ペインター・Momoさん
今回はリニューアル2回目ですね。内容のリニューアルだけかと思いきや、タイトルも少し変わり、『点灯者たち -LIGHTERS in It’s a small Kawaii world-』になっておりました。アップされた記事を観て僕も初めて知ったんですが(笑)、“点灯者”という字面を眺めていて、ライターケースを制作して欲しいアーティストが頭にパッと点灯しました!それは、ペインターのMomoさん。あるものを使って無数の点を描く、唯一無二のアーティストです。彼女ならきっと唯一無二のライターケースを作成してくれるに違いない。
そう思いついて図々しくオファーしたところ、個展が控えて制作でお忙しい中、快く引き受けてくれました。そして、アトリエでのインタビューも快諾。図々しくお邪魔し、制作中の様子も見せて頂きました。
Momo – 千葉県生まれ、東京在住のペインター。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。オーストラリアの先住民が描くアボリジナルアートに魅了され、つまようじを使う独自のドットペインティングで作品を制作している。2024年2月に阪急メンズ東京7階「+DA.YO.NE.ギャラリー」で個展開催予定。」で個展開催予定。
Instagram:@momomi_chida
はじまりから完成まで
制作工程動画
ドットライターケースが完成
Momoさんのポップでカラフルなドットペインティングが、ライターケースに施されたなら?どんな仕上がりになるのだろうと期待して完成を待っていましたが、制作途中の段階で、ライターケースそのものから粘土で作っていると知り、目が点になりました。 ライターケースという未知のお題が、どうやらMomoさんのクリエイター魂に火を付けたようで、アーティスト人生初となる立体作品を制作する運びとなったようです。 なお、Momoさん曰く、「炎が空間にリフレクションしているようなイメージで制作しました」とのこと。確かに、そのままでも十分に魅力的な作品なのですが、火をつけた際に、炎の色とライターケースの色やドットが絶妙な調和を魅せてくれます。それも、どの視点から観ても。まさに、点の打ちどころのない作品です。
完成動画
おまけ
Momoさんが普段どのように制作しているのか?どこから絵を描き始めるのか?そして、フィニッシュはどうするのか?制作に関して気になることをあれこれ質問。1点1点丁寧にご回答いただきました。ちなみに、動画の中にMomoさん家の住人がひっそり登場しています。
インタビュー動画
著者
1983年生まれ。千葉大学法経学部法学科卒。元吉本興業のお笑い芸人。
芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。
現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。
著書に『名画たちのホンネ』(三笠書房)、『東京のレトロ美術館』(エクスナレッジ)など。公式ブログ(アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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