レトローゲームを愛し続けて37年。今宵はイルカとシャチと戯れて星を彷徨うレゲー☆ライターの方山(カタヤマ)だ!今回はレゲー紹介第3弾として、レトロゲーマーの間でも評価が分かれる『星をみるひと』をプレイしてみたぞ。高めの難易度はあるあるとしても、ゲーム全体を通じて旅のヒントが少な過ぎて、たびたび詰むから慣れないうちはストレスMAX笑
操作性の悪さやいわゆるRPGのお決まり展開(ラスボスとのバトル等)が少ない作品がゆえ、本作の名前は知っていても実際にプレイした猛者は多くないかもしれない。「攻略本がなければ、ゲーム中にできるのは『歩く』or『死ぬ』だけだ」という前情報もあったが、とにかくプレイしてみんことには始まらん。
「義を見てせざるは、勇なきなり」(論語)の言葉の如く、30年余りを経ても未だに話題となる作品が面白くないはずはなく、プレイあるのみだ。しかし、プレイ時間がどれくらいとなるか全く検討がつかん。『星をみるひと』プレイ・スタート!
歩けども、歩けども、街が見えず…いきなり迷子になる
今回プレイする『星をみるひと』は、懐かしのファミコンソフト。運よく箱と説明書付きのものをゲットできて心がたぎるぜ!
ソフトの保存状態が良く、しばらく見入ってしまった笑 タイトルの上に「本格SFロールプレイングゲーム」とある。あきらかに、子ども向きのゲームでないことを匂わせている。
箱の裏面はこちら。「GA夢(ガム)」というメーカーは存じ上げないのだが、当時はいろいろな会社がソフトを作っていたものだ。箱書きの説明を見ると、「改造生物」「超能力者」といった単語がおどっている。超能力を題材としたハードボイルドSF・RPGって一体…
何はともあれ、レトロフリークにカセットを装てんし、いざ電源ON!オープニング画面はこちら。BGMが良く、壮大な宇宙観をかもし出している。
ゲームスタートなのだが、ここはどこだ笑(まずこの画面を見てド〇クエ?と思ったかたも多いはずw)
昔のRPGあるあるで、いきなり何の説明もなくフィールドに放り出される主人公。しばらくウロウロとしてみる…5分くらい彷徨ってみたが、行き先が全くわからないので説明書を読むと、どうやら超能力で街が見えないらしい。何じゃそりゃw
実は最初の街の位置は、ゲーム開始画面から左に一歩進んだ地点にある。まさに隠れ家だな。入口のおじいさんに話しかけると、「まむすの村」というらしい。村の姿を隠しているということは、何か脅威があるのだろう。コマンド画面の「ESP」というのは、何であろうか。とにかくこのゲームは謎が多い。
村内を散策していると武器屋を発見。所持金が全く無いので一番安い「れいがん」すら買えない…とほほ。
いきなりゲームオーバーのような画面になったが、これはセーブしたときのパスワード。コマンドを適当にいじっていたら、ふっかつの呪文のようなメッセージが。
主人公は「みなみ」という少年。ステータスを見ても、これが強いのか弱いのかもわからない。ESPは推測すると、どうやら特殊能力らしい…
あ、ESPって「エスパー」のことか。
レベルが上がれば使えるようになるのだろう。
薄々気付いてはいたが、村の人から改めて話を聞いてみる。力を合わせて姿を消すということは、ここの世界の住人は何らかの形でエスパーが使えるらしい。
村内で見るところがなくなったので、再びフィールドへ。そして、いきなり戦闘モード。操作方法がよくわかんないけど、とりあえずESPを使って見る。
お気づきだろうか、敵の姿が変わっていることに。
敵が変身したわけでなく、私が一度やられたのだ笑
実はコマンド入力をするとキャンセルが行えない仕様となっており、先ほどはあえなく敗退。そして、今回も敗退。いや思った以上に難易度が高すぎる。
敵を1体も倒せず早くも2死www。
主人公が弱すぎて、全く先に進めないw。
とりあえず、村の周辺で1体で出現する敵を倒しながらレベル上げしよう。とはいえ、都合よく1体の敵が現れてくれるわけではなく、3体の「ふらっか」という敵とバトル。
主人公のみなみ少年は攻撃力は低いものの、体力がハンパない笑 わずかなダメージが敵にはいるのならば、ここは持久戦に持ち込むのが正しい戦法かと。1回のバトルで5分以上かかってしまうけど、がまんガマン。
ロボットと戦ったり、妖術師と戦ったりして、とにかくレベル5まで上げてみた。ようやくこれで、先へ進めそうだ。
街から街へ…あてどもなく巡りゆく。そして初めての仲間と遭遇
さて、みなみの旅は始まったものの、旅の目的がまだ定かではない。となれば、取るべき選択はひたすら前進あるのみ笑
まむすの村を北西に進むと、何やら次の街らしきものを発見。ここは何で丸見え状態なのだろうか…
何やら住人の様子がおかしく、まともに会話が成り立たない。誰か事情を知っている人を探していると、「なぞの病原菌で村人が病んでいる」とのこと。なるほど、理解した。すかさず協力を求められるのが、RPGあるある笑
村人の病は「りんすきんびょう」というらしい。この村ではこれ以上やることがないので、いったん外へ出よう。
ん?? 何で最初のポイントに出ているのだろうか。たしかに私は、北の村を出たはずなのだが。。わけがわからん。
気を取り直して、再び北の村へ。最初は気づかなかったが、画面に見える黄色の部分は乗り越えることができる。村の外でうろついているおじいさんに話を聞こう。
「あいむのくすり」というのが必要らしい。どこで手に入れるのかは全く教えてくれない。自分で探せということか。
北の村から東に行くと、森林地帯。しばらくうろついていると…
いきなり、何の前ぶれもなくダンジョンに入った。よくわからないけど、せっかく来たし捜索してみよう。
あからさまに「ここを調べろ!」的な木を調べてみると、「ういのみ」というのが手に入った。たぶん木の実を集めて、あいむのくすりを作ればいいのだろうて。
ダンジョン内をくまなく捜索中。いくつかの木の実をゲットしたので外へ。
海岸沿いを歩いていると、何やら扉のようなものを発見。
再びのダンジョンである。ちなみにダンジョン内では敵がもちろん出てくる。(ここでもしっかり3死。)
進んだり、やられたりを繰り返しながらダンジョンの奥に行くと、「しば」というキャラと出会った。「たすけてくれて、ありがとう」と彼は言っているが、何かをした覚えはない…もしかしてコイツ、迷子か?
「つれていって」と言っているが私についてきても一緒に迷うだけだぞw
まぁ戦力は欲しいし、迷子仲間として連れて行ってやるか。
しばを仲間にして、さらにダンジョンの奥へと進むと発電機が動いたらしい。他人事のように言っているのは、特に何かをしたわけではないからで、触れると勝手に動き出した笑
まぁ、しばが仲間になって少し戦闘がラクになった。これまでは数的有利を取られていたが、これで1体の敵に対しては、逆に有利に立ちまえる。
フハハハ、バカめ。ゴールデンペアならぬ、我らブルーペアに1体で挑んでこようとは、身の程知らずにもほどがあるぞ!
ジャンプ・ジャンプ・ジャンプ!3人目の仲間を得てパーティーが安定
2人目の仲間を得て、いったん装備を整えるためにまむすの村へ。ちなみに本作では所持金はそれぞれが管理するシステムなので、パーティーというよりもフリーランスの集まりのようだ笑
装備を整えるために、スタート地点の村に戻る。レベルが上がって特殊能力が使えるようになったおかげか、これまで渡れなかった川を越えることができた。画面に見える扉は、村人の情報だとパーティー全員で行かないとヤバいらしい。君子危うきに近づかずだ。
川だけでなく、海も渡れる笑 ショートカットで大陸を移動中。
しばを仲間にしたダンジョンから西のほうに進むと、湖に浮かぶ扉を発見。画面に見える赤い部分はESPのジャンプ能力のレベルが上がると越せるようだ。そのことに気づくまでに時間がかかり、低レベルでぐるぐるとフィールドを彷徨っていた。(すまんな、しば。また迷子だ!)
湖の扉をくぐると、何やら波止場のようなところに出た。画面の右側に見える赤と黒の箇所は何であろうか。
赤と黒の箇所を踏んでみると、地下に降りてきた。ああ、階段であったか…まぎらわしい。このゲームは気になる箇所を見過ごさないでチェックしていかないと、途中で詰んでしまいがちになる。
地下室にいるおじいさんから「あーくCITY」の情報を得る。とても危険なところらしいが、CITYというからには、これまでよりも大きな街のようだ。ついでに、「しるばーかーど」をゲット。
波止場の先のほうまで進んでいくと、また扉を発見。扉をくぐると、また扉という展開が繰り返す。
今度はまた別のエリアに出てきたようだ。ここに、あーくCITYはあるのだろうか…と思っていたら、エンカウント。
いや、さっきよりも格段に敵のレベルが上がっている笑 ちなみにこのゲームは、「逃げる」というコマンドがないため、「戦う」か「死ぬ」しかない。あえなく敵に敗北して、ゲームを再開。
外周の浮島の部分を渡り歩いていると、いつの間にかアークCITYに到着。街の人の話によれば、居住区と行政区に分かれているらしい。
そして、居住区をぶらついていると「あいね」というサイキック少女が仲間になる。特に何もしなくても仲間になるので、ちょっとありがたみがない笑
居住区を出ると、またスタート地点のまむすの村に飛ばされる。画面の扉は、あーくCITYに向かうための近道ルート。この扉の存在を忘れていて、何度も大回りであーくCITYに向かっていた…かなしおす。
とはいえ、あーくCITYを出てから今度は何をすればいいのやら。たぶん行政区に行く必要があるんだろうけど、全く場所が分からずに迷子中。
どこなんだ、行政区!
ひたすら迷子になっていたら、またダンジョンに突入。ココハドコ?
ESPはバトル中だけでなく、移動中にも使えるようだ。試しに「ぶれいく」を使ってみると、壁が一気に崩壊。あー、今さらながら本作が超能力をメインとしていたことを思い出した笑 これで先に進めそうだ。
ダンジョン内をうろうろしていたら、「ぴろんっ!」とSEが。持ち物を調べてみると、「さんそぱいぷ」というアイテムが手に入った。何に使う物かはわからんけど、取っておこう。
お金稼ぎはRPGの定番。しかし、いくら貯めればいいのだ?笑
あーくCITYの行政区を探し求めているうちに、良い具合にレベルが上がってきた笑 しかし、ここから地味にお金を貯め続けなければならないなんて…
あーくCITYの居住区にいったん戻ってきた。特に用はない。
あいねが仲間になったが、新しい仲間はレベル1から始まるので、しばらくレベル上げ。レベルが一定ラインまでアップすると、キャラのビジュアルに変化が!みなみの身長やポーズが変わっている。なかなかニクい演出。
ようやく画面の左下に、行政区を発見。長かったー、と感じる一方で実は居住区の真東にあったという件←おいっ!w
行政区に入ると、大佐と呼ばれる人物と話すことに。えっ、われわれは”人類の敵”だったの笑 ストーリー上、どこかに説明はあったのだろうか…とりあえず大佐から「ごーるどかーど」をもらう。
行政区内を散策中。遺伝子操作の研究とは、不穏な感じがするけども…
て、何か意味がわからんけど街中で死んでしまう笑 え、なんで理不尽すぎるだろー!
最後の仲間を求めて、旅は続く
意味不明の死を遂げたみなみ一行だが、私はめげずに前進するのだ。次の目的地はわからないが、とにかく隅々まで回ってみよう。
これまで訪れた場所にヒントがないか、とにかく手当たり次第に散策中。
まだ入っていなかった扉があったようで、「すぺーすころにー」に来てしまった。新しい惑星に着く?あれ、実は宇宙空間を移動しているのか。まだ世界観がうまく把握できない。
先へ進もうとするも、青いマスが越えられずに断念。たぶん、こっちは正解ルートではないらしい。
再び行政区に戻ってきたが、どうやら4人目の仲間を見つけるのが先のようだ。まっくすは死んでしまった!と唐突に言われたが、まっくすというヤツが仲間になるのか?
牢獄の囚人に話しかけると、4人目の仲間となりそうな人物のヒントをくれる。次は、”なたーしゃ”に会えとのこと。
なたーしゃに会うと、今度は”あーさ”だそうだ。一体どいつが仲間になるのだ?笑
ちなみに、仲間であるあいねのESPである”てれぱし”を使うと、通常の会話では聞けない心の声が聞ける。ストーリーの進行上、重要なヒントをくれる場合もあるので、こまめに”てれぱし”を使うのが大事。
あーさーから、「ぶるーかーど」をゲット。ようやく4人目の仲間である「みさ」を仲間にできるっぽい。
ちなみに、みさを仲間にするために「しるばーかーど」を4枚購入する必要があり、なんと8,000Gかかる。お金を貯めるには敵を倒すしかないので、ひたすら3時間程度の金稼ぎ&レベル上げ。
画面右上の小部屋にいるのが、みさ。ここまでたどり着くのに、エラい時間がかかってしまった。
4人目のみさが仲間になった。仲間が全員そろったということは、そろそろラストも近いのだろう。主人公の仲間になるキャラは、話しかけると強制的に仲間になってくる。選択肢はない笑
まさかの宇宙に旅立つ一行。たどり着いたのはシー・ワールド
次はスペースコロニーへ向かうのだが、先ほど訪れたルート以外をようやく発見できた。ここから舞台はかわって、宇宙へと旅立つ――
あーくCITYの居住区から、まっすぐ西に向かうと宇宙に向かう扉がある。
ぐるぐると移動していると…
はい、宇宙へやってきた。特にイベントがあるわけでもなく、フツーに宇宙空間に放り出される。たぶん、前に拾った「さんそぱいぷ」がここで役立っているのだろう。
宇宙にある設備とあって、何とも無機質な感じ。
なぜか、宇宙を歩ける…いや考えてみれば、これは浮いているのか笑
宇宙服を着た人に話しかけると、あぶないから帰れとのこと。いやいや、ここまで来たのに帰れないよ。
普通に話すと画面の通り、何もわからないが…
あいねのてれぱしを使えば、相手の思考をのぞけるらしい。しかし、”あるもの”って何だろうか。
道行く人たちの会話が断片的なので、いまいちここがどこか分かりづらいのだが、コロニー内にいるらしい。もはや、人影も見えなくなってきた。
ひたすら奥へ、奥へと進んでいく。
途中で気づいたのだが、ESP”じゃんぷ”のレベルがアップすると、画面のように壁伝いに移動ができる。ちなみに壁の上を歩いていくと敵に遭遇しないので、とってもラクだ笑
同じようなステージを進んでいく。ちょっと退屈ではあるが、BGMがなんだかラストステージっぽい。
にしても、長い。どんだけ上があるのやら。
同じような空間を移動しまくって、ようやく扉を発見。
中に入ると、ガイコツとシャチとイルカが笑 どういう組織なのだろうか。「てれぱしーレベルが5以上必要」という情報の意味は、イルカと意思疎通を図れるレベルらしい。
ガイコツくんの話によれば、イルカ族とシャチ族がいるらしい。お互いに争っているというが、そのわりにはなぜ同じ空間にいるんだろうか。
今度はシャチさんの話を聞いてみると、何でも地球を発見したのはシャチさんだそうだ。し、知らなかった…笑
そりゃ、人間は適していないだろうねぇ。
対等にシャチさんとお話できるのは、人類の中でも主人公たちサイキックだけらしい。
”あくあ”に行けとのこと。主人公たち以外にも、サイキックがいるらしい。てか、また来た道を戻るのかぁ…しんどい。
イルカとシャチとサイキックと|迫られる選択
シャチさんから「あくあに行け」と言われたみなみ一行は、いよいよストーリーの終盤を迎える。イルカとシャチのどっちの味方をすればよいのやら。
あくあに向かう道中では、ラストを予感させるかのように敵のレベルが一気に上がる。この「すりーぱ」は調べてみると、本作一番の強敵らしい。戦って勝てないことはないが、連戦はちとツラいよ。
強い敵が次から次に。「逃げる」コマンドがないのが地味に痛い。
まぁ、敵が強い分だけ経験値も多くもらえる。ラスボス戦に備えて、レベルを少しでも上げておこう。
再び、もと来た道を戻っていく。
あくあというのは、たぶんここだろう。
おお、またガイコツとシャチの楽園w
ふむふむ、イルカ族もシャチ族も遺伝子操作で作られた生命体なのね。そりゃ、人間と会話しているから、元からそうだったわけではないわな笑
どんだけ笑 人間やサイキックはシャチさんたちから嫌われているらしい。みんな仲良くしようぜ。
イルカさんと話をすると、「お前たちの代表と話をしたい」そうだ。代表とは?
あ、イルカ族のほうは共存路線なのね。なんとか争わずに済ます方法はないだろうか。
イルカさんたちは、どうやらシャチさんたちを見捨てたいらしい。
シャチさんもプライドが高いので、話は平行線の状態。
いや、結局は主人公たちに決めさせるわけね。まぁいいけども笑
どうやら、2つの選択肢があるらしい。
「イルカさんたちと一緒に、あくあに住む」
「新しい星を求めて旅に出る」
はっきり言って、どちらの選択がいいのか今の私には全然分からない笑
人類の代表者となり、壮大なマルチエンディングを迎えた
イルカ族とシャチ族の争いに巻き込まれた主人公。一緒に住むか、旅に出るかの二択を迫られる。果たして、その選択が待ち受ける未来とは――
長々と話を聞きまくった結果、イルカさんたちから代表権を預けられた。これで、シャチさんたちと交渉ができるようだ。
イルカさんたちのリーダーと話をしてこいとのこと。再び、シャチさんがいるところまで移動。ちなみに、最終盤となってESP”じゃんぷ”に訪れた場所を登録しておけば、瞬時に移動できることが分かった。もっと早めに知っていれば、時間短縮できたのだが笑
おお、みなとたちはサイキック代表となった。
あれ、選択肢は3つあるっぽい。
「共存して、あくあに住む」
「別の星を探すために、すぺーすころにーに残り続ける」
「たたかう(誰と?)」
とりあえず、この会話の前にセーブしておいたんで、さぁ全部の選択肢を見てみよう!
▶たたかう
ラスボス戦などはなく、単にテキスト表示のみ。なんとも素っ気ない。
人類は戦うことが大好き、みたいに言われている笑
あー、これは絶対にバッドエンドのパターンだ。「じんるいのみらいは、くらい――」という言葉が重いw
▶のこる
なんか、置いていかれるのはイヤな感じもするものだ。
残された人類は――、
結局たたかい続けるらしい。またバッドエンドかいっ!「くらい」て笑
一応旅は終わったというのが、モヤっとする。まぁ、「たたかう」よりは良い終わり方なのかな?
▶あくあにすむ
え、なんかイヤな予感がする展開。
新しい生物へと進化…あれ、人類よどこへ行く笑
人類の未来は明るいらしい。まぁ、たしかにイルカさんたちと共に暮らす世界は、平和っぽい気もする。ここはあまり深く考えずに、ハッピーエンドということにしておこう!笑
プレイ後記
さて、『星をみるひと』のエンディングをすべて制覇してみた。プレイ後にまず感じたことを1つだけ言っておこう、「おいラスボスはどうした!」笑 RPGでラストのお決まりといえば、ラスボス戦なのだが本作にはそれがない。一体、どうしたというのだ。
が、冷静になって考えてみれば、正規ルートが「イルカさんたちとの共存」なので、そもそも戦うことがメインではないのかもしれない。いや、単純にゲームの発売日が迫っていて、ラスボス戦を用意している時間がなかったのでは…げふん。なぜRPGなのに、ラスボス戦がないのか真相は定かではないが、結果的にその点が本作を異色なゲームとして評価を押し上げる一因になっているのは確かだ。
ちなみに私のように感じた同志はいるらしく、Web上には有志たちが作ったリメイク版を無料公開しているらしいので、ぜひ気になった諸君は探してほしい。有志のリメイク版を見れば分かるが、イルカさんがラスボスとして、何とも言えないキモい感じを出しているので一見の価値ありだ。
また2020年7月にNintendo Switchへの移植版が配信開始そう。
本作は細かな設定が詰められていないなどの残念な部分はあるが、ストーリーやBGMなどは良作の部類に入るであろう。何よりも、こうやって30年が経過しても話題になる意味がプレイしてみてわかった。やや哲学的なテーマ性を帯びた作品だが、ハマれる人はどっぷりとハマれる。イルカさんらと一緒にあくあで暮らす夢を見つつ、しばしのアデュー!
文責:方山敏彦(レゲー☆ライター)