第19回〜ケニア(辛口)〜

英語力ゼロ・コミュ力ゼロで41か国を旅した、スイーツ大好きあゆまっくすです。
今回のスイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ第19回では、西アフリカにある自然豊かな国「ケニア」にシュガートリップ!
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大自然が広がる野生の王国「ケニア」へシュガートリップ!

わたしにとっては初めてのブラックアフリカ(エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコの5ヵ国を除くサハラ砂漠以南にあるアフリカのすべての国)の国で、日本とはあまりにもかけはなれた文化だし、治安も決していいとは言えず行くのを躊躇していたんです。

怖いけど…どーーーーしても野生の動物を間近で見てみたい!ということで、意を決して一人でアフリカへ行くことにしました。

予約の段階でかなり緊張していましたが(ビビリ)、夢にまで見たサバンナを思い浮かべながら勇気を出して出発です!

悪名高き首都・ナイロビ

日本を出発すること約20時間。ケニアの首都・ナイロビに降り立ちました。

外務省の海外安全ホームページによると…

ナイロビ市内においては、強盗、ひったくり、空き巣、置き引き等が多発しており、特に、夜間や早朝における路上強盗が多発しています。2021年7月には、日本人がけん銃使用による強盗事件の被害に遭っています。

とのこと(涙)

特にわたしが宿泊したダウンタウン周辺は特に治安が悪く、ホテルの外へ出ようものなら警備員に「どこ行くんだ!危ないから部屋に戻りなさい」と止められます。

どんな街だよ…

でもナイロビに来ることはもう2度とないかもしれない。

そう思ったらどうしても写真に収めたかったので、警備員の目を盗んでダッシュで写真を撮りに行きました。

ビジネスマン風の人も多く、そんなに危なそうな感じではなかったので一安心。

調子に乗ったわたしはナイロビ市内にあるアフリカ最大のスラム街「キベラ・スラム」のツアーに参加しました。

個人で行くのは自殺行為なため、もちろんガイドさんが付くツアーに参加です。

本来ここに住むことは違法なのですが、スラムでしか暮らせない人々のためにケニア政府は黙認しているそうです。

スラムの人口は100〜200万人と諸説あり、政府や国連でさえも把握できていないとか…

貧困や衛生の問題だけでなく、ドラッグや犯罪、自殺、アルコール依存など様々な問題を抱えるスラム。

ゴミだらけで生活排水は垂れ流しで不衛生ではあるし、家はボロボロ。

ですが実際に歩いてみて思ったのが、意外と普通の暮らしをしているんだなぁということ。

こんなお店だってたくさんあるし、擦り切れて穴の開いた服を着た子供たちも楽しそうに暮らしています。

ずっとガイドさんが案内してくれたので、本当に危ない部分は見れていないんだとは思いますが…北朝鮮の人々の暮らしを見た時と同じような感想を抱きました。

マサイマラ国立公園へ

疲れをホテルでしっかり癒やし、2日目はいざサバンナへ!

個人で行くことは不可能なので、現地ツアーに参加します。

2泊3日で宿、食事、英語ガイド兼ドライバーが付いて300ドルという格安ツアー。

GWが重なったこともあり、ツアーメンバー8人中4人が日本人、そのうち3人が神戸出身というミラクルが起きました。

ナイロビから車を走らせること7時間(いちいちスケールがでかい)、マサイマラ国立公園内にあるツーリストキャンプに到着!

道がボッコボコだったので、普段はしない車酔い…

ここがわたしが泊まるお部屋、というかテントです。

ベッドの上にがいたり、蛇口を捻ったら茶色い水しか出なかったり、22時から6時までは電気の供給がなかったり、鍵がないので入ろうと思えば誰でも侵入可能(人でも動物でも)だったり、不安と不便しかないところでしたが、たった2泊だし…!と自分に言い聞かせてなんとか耐えられました。

ネットがつながらないのも不便だけど、個人的に一番つらかったのはお湯が出ず冷水を浴びなければならなかったこと。

この季節のケニアは朝晩が寒いのです(涙)

ランチはビュッフェだったり決まったメニューが出てきたり、お外でワイルドなランチボックスが配られたり。

総じておいしくないんですが私以外の日本人メンバーはおいしそうに完食しお代わりまでしていました。

一体普段どんなものを食べているんだろう。

マサイマラ国立公園で野生動物とご対面

一休みした後、早速動物を探しに出発!

サファリカーは上がオープンになっているのでより至近距離で動物を観察することができます。

ライオンなんかは食べようと思えば人間食べ放題の状態だと思うのですが、大丈夫なんでしょうか。

最初に遭遇したのはキリン。

いきなりTHE・サファリな動物に会えて車内は大興奮!

シマウマ!

サバンナではいっぱいいすぎて不人気のようですが、わたしは何気に一番好きかも。

ぷりぷりのお尻がかわいい♡

チーター。

意外と小さいんだな〜という印象です。

猫みたいでかわいい。

ゾウ。

タイなど東南アジアで見る機会が多いのでさほど感動しないかな~と思っていたのですが、やっぱり群れで見ると迫力がありましたね。

そしてついに…

ライオンキタ―――(゚∀゚)――――!!

食物連鎖の頂点に君臨する百獣の王。

このサバンナでも頻繁に見られるわけではないので、他のサファリツアーの車もどんどん集まってきて大変なことになってます。笑

ライオンというとたてがみのあるオスライオンのイメージが強かったのですが、メスライオンの格好よさに圧倒されました。

すごい目力…!

狩りをする場面は見れなかったものの、お食事の最中に遭遇。

わたしは血とか臓物的なものが苦手なのですが、、、ライオンが本能のままにシマウマにかじりついている姿がなぜか神聖なものに感じて、目をそらすことができず釘付けになってしまった。

運良く交尾シーンも見ることができました。

何度もいたしていたので、車内は一気に気まずいムードに。

マサイ族が住む村にお邪魔してみた


辛かったテント生活もあっという間に終わり、最後はマサイ族の村へ立ち寄りました。

歓迎のダンス♪(男性は客でも強制参加)

有名なマサイジャンプ!

火を起こしているところ。

自宅にも案内してくれました。

彼らが本物のマサイ族なのには間違いはありませんが、観光用の村なのでめちゃくちゃ商魂逞しく、あの手この手で商品を売りつけようとしてきます。

ライオンの牙で作ったネックレスとか。

牛が至近距離でう〇こを盛大にかましたのでワンピースが台無しになったけど、足元う〇こまみれで既に踏みまくっているのでもうどうでもいいです。

さようなら女子力。

ケニア旅行まとめ

・ケニア旅行はこんな人におすすめ
★異文化交流したい人

今回はたまたま半数が日本人という稀なパターンでしたが…現地ツアーは様々な国の人との出会いの宝庫。

サバンナで泊まったキャンプでも世界中から旅行者が集まっていました。

英語が話せれば何倍も楽しめると思いますが、コミュ力のある人は言葉が通じなくても友達になってたりします。(心底うらやましい)

★スリリングな体験をしたい人

街でもサバンナでも食うか食われるかのスリルが味わえます!

サバンナではあまりに動物との距離が近く、メスライオンと目が合ったときには心臓をわしづかみにされたような恐怖とゾクゾクするような興奮を感じました。

心臓の悪い人にはおすすめしません。

★デジタルデトックスしたい人

サバンナにWifiなどあるはずもなく、3日間ネットなしの生活をしていました。

わたしにとっては北朝鮮以来のことでしたが、やっぱりスマホ依存症の現代人には辛かった!とはいえ現実から切り離されたような感覚になれるので、すべてを忘れて旅を楽しめるのはいいことなのかもしれません。

・今回の激辛要素を振り返る

ツアーは格安なのに盛りだくさんの体験ができたし、ツアーメンバーもガイドさんも親切で楽しい人々だったので文句なし!

本当に心から行って良かったと思える旅になりました。

ですが、電気が来ない・ごはんがまずい・水シャワーなど地味に苦しい場面が多かったので、今回の旅は…「辛口」です!

次回はケニアの南にある大自然広がる国「タンザニア」へシュガートリップ!

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