芸能界
マスター 原さんは、好みのワインとかはありますか?
原 シャルドネが好きです。白も赤も好きなんですけど、赤ワインは気を付けないとタンニンの色が歯に残ってしまうので、普段は白ワインのほうが気軽に飲めますね。
今日みたいに暑い夏の日は、外で冷えた白ワインを飲みたくなります。
マスター じゃあまずは白からお出ししましょうか。
■ソアーヴェスーペリオーレDOCGモンテサンピエロ 2015
マスター 1杯目は僕が20年近く携わっているワイナリーのワインです。昔はカルディでも取り扱いがあったワイナリーでもあります。
このワインは標高320mくらいの地域の火山灰土壌で作っているガルガーネガという品種のブドウを使った、2015年のビンテージのソアヴェです。格は最も高いGOCGという格付けのものになります。
原 色がすごく濃いんですね。
マスター 大樽で発酵させて熟成させていることもあって色はしっかり濃く出るのが特徴です。
どうぞ召し上がってください。
原 いただきます。
マスター トロピカルフルーツのような香りも楽しめますよ。
原 ん~美味しい。
マスター 合わせるのは24ヶ月のパルミジャーノレッジャーノとスペイン産のサラミ。それからポテトサラダにスペイン産のアンチョビを乗せてお出ししますね。
原 嬉しい。ポテトサラダ大好きなんです。
このお店はお酒と、こういうおつまみとかもお出ししてるんですか?
マスター 僕がイタリアにいたときに自分で作っていたものをアレンジして出してるだけなんですけどね。
原 私、お酒だけって飲めなくて。何かを食べながらゆっくりお酒を飲みたいんです。
マスター それが1番いいですよ。
原 なのでこうやって何かをちょこちょこつまみながらっていうのがすごく嬉しいです。
マスター ポテトサラダにあまり塩気がないので、アンチョビの塩気とよく合います。アンチョビもいいものだと使っているオイルが違うんです。
原 わぁ、美味しそう。
マスター 僕が一番好きなのはパンブリオッシュにゆで卵とアンチョビを乗っけてね…。
原 いいですね~。いただきます。
マスター 召し上がれ。
マスター 原さんは芸能界に入られて、もうけっこう長いよね。
原 コンテストを受けたのが16歳のときでした。
マスター 女優志望だったんだよね。
原 そうですね。子どものときにジュリア・ロバーツさんの『プリティ・ウーマン』と岩下志麻さんの『極道の妻たち』を観て、全く違うジャンルなんですけど、特別な女性という感じに子どもながら憧れがあって。
ただ、そんな感じで夢は見てたんですけど、田舎だったのでチャンスもなくて。
マスター 実際にあるのかは知らないけど、騙されたりみたいなのも聞くよね(笑)
原 そうなんです。田舎者心にそういうのも怖くて(笑)
それで当時の事務所のコンテストが大きくてしっかりしていたので、親に内緒で受けました(笑)
でも審査が進んで、東京に来てくださいってなったとき、さすがに親に言わなきゃいけないなって。
最初、父には大反対されたんですよ。でも母が連れて行ってくれて。それで、そのコンテストでグラビア賞をいただきました。
原さんは「第9回全日本国民的美少女コンテスト」のグラビア賞を受賞して、16歳のときにデビューされています。
マスター そうなんだ。そうしたらグラビアの仕事はやりたいことと違っていたわけだけど、葛藤とかもやっぱりあったの?
原 私も高校生でしたし、女子だったのであまりグラビアってものをよく知らなかったので、「賞もらった、やったー!」って気持ちと「私がグラビア賞でいいんだ…?」みたいなびっくりしたような不思議な気持ちがありました。
原 でも、グラビアをやったからこそたくさんの方に私を知っていただけたなぁってすごく思ってます。それに、グラビアってすごく密な世界なんですよ。
マスター 密な世界?
原 私がやっていた当時はいっぱい海外ロケに行けた時代だったので、多いときは2週間に日本とグアムを3往復とかしてたんです。
マスター 3往復も。そのまま滞在してたいよね(笑)
原 媒体さんが違うから帰らないといけなくて(笑)
でもメイクさんとかスタイリストさんはあまり変わらないので、「じゃあまた数日後にね」みたいな感じでお仕事させていただいてました。
なので、楽しい思いもいっぱいさせていただいて、海外ロケとかに行くからこそスタッフさんともすごく仲良くなれて、今でも仲良くさせていただいて一緒にお仕事を続けている方もいらっしゃいますし、すごく密な世界だったなぁって思います。
原 私、自分の体がコンプレックスだったこともあって、最初はちょっと恥ずかしがりながらやっていた部分もあったんですけど、いつの間にかここが自分のホームなんだって思えるように変わっていきました。
本当に人との出会いに恵まれていたなぁって思います。
マスター そうすると、グラビア賞は自分でも気づいてなかった思わぬ一面やセンスを引き出してくれた賞だったんだね。
原 そうですね。確かにそうかもしれません。だから当時のスタッフさんたちすごいなって思います。
写真とかを見ると、自分でも私にこんな一面があったんだって目に見えて分かる瞬間もあって、グラビアの仕事は自分に合ってたんだなって思います。
マスター 女優としてのスタートは『キューティーハニー THE LIVE』でしたよね。観ましたよ。
原 わ、ありがとうございます。
初めてのドラマ撮影で、オーディションを受けていただいた役だったこともあって、すごく思い入れがある作品です。
マスター 勝ち取った主演だったんですね。
原 そうですね。でもお芝居もアクションも全然やったことがなくて、クランクインの半年前からアクションの練習をしました。ハニーが物語を通して成長していく主人公だったんですけど、私自身も一緒に成長させて貰いました。
編集部メモ:
原さんのドラマ初出演・初主演作品『キューティーハニー THE LIVE』(2007)
アニメ版キューティーハニーも好きだった担当編集は当時リアルタイムで観てました。お色気作品かと思いきや、ハードで本格的なアクションが魅力です。
マスター 演じた人物が自分自身と重なると思い入れも深くなりそうですね。
原 そこで習ったアクションが元で、私自身もアクションが好きになって、それからもアクションの作品をやらせていただいたんです。ハニーのおかげだなって思います。
マスターのコレクションからレアな1杯
マスター すごいお酒が好きって伺ったんですが、お酒は普段からよく飲みますか?
原 飲みます(笑) 毎日お家で飲むっていうよりは、飲める友達が多いので一緒にご飯を食べるときにはお酒も飲むのが多いです。
この前も私の誕生日をお祝いしてもらって、女子3人でワイン3本空けました(笑)
マスター お強いんですね。実は僕もついこの前が誕生日で。毎年記念に珍しいワインを開けるんですけど、せっかくなので今日も用意しました。
原 嬉しいです。ご自分のストックから?
マスター そうですよ。原さんも今月だったんですよね?
原 はい。私は7月3日でした。
マスター 同じかに座だね。今日はささやかだけど、お祝いしましょうか。
■ANFITEATRO 2000 VECCHIE TERRE DI MONTEFILI
マスター アンフィ・テアトロというワインで、もう日本には卸されていないワインです。ブドウ品種はトスカーナの主要品種であるサンジョベーゼ。マキャンティとかトスカーナの有名なワインは基本このサンジョベーゼを使っているものが多いですね。
2000年のビンテージなので、しっかり熟成してます。
原 銘柄自体が珍しいんですか?
マスター 今はオーナーが変わっていてラベルとかも違うんですよ。そういう意味では銘柄も珍しいね。でもこのころのものは評価も高いです。
原 いい香り。
マスター 熟成の香りが最初に立ってきますね。
原 飲みやすいです。香りはしっかりしてるのに、飲み口はすごくさらっとしてます。
マスター 発売当初はここまで柔らかくはなくて、年数が経つことで酸味が落ちてくるんです。チーズやサラミとすごく合うと思うよ。
原 ボトルのなかで味が変わっていくんですね。
マスター 赤は渋みが柔らかくなって酸味が落ちてくる。白も熟成させることで酸味は落ちるけど、香りの出方が赤とは違うね。はちみつとかバターみたいな甘みの強い香りが出てきます。
原 私、トスカーナに知り合いの方がいて、その方が農園を持っていてワインを作ってます。
去年、友人がご結婚されて、コモ湖での結婚式に行ったんです。
マスター そうなんですね。僕もイタリアに住んでいたとき、夏のワンシーズンだけヴィラ・デステっていうホテルで働いてたことがあります。
原 コモ湖、すごく素敵なところでした。
あと、その友達のお家がトリノにあったので、トリノを拠点にしながらベネチアとミラノにも行きました。
マスター ベネチアはにおい大丈夫だった?
原 臭いって聞いて行ったんですけど、全然大丈夫でした。めちゃめちゃ楽しかったです。旅程は何も決めずに行って、現地の友達にここ行ったほうがいいよって教えてもらいながら回って。
マスター 現地の人に聞くからこそ、観光ガイドには載ってない地元ならではのお店とか教えてもらえるからね。
原 ですよね。そういう旅がすごく好きです。
休業という決断で得たもの
マスター 原さんは留学もしてましたよね。
原 そうなんです。2018年から少しお休みをもらってました。
マスター 積み上げてきたキャリアもあっての休業は勇気がいることだと思うけど、どうして休業を選んだんですか?
原 16歳からずっとお仕事をしてきて、ずっと同じ景色を見続けて、それしか知らなかったんです。もちろんお仕事をしてきたからこそ知らないこともいっぱい知れて、すごく楽しかったんですけど、あるときマネージャーさんにすごく甘えていることに気づいて。
原 たとえば、今日みたいにお仕事で現場に行くってなっても、駅の出口から現場までのルートから全部教えていただけるんです。だから私は場所を自分で調べることもしないし、自分で考えるってことをあまりしなくなった時期がありました。
それで、「このままじゃ私やばいじゃん」ってちょうど30歳になる手前で気づいたんです。
マスター それがきっかけだったんだ。
原 所属タレントの管理がすごくしっかりしている厳しい事務所だったので、恋愛はもちろんですし、プライベートでディズニーランドに行くことも全部報告しなくちゃいけなくて。
事務所の方からすれば、心配だからっていうのは分かるんですけど、お休みの日にようやくチケットが取れた歌舞伎を見に行こうとしてたときに事務所から呼び出されたことがあって。
このお仕事してたら自由がないのは、当時では当たり前だと思っていたんですけど、このままだといつか私の人生じゃなくなってしまうときが来るのかもって思えちゃって。
最初は自分が好きで始めたお仕事で、幸せな空間だったはずなのに、そう思えなくなってしまいそうな自分がいつか出てくるかもって感じたんです。
それで、これは1度この場を離れて好きなことをしてみたほうがいいかもなって。でも、当時の私には好きなこともなかったんです。
マスター 趣味とか?
原 趣味とかもないし、お仕事とお家の往復しかしてなくて、友達も当時そんなにいなくて。お仕事が出来てたら幸せ!って思ってたので。
でも私、人間としてつまんないかもって思ったんです。お芝居をしていく上でも色んな経験をしてないと表現できないことってあるじゃないですか。
もっと人間活動をしたほうがいいかもと思って、事務所にお休みしたいことを伝えて海外へ行きました。
マスター 海外での生活はどうでした?
原 この業界って、お仕事の時間も場所も違うし、毎日会う人が違うじゃないですか。だからカナダで学校に通って、毎日同じ時間の同じバスに乗って、同じ人と会って勉強をしてっていうことが新鮮でした。
マスター そこから新鮮だったんだ。
原 そうですね。あとは私が行っていたバンクーバーって、留学先として有名で、日本人の学生もいっぱいいたんです。出身も仕事も、いろんなバックグラウンドを持っている方たちと出会えて、きっとあのまま芸能のお仕事を続けていたら出会えなかっただろうなって思うと不思議な体験でした。
そこで出会った方たちとは今でも仲良くしてもらってて、近くまで行ったら会ってご飯に行ったりとか、そういう体験もあまりしたことがなかったので新鮮でした。楽しかったですね。
マスター 海外でもお酒は楽しみました?
原 実は全然(笑)
マスター そうなんですか(笑) 語学漬けですか?
原 いえ(笑) 留学先にカナダを選んだのは、親友がカナダに住んでいたからだったんですけど、彼女がかなり健康的な生活をしてて。当時はお肉も食べないし、お酒も飲まなかったんです。なので彼女と生活していたら、激痩せしました(笑)
でも途中で力がでなくなっちゃって(笑) バンクーバーの牛角にクラスメイトを誘って行きました。「お肉やっぱり美味しい~!」ってなりましたね。
そんな感じだったので、お酒は全然でした。
お祝いのスイーツと挑戦の舞台
原 まさかこんなにしっかり飲めるお仕事だとは思わなかったです(笑)
マスター 前回のおかもとさん(おかもとえみさん)もけっこう飲んで楽しんでくれました。飲んでみたいって仰ってくれて。
原 そうなんですね(笑)
マスター 今日も最後にデザートをお出しますよ。ちょうどオーナーからプレゼントで宮古島のマンゴーを貰ったので刻んでシャンパンと一緒にお出しします。
それと、うちのオーナー会社のライテックがやっている「ALLUMAGE LABORATOIRE(アリュマージュ・ラボラトワ)」のクッキークランもよかったら。
■ALLUMAGE LABORATOIRE
株式会社ライテックが手掛ける「炙りスイーツとこだわりコーヒーのお店」。看板商品でもあるクッキークランは、キルフェボンの創業に関わったパティシエが監修しています。〒111-0052 東京都台東区柳橋1-20-4 VORT浅草橋駅前V 1F(JR総武線・都営浅草線 浅草橋駅徒歩1分)
TEL:03-5829-4955
OPEN:10:00~19:00 (イートインL.O. 18:30)
定休⽇:月曜・祝日
Instagram:https://www.instagram.com/allumage_laboratoire/
公式サイト:https://allumage-laboratoire.com/#
マスター クッキークランに粉砂糖をかけてあぶり師を使ってキャラメリゼしていきます。
原 いい匂い。ブリュレみたいになるんですね。
マスター こんなもんかな。
原 お家でこうやって炙ってくださいっていう感じなんですか?
マスター お店には炙り済みのものあって、選んで購入できますよ。でも今日はせっかくなので炙りたてを食べてみてください。
■DELAMOTTE
マスター 合わせるワインはデラモットっていうシャンパンで、JALのファーストクラスでも取り扱いがあるサロンっていうワインのベースグレードのものです。
フルーツを入れると泡が飛んじゃうので、あえて氷をいれるんですよ。そうすると飲み口がさらっとします。
原 美味しい…マンゴーめっちゃ美味しいです。普段食べるのと全然違いますね。
マスター マンゴーは今が旬ですからね。クッキークランもどうぞ。
原 思っていたよりクリームがしっかりしていて美味しいです。でも甘すぎず、けっこうさっぱりな感じですね。
マスター 舞台「呪怨 THE LIVE」ももうすぐですね。
原 そうですね。まだまだ勉強しないといけないことばかりなんですが、お芝居はすごく好きなので今回の舞台をやらせていただくのもすごくありがたいなって思います。
特に「呪怨」は誰もが知るジャパニーズホラーなので、すごく光栄で嬉しいです。
マスター ホラーの舞台ってあんまり想像がつかないね。映画だと振り返ったらお化けがいた、みたいな演出がお約束だけど、舞台だと難しそうだし。
原 舞台でホラーをやることってあんまりないんです。でも有名な作品だからこその注目もありますし、舞台ならではのホラーの見せ方とか怖がらせ方とかもあって、映像とは全く違う未知の舞台になると思います。
ぜひその仕上がりを観に来てほしいです。
『呪怨 THE LIVE』
本作品は2000年に発売されたホラー映画界の巨匠・清水崇監督の代表作『呪怨』『呪怨2』を原作とした、ステージを360°の客席で取り囲む体感型ホラーショー。
お盆真っ只中に行われる、身も心も凍り付く、真夏にふさわしい恐怖のライブエンターテインメント!
2023年8月12日(土)-8月20日(日)
こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ提携公園
原 今回、セットの作り方がすごく面白くて、円形の舞台で360度の客席を作ってるんです。
マスター そうなんだ。正面がない舞台はますます想像できないよ。
原 お芝居でありつつ、体感型のエンターテインメントみたいな感じになっています。
芝居する側も360度意識しながら演じなければいけなくて、繊細に作っていかないといけないなぁって感じてます。
マスター 役者的にはすごいチャレンジですね。
原 そうですね。演出家さんも今までの舞台で1番難しいって仰ってました。演じる身としては、はけ方1つをとってもすごく難しいです。
でもこれが完成したら今までにない作品になるんじゃないかなっていう期待感はすごくあります。
ホントにあった怖~い話…
マスター 原さん自身はホラー得意なの?
原 ぜんっぜん好きじゃありません(笑)
でも結末が気になるので、途中で怖いからってやめたりはせずにこうやって手で隠しながら最後まで観ちゃいます。
マスター 苦手なほうが怖がる演技は上手くいきそうだね(笑)
原 どうなんですかね~(笑)
「呪怨」は高校生のときに友達と観ていて、あまりに怖すぎて「大嫌い!」ってなったくらい思い出がある作品です。
なので千秋楽まで何事もなく終えられたらいいなって思います(笑)
マスター お祓いとかもするんですか?
原 舞台では初日に劇場で必ずお祓いします。今回は稽古が始まるタイミングでお祓いもしていただいたので、ひとまずは安心です(笑)
マスター 原さん自身は霊感とかお強いんですか?
原 そんなに強いほうではないと思うんですけど、気持ち悪い場所とかはなんとなく感じることがあります。
昔住んでたお家がたぶんいるお家で…。
原 そこに住んでるときは2週間毎日、金縛りが続いたり、食べても食べても痩せたり、撮ったはずの写真に私だけ写ってないとか、そういうおかしなことがありました。
マスター 本当に怪談ですよ、それ(笑)
それが原因で引っ越したんですか?
原 いえ、全然そういうわけじゃないんです(笑)
マスター それは引っ越しましょうよ(笑)
原 そのときは家が理由だって思ってなくて、引っ越した先で「あれ? ここ全然気持ち悪くないじゃん」って。
マスター 気づいたときにはぞくっとしそうだね。
原 もちろんぞわっとはなりました。けど、私はもう住んでないしって考えて引きずらなかったです(笑)
マスター タフだね(笑)
原 はい。けっこうタフだと思います。
マスター 今のところ稽古場は大丈夫?
原 大丈夫です。劇場に行ってからがちょっとだけ怖いですね(笑)
■ Talk at Fillers #5
■フィラー ワイン&シガー(FILLERS WINE&CIGER)
東京都中央区銀座7-7-15 銀座HARAビル 3F
080-7961-5704(予約可)
営業時間:月~金 19:00~00:00
定休日:土・日・祝日
Instagram:@fillers_ginza
HP:https://fillers-ginza.jp/
■原幹恵
Instagram:@mikie_hara.official
YouTube:『オトナを楽しめ!』
●舞台『呪怨 THE LIVE』に鈴木響子役でご出演
2023年8月12日(土)-8月20日(日)
こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ提携公園
OfficialHP:https://juonthelive.com/
ソアーヴェスーペリオーレDOCGモンテサンピエロ 2015
▶【らびっとらん】ONLINE SHOP
Twitter(X):@korekore_koume
ケムール編集部員。前は古着屋。潰れたソフトケースのなかにあるしわしわの煙草がすき。担当連載は「鳥居服装学院」「Talk at Fillers」「ネオホームレス-自由と稼ぎの流儀-」。
株式会社アクロスソリューションズ所属。
HP:https://www.acrossjapan.co.jp/
- グルメ
- FILLERS, ワイン, 原幹恵, 呪怨 THE LIVE