ソロキャンプとは? 一人でキャンプを楽しむために必要なギアを紹介!

最近はキャンプもすっかり一般的になりました。

家族や仲間とキャンプを楽しむ人もいれば、一人でキャンプをしている人もいます。

一人でするキャンプのことを「ソロキャンプ」といいます。

ソロキャンプには、人と一緒のキャンプでは味わえない楽しみがあります。

この記事では、ソロキャンプの魅力やソロキャンプを楽しむために必要なギアについて解説していきます。

ソロキャンプの魅力とは?


最近、ソロキャンプが人気を集めています。

「一人のキャンプ」というと何となく寂しそうなイメージもありますが、どんな魅力があるのでしょうか。

ここでは、ソロキャンプにはどんな魅力があるのかについて解説していきます。

のんびりと自由に過ごせる

ソロキャンプの最大の魅力は、自分以外の人に気を遣わずのんびりと自由に過ごせるということでしょう。

人と一緒にキャンプをすると、意外と気を遣って疲れるものです。

ケムール編集部員のOは学生時代に琵琶湖のほとりで10人以上の人とキャンプをしたことがあります。

大学の先輩とその先輩の友人数名というメンバーだったのですが、当時のOはいちばん年下だったこともあり、気を遣い過ぎて疲労困憊した思い出があります。

間違いなく楽しい思い出ではあったのですが、あまりのんびり出来たという印象がありません。

「休みの日ぐらい外でのんびりしたい」という人がグループでキャンプをすると、人に気を遣うせいで逆に疲れてしまう可能性もあります。

気を遣うべき相手がいないソロキャンプなら、その心配はありません。

キャンプ場の風景を眺めながらぼーっとしたり、パチパチと音を立てて燃える焚き火と向き合ったり、自由に過ごすことが出来ますよ。

時間を自由に決められる

グループでキャンプをするとなると、集合時間や出発時間などを調整する必要があります。

1人だけ置いていくわけにはいきませんから、やはりみんな揃ってから出発することになります。

『出来るだけ早くキャンプ場に行って、のんびり過ごしたいな』

そんなことを考えていても、自分の気持ちだけで出発や集合の時間を決めることは出来ません。

ソロキャンプなら、自分にとって都合の良い時間にキャンプ場にむけて出発することが出来ますし、そもそも一緒にキャンプをする人がいないので、集合時間を決める必要もありません。

最も時間の融通が効くのがソロキャンプです。

予定を柔軟に変更できる

キャンプをしていると、急に予定を変えたくなる時があります。

たとえば、キャンプを終えたあとに温泉に立ち寄ることを思いついたり、食事のメニューを変更したくなったりすることがあります。

人と一緒にキャンプをすると、自分の気持ちだけで予定を変えることは出来ません。

他の人の意見も聞いたうえで変更しないと、雰囲気も悪くなってしまいます。

グループでのキャンプは一種の集団行動のようなものですから、自分の気持ちばかり主張するのはNGです。

ソロキャンプなら、急に予定を変えたくなっても問題ありません。

キャンプを終えたあとに温泉を楽しんでも良いですし、夕食をカレーからシチューに変更するのも自由です。

気分が変わりやすい方は、ソロキャンプに向いているといえるかも知れませんね。

料理や飲み物を人に合わせる必要がない

キャンプといえば、食べ物や飲み物も大きな楽しみですよね。

定番のカレーも良いですし、豪華にステーキを楽しむという選択もありです。

朝に飲むコーヒーや紅茶の美味しさも格別です。

やはり、キャンプをするなら自分の好きや食べ物や飲み物が良いですよね。

しかし、グループでのキャンプになるとそうはいきません。

みんなの意見を聞いてメニューを決定しなければいけません。

自分が食べたい料理があっても、その料理が嫌いな人がいれば別のメニューで妥協する必要があります。

ソロキャンプなら、そんな心配はありません。

自分が好きなものを食べ、好きなドリンクを楽しめます。

食べることにこだわりが強い人なら、ソロキャンプの方が楽しめるはずです。

ソロキャンプ用のギアは比較的安い

どのようなキャンプを楽しむにしろ、キャンプをするにはギア(キャンプ用の道具)が必要です。

キャンプギアの中には決して安くないものも多いのですが、ソロキャンプ用のギアは比較的安い傾向にあります。

たとえば、キャンプのチェアなどは一人掛けのものと二人掛けのものでは、それなりに値段に差があります。

テーブルや焚き火台なども同様です。

一人で使用することを前提に作られているので、材料費などが比較的安いからでしょう。

ギアの購入にかんしては、グループでのキャンプよりソロキャンプの方が明らかにハードルは低いといえます。

もちろん、ソロキャンプ用のギアの中にも値段の高い高級品があります。

ソロキャンプにおすすめのキャンプ場


ソロキャンプをするなら、どんなキャンプ場が良いのでしょうか。

まだソロキャンプをしたことがない人にとっては、キャンプ場選びも簡単ではないですよね。

そんな方のために、ソロキャンプを楽しむのにぴったりな全国のキャンプ場を地域別に紹介していきます。

ソロキャンプ専用のテントサイトを設けていたり、ソロキャンプ用のお得なプランを用意しているキャンプ場もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

北海道

①白老キャンプフィールドASOBUBA
北海道の道南に位置するキャンプ場です。

駐車場からテントサイトまでの距離が短く、荷物を運ぶ負担が少なくて済みます。

直火オッケーのキャンプ場なので、焚き火をするために焚き火台を持っていく必要がありません。

受付に併設された売店では、お洒落なキャンプギアも販売されていますよ。

https://asobuba.com/
所在地:〒059-0911 北海道白老郡白老町森野98番1

②まあぶオートキャンプ場
ピザを焼くための石窯なども備わっている、充実した設備が特徴のキャンプ場です。

豊かな自然の中にあり、夏になればホタルを見ることも出来ます。

このキャンプ場を利用すれば、近くにある温泉施設を半額で利用出来るので、キャンプでかいた汗を流してすっきり出来ますよ。

ランドリーや水洗トイレもあるので、綺麗好きな方でもストレスなくソロキャンプを楽しめます。

https://agri-studio-maabu.com/camp/
所在地:〒074-1273 北海道深川市音江町字音江459番地1
連絡先:0164‐26-3000

③ちとせ美笛キャンプ場
幻想的な光景で知られる支笏湖のほとりに位置するキャンプ場です。

かなり敷地が広いので、他のキャンパーのことが気になりにくい環境でのんびりとソロキャンプを楽しめますよ。

シャワーや売店などの設備も整っているので、初心者キャンパーの方にもおすすめです。

千歳空港からも近いので、北海道に住んでいる人でなくても、初の北海道キャンプをするのに最適です。

https://www.shikotuko.jp/
所在地:〒066-0285 北海道千歳市美笛
連絡先:090-5987-128

東北

①宮古姉ヶ崎オートキャンプ場(岩手県)
美しい三陸海岸を望む、風光明媚なキャンプ場です。

広々としたキャンプ場で、他のキャンパーのことを気にせずにソロキャンプを楽しむことが可能です。

設備はかなり充実しており、キャンプ場と同じ敷地にある施設の大浴場やレストランを利用することも出来ます。

レンタル品も充実しているので、忘れ物をしてしまった時も安心です。

https://www.qkamura.or.jp/miyako/camp/
所在地:岩手県宮古市崎鍬ヶ崎18-25-3

②アクアグリーンビレッジANMON
世界遺産にも指定された白神山地の近くに立地するキャンプ場です。

少し歩けば白神山地のエリアに入るほどの近さです。

あまり自然に手を加えておらず、ワイルドな雰囲気を楽しむことが出来ますよ。

「センターハウス」という立派な建物があり、そこで食事や温泉を楽しむことも可能です。

一人でのんびりと白神山地を歩き、温泉に入って汗を流す…。

そんな理想のキャンプがここでなら可能です。

https://www.anmon-shirakami.com/
所在地:青森県中津軽郡西目屋村大字川原平字大川添417

③スノーピーク白川高原キャンプフィールド(福島県)
自然豊かな那須五峰の麓に位置するキャンプ場です。

複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内にあり、アウトドアブランドとして知られるスノーピークが運営しています。

標高約700mと高地にあるので、夏でも快適にキャンプを楽しめますよ。

ドッグランの施設が充実しているので、愛犬と一緒にソロキャンプをしたい方にはうってつけのキャンプ場だといえるでしょう。

https://www.snowpeak.co.jp/locations/shirakawa/
所在地:福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥字高戸屋39番地
連絡先:0248-94-8745

関東

①NAPi Auto-camping base in 中之条(群馬県)
広葉樹の森の中にひっそりとたたずむキャンプ場です。

全部で6つのテントサイトがあり、テントサイト同士の距離が離れているので、隣のキャンパーが気になることもありません。

車で20分ほどのところには温泉もあるので、キャンプの帰りに立ち寄って汗を流すのも良いですね。

https://camp-napi.com/
所在地:群馬県吾妻郡中之条町岩本2032
連絡先:050-3554-2896

②浩庵キャンプ場(山梨県)
本栖湖のほとりにある開放感抜群のキャンプ場です。

天気に恵まれれば、千円札にも描かれている「逆さ富士」を見ることが出来ますよ。

あまり自然に手を加えていないので、自然そのものの雰囲気を楽しめます。

直火がオッケーだというのも焚き火好きなキャンパーにとってはうれしいですね。

https://kouan-motosuko.com/
所在地:山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
連絡先:0556(38)0117

③笑う ふくろう(栃木県)
女性のキャンパーでも安心してソロキャンプを楽しめるのがこのキャンプ場。

なんと、女性専用のキャンプ場なんですよ。

女性か男性と女性のペアでないと利用できないので「ソロでキャンプを楽しみたいけど不安…」という女性キャンパーにおすすめです。

近隣には温泉もいくつかあるので、キャンプと一緒に温泉を楽しむのも良いですね。

https://warau-fukuro.jimdosite.com/
所在地:栃木県那須郡那須町湯本743

④大岳キャンプ場(東京都)
天然記念物に指定されている「大岳鍾乳洞」に併設されたキャンプ場です。

東京都内とは思えない豊かな自然を満喫しながらソロキャンプを楽しむことが出来ますよ。

直火はオッケーですが、炭や薪の持ち込みは禁止されているので、受付にある売店で購入する必要があります。

https://ootakecave.com/
所在地:東京都あきる野市 養沢1587
連絡先:042-596-4201

⑤江東区立若洲公園キャンプ場(東京都)
東京の江東区という信じられない場所にあるキャンプ場です。

新木場駅からバスで15分程度しかかからず、アクセスの良さは抜群です。

江東区が運営しているキャンプ場なので、しっかりと管理されていて安心です。

アクセスが良い分だけ人も多く、ハイシーズンの休日は大勢のファミリーも利用します。

静かなソロキャンプを楽しみたいという方は、利用する時期をよく検討した方が良いかも知れません。

https://www.tptc.co.jp/park/03_09/camp
所在地:東京都江東区 若洲3-2-1
連絡先:03-5569-6701

東海

①青川峡キャンピングパーク(三重県)
緑豊かな自然に囲まれたキャンプ場です。

このキャンプ場の魅力は、ソロキャンパーむけの「ソロ&デュオキャンプラン」というお得なプランがあるということ。

平日限定のプランですが、お得にソロキャンプを楽しむことが出来ますよ。

車で10分程のところには天然温泉もあり、自然に囲まれた露天風呂を楽しめます。

https://www.aogawa.jp/
所在地:〒511-0436 三重県いなべ市北勢町新町614
連絡先:0594-72-8300

②竜洋海洋公園 オートキャンプ場
キャンプをテーマにした人気漫画『ゆるきゃん△』の聖地として知られるキャンプ場です。

日本オートキャンプ協会で5つ星を獲得している高規格キャンプ場なので、キャンプ初心者の方でも安心して使えます。

磐田駅と豊田町駅からシャトルバスも出ているので、車を持っていない人にも使いやすいキャンプ場だといえるでしょう。

トイレも清潔なので、衛生面が気になる方にもおすすめです。

http://www.ryu-yo.co.jp/AUTO/
所在地:〒438-0233 静岡県磐田市駒場6866-10
連絡先:0538-59-3180

③ひるがの高原キャンプ場
標高900メートルの高地にあるので、夏でも快適にキャンプを楽しめます。

テントサイト同士が離れているので、他のキャンパーを気にすることなくソロキャンプが出来るキャンプ場です。

キャンプ場には清潔なシャワー施設もありますが、車で約20分のところに温泉もあるので、そこで汗を流すのも良いですね。

https://www.hirugano-camp.com/
所在地:〒501-5301 岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4714-2
連絡先:0575-73-2331

関西

①下北山スポーツ公園キャンプ場(奈良県)
豊かな自然に囲まれたスポーツ公園の一角にあるキャンプ場です。

奈良の山々に囲まれながら、ゆったりとした雰囲気でソロキャンプを楽しむことが出来ますよ。

「肌がつるつるになる」と評判の温泉「きなりの湯」まで徒歩で10分もかからないので、ぜひ利用してみましょう。

ソロキャンプと温泉を同時に楽しむことが出来ます。

https://kinarinosato.net/
所在地:奈良県吉野郡下北山村大字上池原1026番地
連絡先:07468-5-2177

②マキノ高原キャンプ場(滋賀県)
琵琶湖を一望できる、景色の良いキャンプ場です。

テントサイトの種類が豊富なので、何回利用しても飽きることがありません。

すぐ近くに温泉やアウトドアショップもあるので、退屈してしまうことはないでしょう。

登山口の近くにあるので、トレッキングの拠点として利用する方もいます。

http://makinokougen.co.jp/
所在地:滋賀県高島市マキノ町牧野931
連絡先:0740-27-0936

③森とぼくの休日(兵庫県)
大きなスキー場の一角にあるキャンプ場です。

キャンプ場からの景色が自慢で、美しい山やゲレンデに沈む夕日を眺めながらのソロキャンプは格別です。

スキー場の中にあるということで、冬は雪中キャンプを楽しむことも出来ますよ。

地元の素材を使ったスイーツなどを楽しめるカフェも併設されています。

https://www.moritobokunokyujitsu.com
所在地:兵庫県香美町村岡区大笹535-1
連絡先:0796-96-0757

中国四国

①Hawk Nest Family Village
美しい瀬戸内海を見渡せるキャンプ場です。

夜になれば広島港の夜景を楽しむことも出来ますよ。

夜景を見ながらのソロキャンプというのも良いですね。

テントサイトの地面にはウッドチップが敷き詰められており、ふわふわです。

キャンプ場の排水はバイオ式浄化槽を利用しており、環境に優しいキャンプ場となっています。

https://hawknestvillage.jp
所在地:広島県江田島市江田島町切串4-18-1

②リバーパーク轟(高知県)
日本最後の清流と呼ばれる四万十川を見下ろす場所にあるキャンプ場です。

設備はそこまで整っていませんが、四万十川の自然をたっぷりと味わえますよ。

キャンプ場の中には電車が通る鉄橋があり、鉄道マニアの方にはたまらない環境です。

階段を下りれば、四万十川にそのまま降りることが出来ます。

事故に気をつけながら水遊びを楽しむのもおすすめです。

https://www.town.shimanto.lg.jp/outer/kanko_dtl.php?hdnKey=2789
所在地:高知県高岡郡四万十町瀬里304-11
連絡先:0880(27)0111

③面河(おもご)第一キャンプ場(愛媛県)
西日本最高峰の石鎚山のふもとにあるキャンプ場です。

設備はシンプルですが、掃除は行き届いています。

キャンプ場の周辺は美しい紅葉で知られており、秋になれば紅葉を楽しみながらソロキャンプをすることが出来ますよ。

料金がリーズナブルなのもうれしいポイントです。

https://www.jalan.net/kankou/spt_38382ca3430121152/
所在地:愛媛県上浮穴郡久万高原町面河渓内
連絡先:0892(58)2211

九州沖縄

①赤川温泉スパージュキャンプ場(大分県)
阿蘇くじゅう国立公園内にあるキャンプ場です。

国立公園の中ということで、雄大な自然に囲まれたソロキャンプを楽しむことが可能です。

天気に恵まれれば、夜には満天の星空を眺められますよ。

1日5組限定のキャンプ場なので「他のキャンパーがうるさくて…」みたいなことにはなりません。

静かな環境でソロキャンプを楽しみたい方にはぴったりです。

温泉施設も併設されているので、キャンプでかいた汗を流してさっぱりしましょう。

https://kuju-spaju.webnode.jp/camp/
所在地:大分県竹田市久住町大字久住4026-1
連絡先:0974(76)1055

②的山大島 大賀キャンプ場(長崎県)
長崎県の的山大島にあるキャンプ場です。

離島なのでアクセスは少し不便ですが、それでも行く価値のあるキャンプ場です。

島の最東端に位置しており、海を見渡せる断崖絶壁の上でキャンプを楽しめますよ。

高所恐怖症の方には絶対におすすめ出来ませんが、そうでないなら訪れる価値は十分にあるでしょう。

平戸市が運営しているキャンプ場なので、無料で利用できるのもうれしいですね。

所在地:長崎県平戸市大島村西宇戸
連絡先:0950(55)2511

③屋我地ビーチ(沖縄県)
美しい海を眺められるキャンプ場です。

干潮時には目の前にある小さな島に歩いて渡ることが出来るので、ソロキャンプでも時間をつぶすことには困りません。

ビーチにあるキャンプ場ということで、夏になれば海水浴も楽しめますよ。

美しい夕日や星空を眺められるのも魅力的です。

https://yagaji-beach.com/camp
所在地:沖縄県名護市字屋我143番地
連絡先:0980-52-8123

ソロキャンプのマナーや注意点


自然の中でひとりの時間をゆったりと過ごせるソロキャンプには、独特の魅力があります。

しかし、守らなければいけないマナーや注意点が存在することを無視することは出来ません。

マナーを無視すれば思わぬトラブルに発展する可能性がありますし、注意を怠れば身体に危険が及ぶ恐れもあります。

ソロキャンプをする時のマナーや注意点について解説していきます。

他のキャンパーに配慮する

いくらソロキャンプといっても、自分が好きなことを何でもやっていいわけではありません。

キャンプ場には他のキャンパーもいるのですから、ソロキャンプであっても周囲への配慮は怠るべきではありません。

たとえば、大きな音で音楽を聴いたりすれば、他のキャンパーの睡眠を妨げてしまう恐れがあります。

他のキャンパーへの配慮を怠ると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

「キャンプ場は自分だけのものではない」という当たり前の感覚を忘れないようにしましょう。

ルール通りにゴミ処理をする

グループでのキャンプと異なり、ソロキャンプではあまりゴミは出ません。

しかし、いくらゴミが少ないからといって、ゴミの処理を適当に済ませてしまうのは厳禁です。

どんなに少量のゴミであっても、キャンプ場のルールにしたがって処理するのがマナーです。

ゴミを適当に処分すれば、キャンプ場の環境を悪化させることになりかねません。

いくら少量であってもゴミはゴミなのですから、しっかりとルールにしたがって処理しましょう。

野生動物に注意する

多くのキャンプ場は山のふもとや森の中に立地しています。

ですから、野生動物と接触する可能性も低くはありません。

実際に、キャンプ場でクマに襲われるという事故も発生しています。

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ソロキャンプの場合、もしも野生動物に襲われても、まわりに助けてくれる人がいない可能性が高いです。

グループでキャンプをする場合に比べて、リスクが高いといわざるをえません。

クマ鈴を身につける、蛇に噛まれないようにサンダルではなく靴を履くといった対策をとれば、ある程度事故を防ぐことが可能です。

ソロキャンプの場合「自分の身は自分で守る」という意識を強く持つことが求められます。

盗難に注意する

実は、キャンプギアを盗まれるという事件は少なくありません。

編集部員Oの知人も、キャンプ場でコールマンのランタンを盗まれてしまいました。

ソロキャンプの場合、トイレやシャワーに行く時、ゴミを捨てに行く時、洗い物をする時などテントが無人になってしまいます。

グループでのキャンプに比べて、盗難の被害に遭うリスクは高いといえるでしょう。

貴重品や高いギアは必ず身につけておく、テントに鍵をかけておく、寝るときはランタンなどのギアもテント内にしまっておくなどの対策をとれば、被害はある程度防げるでしょう。

大切なギアを守るために、しっかりと対策をとりましょう。

悪質なキャンパーに注意する

残念ながら、キャンパーの中には悪質な行動をとる人がいます。

特に女性のソロキャンパーが気をつけなければいけないのが「ナンパ被害」です。

女性がひとりでキャンプをしていると、見知らぬ男性キャンパーに執拗に声をかけられ、トラブルに発展したという事例が報告されています。

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対策としては、管理人のいるキャンプ場を選ぶ、テントに男性用の服をかけておくといったものが挙げられます。

リラックスしたいソロキャンプで悪質キャンパーに注意しなければいけないのは残念ですが、自分の身を守るために、注意は怠らないようにしましょう。

ソロキャンプにおすすめのギア


ソロキャンプを楽しむには、キャンプギアが必要です。

どのようなソロキャンプにするかで必要なギアも変わってきますが、ケムール編集部独自の基準で、おすすめのギアを紹介します。

ソロキャンプをするためにギアを買おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

テント

ソロキャンプをするにはテントが必要です。

最近はソロキャンプ用のテントも数多く販売されていますが、2人用ぐらいのサイズであればそこまで大きくないですし、重量もありません。

ソロキャンプに使うテントは、1人用(ソロ専用)か2人用のテントを選ぶのが良いでしょう。

ムーンライト テント2(モンベル)

大阪に本社を構えるアウトドアブランド「モンベル」のテントです。

最大で2人まで使用できるので、ソロキャンプならある程度の広さを感じながら使えるでしょう。

月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営できるというコンセプトから、このような商品名となりました。

保水しにくい生地を使用しており、蒸れにくい優れた通気性を実現しています。

サイズ:200×150×110(高さ)cm
収納サイズ:35×φ17cm
重量:2.46kg
使用人数:2人

ムーンライト テント2(モンベル)

ツーリングドームST(コールマン)

アメリカのアウトドアブランドである「コールマン」のテントです。

最大で2人まで使用することが可能です。

背の高い前室が備わっているので、快適なソロキャンプを楽しむことが出来ますよ。

前室があるので、天気の悪い日であってもテント内に雨が直接入り込んでしまうことはありません。

設営も簡単なので、あまりキャンプの経験がない方でも使いやすいテントです。

サイズ:約210×120×100(高さ)cm
収納サイズ:約φ19 x 49cm
重量:約4kg
使用人数:2人

ツーリングドームST

ストームブレーク1(ザ・ノースフェイス)

アパレルを中心としたアウトドア製品を販売している世界的な人気ブランド「ザ・ノースフェイス」のソロキャンプ用テントです。

4面がメッシュになっているので、夏でも快適に過ごせるような作りになっています。

フライ使用時にテント内の結露を抑えて空気の通り道を作るハイ・ローベンチレーション構造を採用しています。

ソロキャンプ入門用としてぴったりのテントだといえるでしょう。

サイズ:W220×D86cm
収納サイズ:約Φ15×L56cm
重量:約1.67kg
使用人数:1人

ストームブレーク1

ヘキサイーズ 1(スノーピーク)

新潟に本社を構えるアウトドアブランド「スノーピーク」のソロキャンプ用テントです。

高い天井と十分な広さがある前室を備えており、ゆったりとキャンプを楽しめます。

前室のスペースにはチェアや小さなテーブルを置くことも出来ますよ。

グッドデザイン賞を受賞した独特なデザインもかっこ良いですね。

収納サイズ:62×19×23(高さ)cm
重量:約5.2kg
使用人数:1人

ヘキサイーズ 1(スノーピーク)

ツインクレスタS T/C(OGAWA)

様々なキャンプギアを販売しているOGAWAのコンパクトなテントです。

ソロ専用のテントよりも大きさに余裕があり、快適なソロキャンプを楽しめますよ。

テントの張り方のバリエーションが豊富で、キャンプのスタイルに合わせて張り方を変えることが出来ます。

キャンプを設営するためのアイアンハンマーも付属しています。

サイズ:約180×420×150(高さ)cm
収納サイズ:約64x28x26cm
重量:約7.56kg
使用人数:2人

チェア

ゆったりと座れるチェアがあると、ソロキャンプの質が上がります。

テントを張って、その中に座っているだけでは味気ないですよね。

チェアに腰かけて、美しい景色を眺めながらコーヒーを飲んだりするのも良いものです。

グラウンドチェア(ヘリノックス)

座面が低いロータイプのチェアです。

無理なく座れるようにシートが深くなっており、ゆったりとくつろぎたい方におすすめです。

サイドにメッシュ素材を使用しているので、夏でも快適に使えますよ。

サイズ:幅52×奥行き50×高さ49cm
収納サイズ:幅30×奥行き11×高さ11cm
重量:615g
耐荷重:120kg

グラウンドチェア(ヘリノックス)

ローローバーチェア(DOD)

日本のアウトドアブランド「DOD」の一人掛けチェアです。

前後に大きく開いたフレーム形状なので安定性が高く、座面が低いこともあってさらに安定性が向上しています。

ドライバーなどの道具があれば簡単に生地を取り外せるので、好きな生地にカスタマイズすることも可能です。

アルミ合金フレームを使用することで軽量化しており、持ち運びも簡単ですよ。

サイズ:(約)W55×D61×H72cm
収納サイズ:(約)W55×D13×H80.5cm
重量:(約)2.1kg
耐荷重:80kg

ローローバーチェア(DOD)

TNFキャンプチェア(ザ・ノースフェイス)

シンプルなデザインなので、キャンプだけではなく普段使いしても違和感はありません。

耐腐食性と耐摩耗性に優れるアルマイト処理を施した軽量なアルミフレームを採用しており、軽量でありながら一定の耐久性を有しています。

高強度なファブリックを使用しているので、しっかりとした座り心地があります。

ソロキャンプをちょっとお洒落にしてくれるチェアです。

サイズ:H83×W60×D63cm
収納サイズ:H73×W14×D58cm
重量:約3.8kg
耐荷重:約80kg

TNFキャンプチェア(ザ・ノースフェイス)

焚き火台

キャンプといえば焚き火をイメージする方も多いのではないでしょうか。

ソロキャンプで焚き火をするのも良いものです。

一人で焚き火を見つめているとリラックスするという方もいます。

直火OKのキャンプ場でない限り、焚き火をするには焚き火台を使用する必要があります。

ソロキャンプにぴったりな焚き火台を紹介していきます。

焚き火台 B.S.T スパッタシートSET(ダックノット)

軽くてコンパクトな使いやすい焚き火台です。

シンプルなつくりなので簡単に設置できるのもうれしいですね。

製品企画とデザインが高く評価され、2022年にグッドデザイン賞を受賞しています。

焚き火台を収納するための袋は、アメリカの軍隊のリュックなどにも採用されたことのある丈夫な生地を採用しています。

サイズ:W36×H23×D20cm(本体)
収納サイズ:W40×D28×マチ4.5cm(本体)
重量:620g(本体)

焚火台SR(スノーピーク)

コンパクトに折りたためる便利な焚き火台です。

ベースプレートが組み込まれており、焚き火の熱や灰によるフィールドのダメージを防いでくれます。

空気の流れが良く、簡単に火がつけられるというコメントもあり、使いやすさには定評のある焚き火台です。

サイズ:480×265×385(高さ)mm
収納サイズ:455×265×60(高さ)mm
重量:4.3kg

焚火台SR(スノーピーク)

ファイアーディスク(TM)ソロ(コールマン)

網ではなく、円形ディスクの焚き火台です。

重量が900gしかないので持ち運びしやすく、ソロキャンプにうってつけです。

焚き火台より大きな薪でも、そのまま載せて使うことが出来ます。

重心が低めで安定しているので、あまり焚き火をやったことがない人でも安心して使えますよ。

サイズ:約Φ30 x 16 (h) cm
収納サイズ:約Φ32X 10(h) cm
重量:約900g
耐荷重:約25kg

ファイアーディスク(TM)ソロ(コールマン)

テーブル

キャンプを楽しむにはテーブルが必要です。

美味しい料理をテーブルに並べると、心まで豊かになったような気がします。

テーブルがなければソロキャンプが出来ないわけではありませんが、やはり用意しておきたいですよね。

ソロキャンプにおすすめのテーブルを紹介します。

オゼン ライト(スノーピーク)

300g以下の重量で簡単に持ち運べるソロキャンプ用のテーブルです。

コンパクトに折りたためることもあって、登山用に使う方も少なくありません。

組み立てるのに少しコツが必要ですが、慣れてくればすぐに組み立てられるようになりますよ。

サイズは小さいですが、ソロキャンプ用には十分です。

サイズ:297×210×85(高さ)mm
収納サイズ:297×120×25(高さ)mm
重量:270g

オゼン ライト(スノーピーク)

マルチソロテーブル(ベルモント)

新潟に本社を構えるアウトドアブランド「ベルモント」のテーブルです。

ワイド五徳に木製の天板を装着して使用するタイプで、コンパクトに折りたたむことが可能です。

あまり収納に余裕のない、自転車やバイクでキャンプ場に向かう方におすすめです。

天板にはシナベニアという合板を使用しています。

サイズ:約320×270×10mm(天板)
収納サイズ:約320×135×25mm(天板)
重量:約505g
耐荷重:約20kg

Life ロール膳テーブル(ロゴス)

さまざまなキャンプギアを販売している「ロゴス」のソロキャンプ用テーブルです。

天板が複数の色で塗り分けられており、かなり特徴的です。

SNSでの「映え」を気にしている方にはおすすめ出来るテーブルですよ。

約600gとなかなか軽量で、持ち運びも簡単です。

折りたたんでコンパクトに収納できるので、保管場所にも困りません。

サイズ:(約)幅40×奥行24×高さ11cm
収納サイズ:(約)縦6×横40×高さ8cm
重量:(約)600g
耐荷重:(約)30kg

調理器具

食事が大きな楽しみなのは、ソロキャンプでも変わりません。

食事をしながら話をする相手はいませんが、豊かな自然に包まれながらゆっくりと静かに食事を楽しめますよ。

美味しい料理を作るための調理器具を紹介します。

メスティン(トランギア)

スウェーデン生まれのアウトドアブランド「トランギア」のメスティンを紹介します。

メスティンというのは、主にお米を炊くために使用されます。

非常にシンプルなデザインで、余分な装飾は完全にそぎ落とされています。

熱伝導率の高いアルミを使用しているので、熱がメスティン全体にまわり、お米を美味しく炊くことができますよ。

サイズ:17×9.5×6.2(高さ)cm
重量:150g
容量:750ml

メスティン(トランギア)

うさサンドメーカー(DOD)

キャンプの朝ごはんといえばホットサンドが定番ですよね。

DODのマークでもある可愛らしいうさぎの顔の焼き印を入れられるのがこのホットサンドメーカー。

外はカリッと、中はホクホクとした美味しいホットサンドを作れますよ。

上下の鉄板を分離することが出来るので、お手入れも簡単。

このギアを使って、見て楽しく、食べて美味しいホットサンドを作りましょう。

サイズ:(約)W37.5×D16×H3.6cm
重量:約)765g

うさサンドメーカー(DOD)

750mlクッカー(チタンマニア)

大阪のチタン製品専門ブランド「チタンマニア」の750mlクッカーです。

湯沸かし、インスタントラーメン、スープなどさまざまな用途に使用することが出来ますよ。

フタがついているので、ホコリや焚き火の灰が入ってしまう恐れはありません。

クッカーの中に小物を入れられるので、実は収納にも役立つ優れモノです。

サイズ:(約)110×95mm
重量:(約)120g
容量:750ml

コンパクトスモーカー(コールマン)

短い時間で簡単に燻製が作れるソロキャンプ用クッカーです。

これでチーズの燻製を作って、お酒のおつまみにしたら最高ですね。

お酒が好きなソロキャンパーの方におすすめです。

パーツはすべてスタッキングできるので、収納も簡単です。

キャンプ場で使用するだけではなく、普段のおつまみ作りにも活用したいですね。

サイズ:約φ23.5×20(高さ)cm
重量:約835g

コンパクトスモーカー(コールマン)

チタンパーソナルクッカーセット(スノーピーク)

チタン製の便利なソロキャンプ用クッカーセットです。

クッカーとフタがそれぞれ2つずつセットになっているので、色々な料理に使用することが出来ます。

これがあれば、ソロキャンプの料理の幅が広がるでしょう。

「持ち運びが面倒なのでは」と思われるかも知れませんが、まとめてスタッキングできるので心配はいりません。

金属臭がしないので、調理器具としてだけではなく、食器としても使えますよ。

収納サイズ:φ155×100mm
セット内容:クッカーL/1,000ml、クッカーS/700ml、フタL/500ml、フタS/350ml、メッシュケース

チタンパーソナルクッカーセット(スノーピーク)

おすすめのソロキャンプのスタイル


「ソロキャンプ」と一口にいっても、そのスタイルはさまざまです。

キャンパーの数だけスタイルがあるといっても過言ではありません。

ここでは、ソロキャンプの代表的な7つのスタイルについて解説していきます。

①オートスタイル

車を使ってキャンプ場まで行くのがソロオートスタイルです。

最も一般的なスタイルだといって良いでしょう。

自分の車があれば多くのキャンプギアを積めますし、キャンプ場に行く途中でスーパーに立ち寄り、地元の食材を買ったりすることも出来ます。

また、キャンプを終えたあとに温泉に立ち寄ったり、観光を楽しんだりするのにも便利ですね。

オートキャンプ場があるキャンプ場なら、テントの横にそのまま車を横づけできるので、荷物の出し入れが簡単です。

もしも車中泊をするのであれば、テントを買う必要はありません。

テントを買わないだけでも、かなり費用を抑えられますよ。

しかし、小さな車で寝ると身体が痛くなるので注意が必要です。

ある程度ゆったりと寝れるサイズの車を持っていない方は、車中泊を避けた方が無難でしょう。

②バックパックスタイル

大きなバックパックにキャンプギアを詰め込み、公共交通機関などを利用してキャンプ場まで向かうスタイルです。

車を持っていない方でも、このやり方ならレンタカーを借りたりせずにキャンプを楽しめます。

しかし、キャンプ場の中には公共交通機関でのアクセスが良くないところが少なくありません。

電車やバスを何度も乗り継がないと到着することができないキャンプ場もありますし、そもそも公共交通機関でのアクセスが不可能なところもあります。

バックパックに詰め込めるギアはそこまで多くないので、コンパクトに収納できるものを選ぶようにしましょう。

ギアを詰め込んだバックパックはかなり重くなるので、体力に自身のある方におすすめします。

③キャリーバッグスタイル

キャリーバッグにキャンプギアを詰め込んでキャンプ場に向かうスタイルです。

キャリーバッグとバックパックを組み合わせる場合もあります。

キャリーバッグは、バックパックに比べて身体に負担がかかりませんから、女性のソロキャンパーにおすすめです。

旅行や出張などで使っているキャリーバッグをそのまま転用することが出来れば、費用も安く済みます。

しかし、キャンプ場は地面が凸凹している場合が多いので、キャリーバッグに向いているとは言えません。
キャリーバッグスタイルでキャンプ場に向かうときは十分に注意しましょう。

④ツーリングスタイル

バイクや自転車を使ってキャンプ場まで行くのがツーリングスタイルです。

車よりもフットワークが軽く、身体がむき出しになっている分だけ、キャンプ場に向かうまでの間に自然を感じられます。

バイクの場合、事故に気をつける必要があります。

車と同じくらいのスピードが出ますが、身体がむき出しになっているので、事故を起こした時に深刻な事態になる可能性が高いといえます。

自転車の場合は、体力を消耗してしまう可能性があります。

平地にあるキャンプ場ではなく、高原や山の上にあるキャンプ場に向かう場合は、ご自分の体力と相談しながら決めましょう。

バイクの場合も自転車の場合も、天気が悪くなれば一気に難易度・危険度は上がるので、天気が悪くなりそうなら車に切り換えるなど、柔軟に対応する必要があります。

⑤オーバースペックスタイル

必要なギアを選んで荷物を減らすのがソロキャンプのセオリーですが、絶対にそうしなければいけないわけではありません。

快適なソロキャンプにするためのギアをしっかりと揃え、豪華なキャンプを楽しむという選択もあります。

そのようなキャンプは「オーバースペックスタイル」と呼ばれます。

もしも予算に余裕があるのであれば、試してみても良いでしょう。

オーバースペックになると必然的に荷物も増えるので、車を持っていることが大前提になります。

公共交通機関を使ってオーバースペックスタイルを実行するのはかなりハードルが高いです。

このスタイルなら、まるで自宅にいるような快適なソロキャンプを楽しむことも夢ではありません。

⑥ハンモックスタイル

季節は限定されますが、テントではなくハンモックで寝るスタイルのキャンプも存在します。

ハンモックのうえにしっかりとタープを張れば、太陽の光や雨を防ぎながら快適に過ごすことが可能です。

テントを持っていく必要がないので、荷物を大幅に軽くすることが可能です。

公共交通機関や自転車でキャンプ場に向かう方にもおすすめです。

林間サイトなどの木が生えている場所でしか出来ませんが、非日常感を味わえる魅力的なキャンプスタイルです。

しかし、冬にハンモックスタイルを実行するのは避けた方が良いでしょう。

いくらタープを張っても寒さを防ぎきることは出来ませんし、低体温症になってしまうリスクもあります。

⑦グループスタイル

「ソロキャンプなのにグループ?」と不思議に思われるかも知れませんね。

ソロキャンプを楽しむ複数のキャンパーが、適度に距離を保ちながらグループで楽しむのがこのグループスタイルです。

もちろん、必要以上のコミュニケーションは取らないのが基本です。

ひとりだと心配な場合や、ソロキャンプを趣味としている仲間がいる場合におすすめ出来るスタイルです。

グループスタイルのメリットは、なにかトラブルが起きても助けてもらえること。

女性のソロキャンパーは悪質な男性キャンパーのナンパ被害に遭ったりすることもあるので、グループスタイルを検討してみても良いでしょう。

ソロキャンプの楽しみ


「ソロキャンプってなにをすればいいの?」と思っている方も少なくないでしょう。

話す相手もいませんし、キャンプ場の中にはインターネットが繋がらないところも少なくありません。

ここでは、ソロキャンプの楽しみをいくつか紹介していきます。

何をすればいいのか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

焚き火

ソロキャンプの代表的な楽しみといえば、やっぱり焚き火です。

グループでのキャンプなら焚き火を囲んでみんなで話したりするのが普通ですが、ソロキャンプでは違います。

話し相手がいませんから、自然の中で焚き火とじっくり向かい合うことになります。

これが意外とハマるらしく「焚き火がいちばんの楽しみ」だというソロキャンパーも少なくありません。

パチパチと音を立てる焚き火を見ていると落ち着くと言われていますし、リラックスする効果があるようです。

キャンプ場の夜は冷えますから、夏でも焚き火をやってみましょう。

寒い冬の焚き火というのも格別です。

焚き火に手をかざしながら満天の星空を眺める体験は、キャンプでしか味わえません。

キャンプ場の中には直火OKなところと直火NGなところがあるので注意が必要です。

直火NGの場合は焚き火台を使用するようにしましょう。

燃え残った薪や灰はキャンプ場のルールにしたがって正しく処理します。

登山・トレッキング

キャンプ場の中には、山に登るための登山口に近い場所に立地しているところがあります。

たとえば、長野県にある「戸隠キャンプ場」は日本百名山のひとつでもある高妻山(たかつまやま)の登山口のすぐ近くにあります。

キャンプと登山・トレッキングを組み合わせて楽しんでいるキャンパーも少なくありません。

登山・トレッキングをすれば、キャンプ場以上に豊かな自然を楽しむことが出来ますし、雄大な景色を眺めることも可能です。

山頂に到達したときの達成感は素晴らしいものです。

家から山に向かうのに比べると、登山口近くのキャンプ場から向かった方がはるかに時間もかかりませんし、体力的にも楽です。

釣り

キャンプ場の多くは豊かな自然の中にあり、近くの皮や湖で釣りを楽しむことが出来ます。

中には、しっかり管理された釣り場(釣り堀)を整備しているキャンプ場もあります。

海辺のキャンプ場なら、海釣りを楽しめますね。

釣った魚をご飯のおかずにするという楽しみ方をすることも出来ます。

ソロキャンプのアクティビティは基本的に一人で行うことになりますが、釣りならひとりでやっていても違和感はありません。

水難事故に気をつけながら、釣りを楽しみましょう。

温泉

キャンプ場の近くに温泉施設があるパターンはかなり多く、キャンプでかいた汗をそこで流すことも出来ます。

寝る前に温泉施設まで向かったり、キャンプを終えたあとに立ち寄ったりすることが可能です。

キャンプ場の中に温泉がある場合もあり、多くのキャンパーから人気を集めている温泉つきキャンプ場もあります。

キャンプ場外にある温泉施設を利用するには車がないと厳しいですが、キャンプ場の中にある温泉なら、どんな交通手段で来たキャンパーでも簡単に利用出来ます。

ソロキャンプというのはなかなか疲れますし、温泉で疲れた身体を癒すというのも良いですね。

サイクリング

サイクリングを楽しめるキャンプ場がいくつかあります。

中には自転車を貸し出しているキャンプ場もあり、自転車を持っていかなくてもサイクリングを楽しむことが可能です。

自然の中を自転車で駆け抜けるのは、本当に気持ち良いですよ。

日頃のストレスから開放され、美しい景色を眺めながらの最高のサイクリングを楽しめるはずです。

自転車で転ぶと大けがをしてしまう恐れがある点には注意が必要です。

キャンプ場の近くに病院がないことも多いので、ケガに気をつけながらサイクリングを楽しみましょう。

星空を眺める

天気に恵まれれば、キャンプ場で満天の星空を眺めることが出来ます。

大自然に囲まれ、ひとりで星を眺めるというのも良いものですよ。

時間を忘れて美しい星空を見るという体験は、なかなか出来るものではありません。

ソロキャンプで夜を迎えると他の遊びも出来ませんから、ぜひ星を眺めてみましょう。

都会に比べて空気も澄んでいますから、きっと美しい星空を眺められるはずです。

キャンプ場の夜は冷えるので、風邪をひかないように服装には気をつけましょう。

風邪をひいてしまっては、せっかくの思い出も台無しです。

まとめ


この記事では、一人でキャンプを楽しむソロキャンプについて解説してきました。

キャンプ場やキャンプギアなども紹介したので、これからソロキャンプにチャレンジしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

ソロキャンプは一緒に行く人がいない分だけ自分で判断しなければいけないことも多く、難しさを感じる場合もあるでしょう。

しかし、最初から失敗せずにソロキャンプが出来る人はいません。

「失敗しても仕方ない」ぐらいの気持ちでいた方が良いでしょう。

この記事を読み、ソロキャンプに興味を持ってくれる方が少しで増えれば幸いです。

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