Talk at Fillers #7 プロフィギュアスケーター・浅田舞様

可憐で優雅な表現者

銀座の7丁目のあたり。名前のついていない通りにある、小さなワイン&シガーバー「Fillers」。
イタリアンワインを愛してやまないマスターと、お客様の気まぐれなお話に耳をかたむけてみましょう。

今夜はプロフィギュアスケーター・浅田舞さんをお迎えします。

浅田舞
愛知県出身。7 歳からスケートをはじめ、フィギュアスケーターとして現役中は日本代表となり、数々の世界大会で成績を残し活躍。
引退後はスポーツキャスターとして活動するほか、多くのアイスショーの出演やタレントとして様々なメディアに出演。
2017年には初の本格的舞台女優に挑戦し、幅広く活動を展開している。
2019年より社交ダンスに挑戦し、2021年からは競技会にも参戦。2022年三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権(全日本シニアⅠ)では準優勝し、競技ダンスの世界でも注目をあびている。
2022年より本格的にタンゴを始め、2023年1 月には『Alma de Tango タンゴの魂 2023』にゲスト出演、
7 月には『ラミーロ・ガジョ・グランオルケスタ特別来日公演』に出演、
11月には『GRAN TANGO 2023 Natsuki Mizu 30 Años Aniversario』に出演予定。
マスター 鈴木 則志
イタリア産を中心に世界各地から取り寄せたワインとキューバ産のシガーを集めたバー「Fillers(フィラー)」のマスター。

フィギュアスケート選手として10代のころから世界を舞台に活躍していた浅田舞さん。
スケートリンクの上で華麗に舞う姿に心を奪われたという方も多いことでしょう。

現在は氷上から大地の上へと舞台を移し、社交ダンスやタンゴの世界で自らの表現を追及し続けています。

今日はご来店の数日前まで行っていたタンゴの本場・アルゼンチンでの旅のお話を伺いながら、ゆるゆるとバーの時間を過ごしていただきました。

――ちょっと1杯、寄っていきませんか?

ラスベガス帰りのアスリートと乾杯

浅田舞(以下「浅田」) こちらのお店は葉巻も喫えるんですね。

マスター そうですよ。ちょうど昨日、昔の上司が葉巻目当てで来てました。

浅田 葉巻はキューバのものですか?

マスター 昨日はそうでした。今ではなかなか入手困難な「コイーバ」っていうキューバの葉巻がアメリカ経由で入ってきたので。今は値段も昔の2倍3倍は当たり前になっちゃいました。

浅田 葉巻もすごく奥が深そうですよね。
私、つい先日までラスベガスにいたんですけど、カジノで葉巻を喫いながら楽しんでいる方がいらっしゃいました。

マスター 仕切られた小さな部屋でっていうのは分かるけど、大きな部屋でプレイしながら喫えるところがあるんだ。珍しいね。

浅田 映画みたいでかっこよかったです。

マスター ラスベガスにはお仕事で?

浅田 そうですね。ちょっとした旅も含めたお仕事みたいな感じで。ニューヨーク経由でアルゼンチンに行って、ラスベガスにも滞在してました。
なかなかの長旅だったので、今もまだ時差ボケと格闘してます(笑)

マスター 時差ボケはなかなかすぐには抜けないですからね(笑)

浅田 アメリカ帰りの時差ボケってこんなに大変だったっけってなってるところです(笑)

マスター 僕もイタリアに買い付けに行ったり、18年住んでいたこともあるから、アメリカほどじゃないけれど、時差ボケの辛さはよく分かります。

浅田 イタリアに住んでいらっしゃったんですね。
私、トリノとボローニャには行ったことがあるんですけど、どっちも合宿のために行ったので練習漬けで、観光とかはできたことがないんですよ。

マスター どっちもいい街なのに残念でしたね。
そしたら最初はイタリアのワインからお出ししましょうか。少しでもイタリア気分を味わってもらえたら嬉しいです。

■シャルドネ IGT ヴェネト 2011

▶ ONLINE SHOP

マスター このワインは国際的な品種のシャルドネを使った、すごくドライな味わいのワインです。
ブドウをプレスしてから大きな樽を使って熟成させています。
色が濃いのは、2011年ヴィンテージで熟成しているからですね。
標高600mくらいの火山灰土壌で育ったブドウを使っていて、ドライなんだけど、蜂蜜みたいな濃厚さもあります。

浅田 すごいですね!

マスター すごい?

浅田 皆さん香りや味をいろんな言葉で表現されるじゃないですか。それがすごく素敵だなぁと思って。
こうやって香ったときに素敵な感想を言える女性になりたいです。

マスター そのためにはいろいろと飲んでいかないとね。あとは人と話しながら飲んでいくのがおすすめですよ。ワインは誰と飲むかでも味わいが変わっていくから。
それじゃあ、乾杯しましょうか。

マスター イタリアだと「サルーテ!」だね。

浅田 スペイン語だと「サルー!」です。
最近は少しスペイン語も勉強してるんですけど、アルゼンチン滞在中は毎日「サルー!」ってしてました(笑)

練習場所を求めて海外へ

浅田 おいしいです。後味もすごくすっきりしてますね。

マスター お口に合ってよかった。今日のは少しだけ鉄分も感じられますね。
浅田さんはフィギュアスケート選手時代、海外を拠点にしてらっしゃったけど、いつ頃から海外のコーチの指導を受けるようになったんですか?

浅田 フィギュアスケートのために初めて海外に行ったのは高校1年生の後半くらいだったかなと思います。
そでまでは名古屋で、伊藤みどりさんの恩師でもある山田満知子先生の師事を受けていたんですけど、ちょうど当時はフィギュアスケートのブームがすごく高まっている時期でもあって、名古屋のスケートリンクだと練習できない状態だったんです。

浅田 一般営業にもたくさんのお客さんが来るのでジャンプ禁止だったり、貸し切りで練習しようとしても夜の12時までは全部予約が埋まっちゃってたり。
当時は夜中の2時から朝の5時くらいまで練習してました。それから帰って仮眠して学校に行って…っていう生活でしたね。

マスター うわぁ、それは大変だ。勉強もスケートも眠くて集中できなさそうだね。

浅田 そうなんです。夜中の2時ってどれだけ昼寝しても眠くなっちゃうんですよ(笑)
当時はそれがすごく辛くて、寝不足が影響してケガもしちゃったりしました。そんな状態を見兼ねて、妹(浅田真央さん)と一緒にロサンゼルスに移動しました。

マスター 高校生のときじゃ、最初は英語でのコミュニケーションが大変じゃなかったですか?

浅田 英語は将来絶対に役に立つからっていう母の方針もあって幼稚園のころまではインターナショナルスクールに通っていたので、英語には小さいころから馴染みがあったんです。

マスター いいご両親ですね。インターナショナルスクールって学費も高いらしいじゃないですか。

浅田 みたいですね(笑) 両親に感謝です。
それに、フィギュアスケートの指導で使われるような用語ってだいたい日本と同じなので、なんとなく理解はできました。だから初めから不便さは感じなかったですね。

マスター でも日本の先生と海外の先生だと、教え方のギャップとかはあるでしょう?

浅田 海外の先生ってイエスかノーかをはっきり伝えないといけなくて、そこのギャップはありましたね。日本みたいに「ちょっとよく分かりません…」みたいな曖昧な態度だと「どっちなの!」ってなるので。
そういう環境に身を置いたことで考え方が変わったというか、鍛えられました(笑)

イタリアのスリにご用心

浅田 マスターはイタリア語で苦労したりはしなかったんですか?

マスター 僕はイタリアに行く前に語学のレッスンを2か月くらいやって、イタリアについてからは予約に必要な言葉だけ先に覚えました。一週間後くらいから予約の電話を取ったりしてましたね。

浅田 イタリア語ってすごく難しそうです。

マスター 母音をはっきり言う発音だから、英語やフランス語に比べれば分かりやすいと思いますよ。
そういえば、僕が働いていたミラノの和食屋に伊藤みどりさんとたぶんコーチの方だったと思うんですが、お二人でいらっしゃったことがありましたね。

浅田 ミラノってお洒落ですけど、スリが多そうですよね(笑)
試合でミラノに行った妹の話なんですけど、朝ごはんを食べていたときに、マネージャーさんが鞄を見ているよう妹に頼んでお手洗いに行ったんですって。そしたら、後ろでガチャン!って大きな音がして、妹が何だろう?って振り返ってるうちに、マネージャーさんの荷物がなくなってたって。
イタリアってそんな街のイメージです(笑)

マスター 自分で抱えていないとダメなんですよ(笑)
iPhoneとかも電車やバスを乗っているときに使ってると、扉が閉まる瞬間を狙いすましてひったくられて、そのまま逃げられたりするんですよ(笑)

浅田 どんどんイタリアのイメージが…(笑)

マスター しょっちゅうあることですよ(笑)
僕も9年前、イタリアから完全に帰国して日本に戻ろうっていう2週間くらい前に鞄ごとパスポートを盗まれました。そうすると、新しいパスポートだから、ドイツで本当にイタリアに住んでたのかって疑われてね(笑)

浅田 どうやって切り抜けたんですか?

マスター 偶然まだ持ってたイタリアの免許証を見せて、なんとか通してもらいました。

浅田 やっぱり怖い街です(笑)

マスター 気を抜くとやられますね(笑)
でもアルゼンチンも治安はあまりよくないでしょう?

浅田 アルゼンチンもなかなか治安は悪かったですけど、無事に帰ってきました(笑)

マスター よかったです(笑)
旅先ではお酒や料理も楽しめました?

浅田 料理はアサードっていうお肉料理が有名で、毎日美味しいお肉とポテトを食べてました。あとは揚げパンのなかにひき肉が入っているようなエンパナーダっていうB級グルメがあって、それも美味しかったです。

編集部メモ:

アサード(左):アルゼンチンほか、パラグアイやチリなどの南米で食べられている肉料理。イメージしやすいところでいくとバーベキュー。アルゼンチンでは、”人が集まると「アサード」を食べると言われるほど親しみ深いソウルフードである。

エンパナーダ(右):小麦粉を主とする記事に肉や野菜を詰めて焼いた(または揚げた)料理。アルゼンチンを代表する料理として知られるほか、中南米各地、アメリカを含む北米、スペインやフィリピンなどで親しまれる家庭料理もしくは屋台飯。中身は肉や野菜が多いが、国や地域、家庭ごとにさまざまなバリエーションがあり、主食としてももちろん、軽食やデザートで食べられることもある。

浅田 お酒もそんなにたくさんではないですが、毎日1、2杯くらいのワインを少しずつ飲んでました。
私だけかもしれないんですけど、アルゼンチンの滞在中、ワインのおかげかすごくお肌の調子がよかったんです。

マスター 赤ワインだとあるかもしれないね。アントシアニンとかタンニンとかが含まれているから。
次は赤を出しますので、今日も少しずつ楽しんでいただければと思います。

浅田 わぁ、ありがとうございます!

タンゴはアルゼンチン国民の嗜み?

■CHATEAU LEOVILLE POYFERRE 1986

マスター これはボルドーの栽培地として有名なサン・ジュリアン村のワインで、1986年のヴィンテージです。
1986年っていうと、チェルノブイリの原発で事故が起きた年でもあって、ヨーロッパのワインはあまりよくないって言われたりもするんですけど、これはかなり上位のチャートに入るいいワインですね。

浅田 私が知っているワインの香りと全然違います。

マスター ブドウの香りっていうよりも熟成香が強いと思います。少しカカオのような甘くて濃厚な香りです。

浅田 これをカカオのような香りっていうんですね。覚えておこ(笑)

マスター 飲んでみると、渋みもだいぶ収まっているので甘みを感じられると思いますよ。

浅田 美味しい…。

マスター 全然渋くないでしょ。
ワインの香りで時間とともに変化するもので、最初にブドウ本来の香りが出て、次に作ってる過程の香り、最後に熟成した香りが出てくるんです。

浅田 すごく飲みやすいですね。

マスター 気に入っていただけたならよかったです。

マスター アルゼンチンはタンゴのために行っていたんですよね。

浅田 そうですね。実はアルゼンチンには今年の4月にも行ったんですけど、日本から24時間かかるような国に半年で2回も行くとは思いませんでした(笑)

マスター 地球の反対側だもんね(笑)
アルゼンチンでも練習漬けの毎日ですか?

浅田 4月に行ったときは7月に舞台を控えていて、今回も11月の公演に向けてだったので基本はレッスンでした。
でも美味しいご飯も楽しめましたし、夜はタンゴのショーを見たり、ミロンガに参加したり、貴重な経験をたくさんできました。

マスター ミロンガって?

浅田 アルゼンチンには、ミロンガっていうみんながダンスホールに集まってタンゴを踊る時間があるんです。
生演奏でバンドが入っていて、夜中の1時くらいから明け方の4時くらいまでやってるんですけど、別に皆さんタンゴのプロってわけじゃなくて、単なる娯楽として遊びに来ていて、おじいちゃんやおばあちゃんもタンゴを踊ってました。
私も朝の4時くらいまで参加したんですが、本場のアルゼンチンならではの雰囲気とかフィーリングはやっぱりすごく勉強になりましたね。

マスター タンゴっていうとすごく情熱的でセクシーなダンスっていうイメージがあるけど、皆が踊れるのはすごいね。

浅田 アルゼンチンタンゴってパートナーとの距離もすごく近いですし、仰るような男女のセクシーなダンスでもあるんですけど、アルゼンチンの人たちにとってはすごく日常的なものなんです。日本でいうと盆踊りみたいな感じです。
なのでショーでも、コミカルなタンゴもあったり、ふわっとしたポップなタンゴもあったり、実はジャンルがすごく細かくあるんです。

マスター 知らなかった。やっぱり現地じゃないと分からない空気感ってありますよね。

浅田 そうですね。
ミロンガでは、男性側がウィンクをして女性を誘うんです。女性がうなづきで応えると、男性が迎えにきてくれて、3曲くらいを踊ってお礼をしてっていうのを繰り返すんですけど、踊る男性によって踊り方もリードの仕方も違うので、同じ踊りが1つもないんですよ。
だからどれも新鮮で、すごく楽しかったです。

培った経験すべてを舞台へ

マスター 充実した旅で、いろんな経験を積んで、公演が楽しみですね。
今回はどういう公演なんですか?

浅田 宝塚のトップ俳優だった水夏希(みず・なつき)さんの芸能生活30周年の記念公演で、全編アルゼンチンタンゴで行われる公演になっています。
私は物語形式になっている1部に、水さんの恋敵として出演します。
今回はセリフがないタンゴだけの物語で、踊りと表情と身体だけですべてを表現するんですけど、水さんの恋敵が私につとまるのだろうかと今から緊張が…思い出したら不安になってきました(笑)

マスター 浅田さんなら大丈夫ですよ(笑) フィギュアスケート時代からセリフなしで数多の世界観を表現されてきてますから。

浅田 って皆さん思われるじゃないですか(笑) きっとそこを期待されての抜擢なんですが、初挑戦のことなのでどうなるか自分でも分かりません(笑)

マスター (笑)

浅田 でもトップレベルの方々と一緒に演技ができることは、すごく楽しみでもあるんです。アルゼンチンでの学んだ経験から間もないうちに色んなことが始まっていくので、今までになかったスパイスを入れていけたらいいなって思います。
それに、ここまできたら迷ってる暇もないので、思い切って頑張ります。


文化庁子供文化芸術活動支援事業対象公演
水夏希 芸能生活30周年記念公演『GRAN TANGO 2023』Natsuki Mizu 30 Años Aniversario


第一幕は水夏希構成によるブエノスアイレスタンゴレビュー。Amer y tristeza…愛と哀しみのタンゴ。
とあるナイトクラブを舞台に、水夏希と浅田舞、二人の女性と一人の男性の愛三の物語。
第二幕は今なお愛されるタンゴの魅力を歌、ダンス、そしてフェデリコ・ペレイロ キンテートの洗練された演奏でつづります。
スペシャルゲストは現代最高の歌手 ギジェルモ・フェルナンデス。
そして壮一帆(そう・かずほ)、彩吹真央(あやぶき・まお)も本場のオルケスタの暑い演奏と共に歌い上げる世界最高のタンゴショーをお届けいたします。

引用:公式パンフレット(読み仮名は編集部による)

マスター やっぱり氷の上でするダンスと陸の上でするダンスは勝手が違うものですか?

浅田 フィギュアスケートのときはシングルスケーターとして滑っていたので、まず男女2人で一緒に踊るっていうのが違っていました。距離感が難しかったですね。
私はアルゼンチンの先生にタンゴを指導していただいているんですが、最初の練習は抱擁からスタートしました。

マスター 日本人だと恥ずかしくてなかなかできないね(笑)

浅田 社交ダンスとアルゼンチンタンゴでもまた距離感が違うんですけど、タンゴをやっていたからこそ社交ダンスに活きたこともあって、それぞれのダンスがお互いにいい相乗効果を生んでくれてます。

マスター そうか。タンゴよりも先に社交ダンスをやってるんだよね。

浅田 そうです。社交ダンスは今もやっています。

編集部メモ:
2022年、「金スマ」(TBS系列「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」)にて全日本選手権に挑む様子が放送されました。

マスター テレビの企画でもあるから、重圧も大きそうだよね。

浅田 もともとは趣味だった社交ダンスが、縁あってお仕事になっていって、だからこそ大変だった部分もありました。結果を出さないといけないし、求められるものは何だろうって考えたり。
でも30歳を越えて、また青春を思い出させるような過酷な練習と試合に出て、本気で泣いたり笑ったりする経験ができるとは思っていなかったので、すごく幸せだなぁって思います。

マスター プレッシャーもあるなかで、しっかり結果を残してるんだからさすがだね。

浅田 私たちが出場しているクラスでは社交ダンス歴が10年以上の経験豊富な方々がたっくさんいらっしゃって、そんななかでまだまだ経験の浅い私たちのようなペアが結果を残すのってすごく難しいんですけど、1つ1つ夢が叶っていく感じで充実しています。

マスター 浅田さんはトップアスリートとして常に色んな重圧と戦ってきてると思うけど、どうやって乗り越えていくの?

浅田 社交ダンスではパートナーがいるので、自分よりも緊張しているパートナーを見ていると冷静になれますね(笑)
あとは昔から、自分が出る試合よりも、妹が出る試合を見るほうが緊張するんですよ。

マスター そうなんだ(笑) きっと妹さんもきっと同じだろうね。

浅田 だと思います(笑)
社交ダンスの大会が都内であるときは、妹も見に来てくれるんですけど、楽しみなのか緊張しているのか、試合前にはいつも妹が体調を崩します(笑)

マスター 似たもの同士だね(笑)

浅田 父も試合をよく見に来てくれます。もともと父も社交ダンスをやっていたので、もしかしたら1番喜んでくれているのは父かもしれません。

マスター お父さんと一緒には踊らないの?

浅田 いつかやりなよって先生にも言われるんですけど、絶対やだ(笑)
言ったら父はすごく喜びそうですけど、まだまだその日は来ないですね(笑)


■ Talk at Fillers #7


■フィラー ワイン&シガー(FILLERS WINE&CIGER)

東京都中央区銀座7-7-15 銀座HARAビル 3F
080-7961-5704(予約可)
営業時間:月~金 19:00~00:00
定休日:土・日・祝日
Instagram:@fillers_ginza
HP:
https://fillers-ginza.jp/

■浅田舞
Instagram:@asadamai717
Officialサイト:https://www.mai-asada.jp/

文化庁子供文化芸術活動支援事業対象公演
水夏希 芸能生活30周年記念公演『GRAN TANGO 2023』Natsuki Mizu 30 Años Aniversario

日時:
2023年11月3日(金)18:00開演
2023年11月4日(土)13:00開演/17:00開演
2023年11月5日(日)12:00開演/16:00開演

会場:イイノホール(霞ヶ関駅 直結)

料金:12,000円(全席指定・税込)

公演詳細ページはこちらから

ソアーヴェスーペリオーレDOCGモンテサンピエロ 2015
【らびっとらん】ONLINE SHOP

ライター:小梅之々(こうめこれこれ)
Twitter(X):@korekore_koume
ケムール編集部員。前は古着屋。潰れたソフトケースのなかにあるしわしわの煙草がすき。担当連載は「鳥居服装学院」「Talk at Fillers」「ネオホームレス-自由と稼ぎの流儀-」
株式会社アクロスソリューションズ所属。
HP:https://www.acrossjapan.co.jp/

あわせて読みたい