最終回〜ボリビア(辛口)〜

シュガートリップ最終章「ボリビア」へシュガートリップ!


英語力ゼロ・コミュ力ゼロで47か国を旅した、スイーツ大好きあゆまっくすです。
今回が最終回となるスイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ第24回では、旅人にとってのラスボス的存在南米にある「ボリビア」にシュガートリップ!


日本人にはあまり馴染みのない国ですが、「ウユニ塩湖」は耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。たびたび旅行雑誌の表紙を飾ったり、SNSでも人気に火が付き、日本の裏側にあるにも関わらずたくさんの日本人が訪れています。

日本のみならず世界中の旅人を魅了してやまないウユニ塩湖ですが、いわゆる「鏡張り」は雨季である1月〜3月の雨がほどよく降って地面に水が溜まった状態という、限られた条件下でしか見ることができません。

ここぞというときに雨が降ることで有名なわたし。果たして鏡張りの絶景を見ることは出来るのか。祈りを捧げながらボリビアへと出発です!

いろんな意味で危険都市?ボリビアの首都・ラパス


ペルーから飛行機でボリビアにIN。首都ラパスがボリビア旅のスタート地点です。


ラパスは富士山とほぼ同じ標高の3,600メートルに位置する世界一高い所にある首都としても知られています。

日本人からするととんでもない標高のため、少し歩いただけで息が上がってしまいます。緩い上り坂を歩いたときは心臓が爆発するんじゃないかと思いました。


ラパスの目玉といえばケーブルカー!すり鉢状になっている街を一望できるので観光客にも大人気なのですが、渋滞を緩和してくれるケーブルカーは市民の足としても使われています。早速乗ってみましょう♪


どんどん標高が高くなってきて…


上から見おろす街は圧巻の一言!レンガ色の建物が多いので統一感がありますね。

この空中散歩が片道50円(2020年当時)というお値段で楽しめるのだから驚きです。楽しすぎて何回も往復。笑


終点はエル・アルトという街(標高4,150 m!)があるのですが治安は最悪で、ガイドブックを見てみると「昼夜問わず殺人首絞め強盗、窃盗などの犯罪が多発している」と書いてあったので1枚だけ写真を撮り、逃げるようにラパスへと戻りました。

旅人憧れの地!ウユニ塩湖へ


ラパスを後にして、今回の旅の目的であるウユニ塩湖観光の拠点となる街、ウユニ村に到着です。観光地とは思えないほど閑散としている…

世界最大の塩湖・ウユニ塩湖の面積は1万2千平方km。東京都約5個分と言った方がわかりやすいでしょうか(どんだけスケールでかいんだ、南米)。

個人での観光は不可能なため、ツアーへの参加が必須です。


ツアー会社の前にはツアーごとに紙が貼られていて、名前を自分で書くシステム。見事にオール日本人ですね。笑


しばらく車を走らせると、真っ白な塩湖に突入!ここから先は、どんな景色が見られるかは運次第

しかしこれが長年憧れてたウユニ塩湖かぁ~と思うと、この場所にいられるその事実だけでも興奮してきます。


すると…見えてきたーーー!鏡張りの世界!


昨日降った雨が真っ白な地面に天然の鏡を張って、空と雲をシンメトリーに映し出します。

もう、言葉にならないうつくしさ。


地面と空の境目が見えないので、ふわふわと宙に浮いているような不思議な感覚になるんです。

長年の夢が叶った達成感で胸がいっぱい。もしボリビアが日本から近くて、簡単に来れるような場所だったらこんな気持ちにはならないんだろうな。


同じツアーに参加したみんなで♪ドライバーさんは写真を撮り慣れているのでいろいろなポーズを指示してくれます。


昼と夜の気温差が激しいウユニ塩湖。車内で飲み放題の「コカ茶」を飲みまくり体を温めます。

ボリビアでは日常的に飲まれているこのお茶は、その名の通りコカインの製造にも使われるコカの葉から抽出したお茶。

日本では葉っぱそのものが違法なため、コカ茶のティーバッグなどを持ち込むと逮捕されます。味はちょっとクセと渋みがあるけどおいしいです!

ウユニ~チリツアーでぼっちになる


2日目は、ウユニ塩湖があるボリビアから国境を越えてチリへ抜ける2泊3日のツアーに参加しました。

ツアー会社の前に行ってみると、ツアーメンバーがオーストリア人カップル、ノルウェー人カップル、そしてわたしの計5人であることが判明。ここにボリビア人ガイドが加わるのですが、わたし以外は全員英語がペラペラなんですよね。これはぼっちの予感。


簡単な自己紹介を終えたあとは、ウユニ塩湖を鏡張りを探しながら車で疾走します。

ドライバーさんが美しい鏡張りポイントを発見!

…それにしてもこの体格差よ。。欧米人のスタイルのよさとわたしのちんちくりんさのせいで、なんだか捕らえられた宇宙人(あの有名な写真)みたいになってますね。


ツアーは朝昼晩ごはん付き。つまりツアーメンバーで毎回食卓を囲むわけです。

これがわたしには辛くて辛くて(涙)。なんとなく話している内容はわかるものの、会話に入っていける英語力は皆無のわたし。。


みなさん気を遣ってわたしにも話を振ってくれるのに(優しさが辛い)、せいぜい返せる言葉といえば「Thank you」「Yes」「No」「OK」の4語のみ。

ある日の晩にみんなで各国のタバコ事情の話になったので作り笑いをしながら聞いていたのですが、唐突に「日本はどうなの?」と聞かれ、わたしが絞りだした言葉は「セ…Same.(同じ)」。言葉を発した後のしーーーーん…という静寂が今でもトラウマです。


とある日のランチにリャマ肉が出てきて仰天。


↑マチュピチュで見たコイツだ。。ほんのり罪悪感を覚えながらも完食。硬いけど意外と臭みがなくて食べやすかったです。


あとは奇岩を見たり


満天の星空を見たり


温泉に行ったり。

この世のものとは思えない絶景が次々に現れ、ツアー自体はすばらしいものだったし、ツアーメンバーもガイドさんもいい人たちばかりでした。だから余計にわたしのコミュ力のなさ、英語力のなさが残念でなりません!

現在わたしは英語を猛勉強中なのですが、間違いなくこのときの悔しい体験が糧になっています。絶対ぺらぺらになってやる~!

ボリビア旅行まとめ

・ボリビア旅行はこんな人におすすめ
★唯一無二の絶景を見たい人

ボリビアには6日ほど滞在していましたが、一生分の絶景を味わったんじゃなかろうか?と思ってしまうほどたくさんの素晴らしい景色に出会うことができました。中でもウユニ塩湖の天空の鏡張りは筆舌に尽くしがたいうつくしさ。写真や映像では伝わらない感動がそこにはあります。迷っている人はぜひ行ってみてほしい!

★大自然を堪能したい人

南米の中でも貧しい国の一つで、お世辞にも都会とは言えないボリビア。グルメやショッピングを楽しむ旅には向いていないけれど、自然の雄大さを感じたい人にはぴったりの旅行先!アンデス山脈をはじめとする山々、星空や砂漠など手つかずの自然がボリビアにはたくさんあります。

★カルチャーショックを求めている人

日本のほぼ真裏にあるボリビアの国民性は、やはり日本のそれとはまったく異なるもの。いい意味でも悪い意味でもテキトーな人が多かったり、道端で突然殴り合いの喧嘩が始まったり、カップルのイチャイチャっぷりが情熱的だったり…。刺激がほしい人にはぜひおすすめしたい旅行先です。

今回の激辛要素を振り返る


今まで47カ国を旅してきましたが、最も忘れられないのがこのボリビアでの旅です。これほど印象に強く残っている国はインドとモロッコくらいかも?

今でも鮮明に思い出せるほど強烈なインパクトを残したウユニ塩湖の絶景、ぼっちで参加したツアーの辛さがこの旅の2大ハイライト。酸いも甘いも経験させてくれたボリビアの旅は…「辛口」です!

今回でシュガートリップの連載は最後になってしまいますが、わたしの旅はまだまだ続きます。世界のどこかでお会いしましょう!

▶︎これまでのシュガートリップはこちら

■ライター紹介
あゆまっくす

Twitter:@ayumaxxxxx
Instagram:ayumax666

パンケーキをメインに、世界中を食べ歩き♩粉モノを愛する激甘党。
国内・海外問わずスイーツを食べ歩いています。
インスタグラム&ブログをほぼ毎日更新中。

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