スイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ〜中国(激辛)〜

長い歴史、広大な国土を誇る「中国」へシュガートリップ!

英語力ゼロ・コミュ力ゼロで40か国を旅した、スイーツ大好きあゆまっくすです。
今回のスイーツマニアの激辛(?)シュガートリップ第3回では、急速に成長を続ける「中国」にシュガートリップ!

中国には複数回訪問していますが場所も季節もバラバラ。そこで今回は少し形式を変えて、各都市ごとに訪れたスポットやグルメ、経験談等をまとめてみました。他の旅行者は絶対に体験することがないであろう、空港で起こった拘束事件もシェアするので、どうぞお見逃しなく!

「大連」おすすめ度★★★★☆

「北の真珠」と称されるおしゃれでモダンな街。帝政ロシアの租借地だったころの名残が残る、ヨーロッパ建築と近代的な建築が立ち並ぶ街並みは必見。
わたしが大連を訪れたのは年末の一番寒い時期。散策しようにも、とにかく寒くて…(最高気温−10℃)それでも気合いで地下街とロシア人街は観光しました。

ところが、途中寒すぎてスマホが動かなくなり、見事に迷子に。ちなみに大連はほとんど英語が通じません。道を聞いても「ノーイングリッシュ、ノーノー」とあしらわれ、めちゃくちゃ困りました。笑
結局ショッピングモールに入ってカイロで温めてスマホを復活させ、ことなきを得たのでした…やっぱりスマホ頼りはだめ!紙の地図も印刷すべきですね。笑

■大連で食べたおいしかったもの
エッグタルト
なんと、一個一元(日本円で16円くらい)で買えちゃうエッグタルト。
激安なので期待はせずに食べてみたら、ふつうにおいしい!

「瀋陽」おすすめ度★★★☆☆

人口約800万人の大都市「瀋陽」。想像以上の大都会で、ここに来れば何でもあります。
地下には巨大なショッピングモールが広がります。暖かく、清潔感もあって快適で一日中散策していました!

個人的に特に楽しかったのが衣類の問屋街。
巨大なビルの中に数え切れないほどの問屋が入っていて、メイドインチャイナの衣類が激安で購入できます。保存状態にやや不安があるものの(その辺に服が投げ捨てられていたりするので笑)日本で売られているものと遜色ないクオリティです。
モールの中で見つけた偽トトロ。

■瀋陽で食べたおいしかったもの
ブリュレパンケーキ
日本でも流行りのスフレパンケーキが瀋陽で食べられるなんて!見つけたときは大興奮でした。焼きたてのふわふわでおいしい!

それにしても…デコレーションのセンスが不思議すぎます。
なぜスイカを乗せたのか。サンタクロースとスイカという組み合わせは許されるのか。謎ばかりが残りました。

「北京」おすすめ度★★★☆☆

中国の首都「北京」。黄砂の影響か、とにかく空気が悪かった。スマホを持って歩いていると画面に白い粒子が降り積もるほど。コロナ禍ではないにも関わらず、マスクなしでは歩けませんでした。(地元の人々はノーマスクで平然としていたけれど、慣れ…??)
道に停まっている車もこの通り真っ白。
北京の目玉観光スポットといえば「万里の長城」。
万里の長城までは複数の行き方があり、わたしは電車で行きました。

ちなみに中国では列の割り込みは当たり前。そのため前の人との間隔をぎゅうぎゅうに詰めなければならないのですが…これが辛かった。
わたしの前に並んでいたのは中国人のおじさんだったのですが、容赦ない声量で電話を始めます。うるさい(涙)

電車がホームに到着するやいなや、現地の方々が席を確保するために猛ダッシュ!! わたしも疲れた体に鞭打って負けじとダッシュしました。
何もかもが一筋縄では行かない中国、それも魅力のひとつだと思っています。

その他、個人的におすすめのスポットは北京動物園。
もちろん日本の動物園でも見られますが、パンダの本場(?)中国でパンダを見た、という経験が大事です!
動物以外にもこんなのや
こんなのも鑑賞できます。
■北京で食べたおいしかったもの
ワンタン&小籠包
蠅がぶんぶん飛び回っていた超ローカル店で食べたワンタンと小籠包。朝ごはんには大満足のボリューム感。

チーズケーキ&リンゴのムースケーキ
北京で見つけた貴重なおしゃれカフェ。黒でまとめた店内がクールでかっこいい!選んだのは2層になったチーズケーキとドーム型のりんごムース。日本のお店と大差ないほど美味でした。

「上海」おすすめ度★★★★★

高層ビルが建ち並ぶ中国を代表する大都市「上海」。

観光客の多さもほかの都市とは比べ物にならないほど多く、夜遅い時間でも街は大賑わい!東京に負けず劣らずの都会っぷりです。
400年以上の歴史を持つ明代の伝統庭園、それに隣接する商業エリア「豫園」はお土産の宝庫。
上海随一の観光エリアである「外灘(バンド)」エリアのライトアップは必見。
自信を持っておすすめできる街。コロナ禍が終わったらぜひ行ってみて!

■上海で食べたおいしいもの
蟹の小籠包
ストローで熱々のスープをすする、猫舌泣かせの食べ歩きスナック。蟹のエキスがしっかりと味わえて激うまです!!

炒飯
ぷりぷりの海老が入った炒飯。上海はその辺のお店にテキトーに入ってもおいしい♪

「広州」おすすめ度☆☆☆☆☆

広東省の省都であり、中国第3の都市 広州。
タンザニア旅行の復路の乗り継ぎ地だったのですが、フライトまで10時間もあったため、入国して少しだけ中国を楽しむことに決めました。ホテルを予約して、周辺の中華料理を調べて…準備万端♪
わくわくしながらイミグレでパスポートを提示すると…

わたしのパスポートをめくる職員の手が突然止まり、険しい表情に。他の職員を呼んで何やら話し合っています。
中国語なので何を言っているのかは分かりませんが、不穏な空気がひしひしと…
そしてまた別の職員が召喚され、ジェスチャーで「こっちへ来い」と。

この時点では、わたしはまだ余裕だったんです。
別室に連行されるなんて珍しくないことだし、客観的に見てわたしのパスポートは怪しいし(あまり旅行者が行かない国のスタンプ満載のため)
朝5時に到着したこともあり疲労困憊。一刻も早くホテルで休みたいから早くして〜と思いながら、別室で待つこと30分。

進展がないので恐る恐るスタッフに声をかけてみる。
「何かトラブルがあったのでしょうか、、」

すると「あなたのビザは、フェイクです」と。

フェイク。

その言葉の衝撃に言葉を失ってしまいました。
ありえない、このビザはタンザニアのイミグレで50ドル払って公式に手に入れたものなのに!
でいうか、50ドルのために偽造なんてするかフツー。(怒)

つたない英語で必死に否定するも虚しく、地下室へと連行されるわたし。
指紋をとられ、写真をとられ、荷物を没収され(後に返された)まるで犯罪者扱い…
すると何やらスーツを着た偉そうな人が書類を持って登場し、「お前はビザ偽造の罪で次のフライトで日本に強制送還。それまで地下室に拘束。その後1年間中国に入国禁止。ここにサインしろ」と。

ふざけんなーーーー!

とぶちギレてみたものの、赤ちゃんレベルでしか英語が話せないわたしはバブバブ言うことしかできず…というか向こうは聞く耳持ってません。向こうは向こうでぶちギレ返してきます。勝てない。
こうして泣く泣く地下牢にぶち込まれたのです…

がらんとして真っ暗な地下牢は、例えるならば体育館の倉庫のような雰囲気。汚い布団と、トイレ(というか、穴!)があるのみ。外から施錠されたドアの隣には、鉄格子の付いた窓口。ここから見回りに来たスタッフに監視されているというわけです。
スマホも没収されているため、本当にやることがひとつも無いんです。フライトまで8時間もあるのに…。しばらく頭を抱えたまま動けませんでした。
食糧としてクラッカー数枚と水、ポリッジが与えられましたが食欲なんて湧くはずもなく、仕方なくカビくさい布団で横たわっていたらいつの間にか眠ってしまいました。

約7時間後。
また別のスタッフがやってきて、地下牢から出るように言われました。
出口まで案内され、「君のビザは本物だった。日本に帰ったらパスポートを変えた方がいい。」と。

…どういうことやねん。
ふざけんなコラ!拘束されてた時間返せ!こんな国2度と来るかヴォケ!◎△$♪×¥●&%#?!!
と心の中で暴言を吐きながら、地上(空港内だけど)へ脱出したのでした。

誤解のないよう言っておきますが、わたしは今でも中国好きですよ!いい人多いし、食べ物はおいしいし。ぜひまた行きたいと思ってます、拘束は御免ですが。

■広州で食べたおいしいもの
牛肉のせ麺
解放された後急にお腹が空いて、空港内で食べた麺料理。死ぬほどおいしかった♪

今回の激辛要素を振り返る

広州での拘束事件は今になって思えば、貴重な経験だったなぁと思います。体験したくてもできないことですからね。。今回の旅は文句なしの「激辛」です!
何度も言いますが、中国はいいところもたくさんあるので怖がらずに、ぜひ行ってみてくださいね。笑

次回は日本人旅行者にも大人気♡世界有数の親日国「台湾」へシュガートリップ!

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