スイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ〜北朝鮮(やや中辛)〜

最も近くて遠い国「北朝鮮」へシュガートリップ!

英語力ゼロ・コミュ力ゼロで40か国を旅した、スイーツ大好きあゆまっくすです。

北朝鮮」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

独裁、核ミサイル、拉致問題… 人によって多少の違いはあれど、ほとんどの人が似たようなイメージを持っているのではないでしょうか。
多くの日本人がちょっと怖い…と感じている北朝鮮、実は普通に観光で行けちゃうんです。

「わたしたち日本人がテレビで見る北朝鮮と、実際の北朝鮮はどう違うのだろう?」と前々から疑問を持っていたわたしは、“北朝鮮のリアル”を知るために2018-2019の年末年始を北朝鮮で過ごすことに決めました。
今回のスイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ第2回では、北朝鮮への行き方、実際に行ってみて感じたこと、面白かったもの等をシェアします!

未知なる国、北朝鮮 日本からは年間数百人が観光目的で渡航しているそう

【お値段】気になる北朝鮮ツアーのあれこれ【日程】

北朝鮮のビザは帰国時に回収されてしまう

ツアー会社

北朝鮮を旅行するには、1グループにつき北朝鮮人のガイド2人(日本語ペラペラ)・ドライバー1人の同伴が義務付けられているためツアーへの参加が必須。個人旅行はできません。(プライベートツアーは可能)
今回は中国にある日本語対応の旅行代理店で申し込みました。参加者同士のFacebookでの事前交流、LINEやZoomでの無制限個別相談等のサービスも付いていたので何も心配や不安などはなかったです!

料金

ツアー参加人数が集まるほど安くなっていきますが、わたしたちは4人のグループツアーでひとり128,000円でした。列車は一般寝台車、ホテルは他のツアー参加者と相部屋の料金です。
日本から中国までの往復交通費・中国国内の移動費は別途必要。日本発着のツアーは高いので(ツアー内容が同じでも30万円くらい)、多少の海外経験がある方なら中国発着のツアーがおすすめ。

スケジュール

<3泊4日「平壌カウントダウンツアー」基本スケジュール>
1日目 12月30日(日) 丹東~平壌(国際列車)平壌泊
2日目 12月31日(月) 平壌観光 平壌泊
3日目 1月1日(火) 板門店・開城 平壌泊
4日目 1月2日(水) 平壌~丹東(国際列車)

平壌だけでなく、板門店・開城にも行けます。4日間がっちりとスケジュールが組まれるので十分楽しめましたが、追加料金を払えばサーカスや遊園地等オプショナルツアーへの参加も可能。

ホテル

エネルギー不足で常に暗いツインの部屋
浴室 決して汚いわけではないが、絶妙にしょぼい
ホテル内のお土産売り場

旅行者は有無を言わさず特級ホテル(北朝鮮独自の格付けで最高ランク)に宿泊することになります。部屋に盗聴器が仕掛けられているとか、監視されているとか、日本人旅行者の間では様々なウワサが飛び交っていますが真相はいかに…

【守らなければ】北朝鮮独特のルール【拘束?!】

北朝鮮滞在にあたって、独自のルールがあるとガイドさんから説明を受けました。
その一部をここでご紹介します。

北朝鮮の呼び方

ガイドさん達とは日本語で会話をするのですが、北朝鮮の人々は自国のことを「朝鮮」または「共和国」と呼びます。そして韓国のことを「南朝鮮」と呼びます。こちらが言い間違えたら即処刑!…なんてことはありませんが、朝鮮や共和国と呼ぶとガイドさんの機嫌がよくなります。

・北朝鮮に持って行ってはいけないもの

・双眼鏡、オペラグラス
・ドローン
・ラジオ
・ポルノ動画・画像
・北朝鮮を批判する本、韓国や政治・国際情勢についての本

数年前まではスマホ持ち込みができなかったそうですが、徐々に緩和され現在は持ち込みも使用もOKに。タブレットパソコン一眼レフカメラも問題なく持ち込みができました。
逆に印刷物にはとことん厳しく、わたしが持ち込んだ東野圭吾の小説について「これは何の本だ?何が書いてあるんだ?」とペラペラとめくりながら尋問されました…笑

・北朝鮮に入国のできない人

・マスコミ関係者
・国家公務員、現役自衛官
・政治家
・韓国企業の現役社員
・その他、観光目的ではない人

申し込みの時点で職業を伝えるのですが、上記の職業の方は基本的に入国審査に通りません。小説家もNGだそう。

北朝鮮でできるあんなことこんなこと

金日成広場で年越しカウントダウン


ツアー2日目の12月31日は金日成広場でカウントダウンイベント&コンサートに参加!
平壌中から集まったたくさんの北朝鮮人に交じってコンサート&花火を鑑賞です。


-10℃なのに人の熱気のせいでほとんど寒さは感じません。左から右からぐいぐい押されるのではぐれないようにガイドさんと腕を組んで参戦!控えめに見える北朝鮮人、意外と気が強いのかも…笑
遠くからですが、あのモランボン楽団も見ることができました。


フィナーレには豪華な花火!ドローンで空に文字を描くパフォーマンスも。
ここが北朝鮮だということを忘れてしまいそうなほどのハイクオリティなパフォーマンスでしたが、これには北朝鮮の発展をアピールする狙いもあるんだとか。

地下鉄試乗


地下鉄の試乗はツアーの定番。改札が意外と立派でびっくり!なんとICカードも使えるんです。


レトロな車両に乗り込んでみるとこんな感じ。


とにかく暗いのと、各車両に金一族の肖像画がある以外は日本の電車との大きな違いはありませんでしたが、平壌市民と同じ電車で移動するというのはおもしろい体験でした!

ホームで新聞を読むおじさん 昭和感

日本へハガキを出してみる


切手やポストカードが購入できる「朝鮮切手博物館」へ。


お土産にポストカードが欲しかったんです。この古めかしいダサかわなデザインがたまらない♡


ここのポストからおばあちゃんにハガキを出してみたところ、到着まで1ヶ月かかりました。(ちなみに北朝鮮からの郵便物はすべて政府に検閲される)通常は10日ほどで到着するそうですが、年末年始だから遅れたのでしょうか。

韓国との軍事境界線を北朝鮮側から臨む


韓国と北朝鮮を分断する軍事境界線。
韓国側から観光できることで有名な場所ですが、服装制限があったり手を振ってはいけないなどのルールがあるんです。でも北朝鮮側はなぜか制限が緩く、写真も撮り放題!


軍人さんと写真も撮れちゃう。(韓国側ではありえません!)

美容室見学


「紋繍遊泳場」というウォーターパークの中にある美容室の見学に行ってきました。同じ施設内にエステ、カフェ&バーも併設。
床がピッカピカに磨かれていて清潔感あり◎


これが平壌の最先端ヘアースタイル。女性はともかく、男性の方はどれも違いがないような…笑

未知なる北朝鮮グルメ

北朝鮮名物「平壌冷麺」


金正恩も大好きだという北朝鮮の伝統料理「平壌冷麺」。
こしのある麺、ほのかな酸味と旨味のあるさっぱりとしたスープにキムチ、肉、野菜、卵がトッピングされている日本人好みの料理です。わたしはキムチが苦手なので、さほどおいしいと思えず…でしたがツアーメイトには好評でした。

なつかしい「揚げパン」


なぜか冷麺の前菜として出てきた揚げパン。
北朝鮮に来てから甘いものに飢えていたわたしには神懸かり的においしかったんです!小学校の給食で出てくるような、なつかしい素朴な味がしました。

韓国でも食べられている「アヒルの焼肉」


とある日の夜ごはんは「アヒルの焼肉」。コチュジャン入りの甘辛いタレに漬け込んであり、日本人好みの味付けです。
普段食べ慣れている鶏肉よりも弾力があって、ぷりっぷりでした!

ハイクオリティな「ハンバーガー&ラテアート」


カフェに行ってみたい!とリクエストをしたところ、「マクドナルドに行きますか?」とガイドさん。
連れて行ってもらったのが「Green Leaf Coffee Shop」。看板もなくひっそり営業していました。たしかにメニューの写真はマック感があるけど…マクドナルドではないよね?笑
でもチーズバーガーのお味はとても美味でした。マックというよりモスバーガーに近いかも。

カプチーノには本格的なラテアートが!どこでこんな技術を学んだんだろう?

北朝鮮旅行まとめ


ガイドの方々は皆親切で特に困ることもなく大きなハプニングはなかったものの、数々の刺激的でレアな体験ができたので今回の旅は「やや中辛」です!
北朝鮮の人々は貧困を感じさせないくらい楽しそうに暮らしていて、北朝鮮のイメージが旅行前、旅行後で大きく変わりました。

北朝鮮旅行はこんな人におすすめ

★ほかの人が行かないような国に行きたい人

飲み会などで「北朝鮮に行ったことがある」と言えば質問攻めにあい、絶対に話題の中心になれます!ただし、変人のレッテルを張られることも間違いないのでTPOに応じて使い分けるのが◎。

★タイムスリップ体験をしたい人

経済制裁の影響も貧しさを感じましたが、昭和の日本のような素朴さがあり、どこかノスタルジックな雰囲気が漂う街並みは北朝鮮の魅力の一つだと思います。昭和の日本へタイムスリップ体験してみたいという人にぜひおすすめ。

★美女に会いたい人

北朝鮮の街を歩いていて思ったのは「美女が多い」ということ!色白で華奢な女性が多く、日本人と顔のつくりも似ているため親しみやすさを感じられる美女を多く見かけました。

今回の激辛要素を振り返る

北朝鮮旅行は自由行動ができず、ガイドさん付きっきりで観光をするため安心・安全と言い切れます。しかしその一方で常に緊張感があったのは否めません。独自のルールは事前に知らされていましたが、どこで地雷を踏むかわからないので出国するまではハラハラドキドキでした。

次回はある意味北朝鮮よりも危険な?「中国」へシュガートリップ!

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