#36 書道家・笹井千織がFIRST TAKEに挑む@点灯者たち -LIGHTERS in It’s a small Kawaii world-

この企画では株式会社ライテックの商品、「クレーターネオ」に合わせたライターケース作品と制作したアーティストをご紹介します。今回はアナウンサーで美声を奏でながら美しい「書」そして「画」を描く笹井千織さん!

書道家・笹井千織さん

 今回のゲストは、セント・フォースに所属するフリーアナウンサーの笹井千織さん。ラジオNIKKEIのPodcast番組『ニッポンぶらァ~ト』で、パートナーを務めて頂いたお相手です。街中に点在する美術館やギャラリー、パブリックアートなどをぶらっと巡るゆるい番組が、ちゃんと進行できているのは、すべて笹井さんのおかげ。その節は大変お世話になりました!
 と、そんな笹井さんには、フリーアナウンサーとは別にもう一つの顔があります。それは、書道家。3歳から書の世界に触れ、すでに20年以上のキャリアを積んでいる実力者です。今年1月には、自身初となる個展も開催したほど。書のライブパフォーマンスも得意とする笹井さんに、今回は企画初となる一発本番に挑んで頂きました。果たして、その結末は―

アーティストプロフィール

笹井千織 -Sasai Chiwori- – 書道家。1998年生まれ。
3歳より筆を持ち始め、書道・絵画の楽しさを知る。
近年は、自身のオンラインストアで作品販売も開始し、ポストカードをはじめ、ウェルカムボードや、命名書、企業様ロゴデザインなどを手掛ける。
また、書道パフォーマンスや個展も積極的に行い、幅広い活動を展開中。

「書道: 牧書会」所属。3歳から20歳までは佐藤緑風先生の元で、現在は長谷川鸞卿先生の元で学んでいる。

Instagram@chiworin_gallery

はじまりから完成まで

制作工程動画

書画ライターケースが完成

 普段、書画を書いている紙とは全然違う素材に描く。それだけでも難易度が高いチャレンジな上に、一発本番で挑まなくてはならない。何でまたこんな無茶ぶりをしてしまったのだろうと、我ながら反省しました。が、しかし、嫌がる素振りやプレッシャーをまったく感じさせず、むしろ楽しそうに制作を進める笹井さん。その姿に、プロ魂をまざまざと見せつけられました。もちろん完成した作品そのものも美しいのですが、制作中の筆の動き、指の動き、所作がどれも美しかったです(強いて言えば、パレットだけがそうでもなかったですが笑)。今回は手のひらサイズの小さな作品の制作でしたが、今度は大きな書を描くパフォーマンスを是非とも生で観てみたいと思います!

深掘りインタビュー

 フリーアナウンサーとして多方面で活躍する笹井さんですが、書道家としてもまた多方面で活躍されていました。書の仕事もいろいろとあるのですね!そして、ただ、文字を美しく書けばいいってものじゃないのですね。身近なようで意外と知らない分野なので、純粋に勉強になりました。

新コーナー「あなたは何オタク?」

 こだわりの強いアーティストであれば、制作以外にもこだわりが強いものがあるはず!そんな思い付きから今回から始まった新コーナー「あなたは何オタク?」。記念すべき一発目では、笹井さんというよりも、笹井一家のオタクぶりが明らかに!ここだけの話ですが、エピソードを伺っている際、ちょっとだけ引いていました(笑)。

著者
アートテラー・とに~アートテラー・とに~
1983年生まれ。千葉大学法経学部法学科卒。元吉本興業のお笑い芸人。
芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。
現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。
著書に『名画たちのホンネ』(三笠書房)、『東京のレトロ美術館』(エクスナレッジ)など。公式ブログ(アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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@artteller_tony | Instagram

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