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ライターのガス抜きの方法とは?正しい手順と注意点を解説
ライターのガス抜きの方法とは?正しい手順と注意点を解説
2021年10月7日
たばこトリビア
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注意点
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ライターの中には、火をつけるための燃料であるガスが入っています。ガスがなければライターは役に立ちませんが、一方でライターを捨てる時などは、必ずガス抜きをしなければなりません。もちろん危険物ですから、しっかりと手順を守って安全に抜くことが重要です。ここでは、ライターのガス抜きの正しい手順や注意点をご紹介します。
目次
1
ライターを捨てる時・長期保管する時はガス抜きが必須です!
1.1
ライターを捨てる時
1.2
ライターを長期保管する時
2
ライターのガス抜きをする際の注意点
2.1
屋外で行う
2.2
風上に立つ
2.3
火気や直射日光を避ける
2.4
ガスを吸引しない
2.5
ライターの金属部分に触れない
2.6
子供を近づけない
3
【種類別】ライターのガス抜きの正しい手順
3.1
使いすてライター(ディスポーザブルライター)
3.2
注入式ガスライター
3.3
ライター用ガスボンベ
4
【要注意】絶対にやってはいけないライターのガス抜きの方法
4.1
ハンマーなどで破壊する
4.2
分解する
5
まとめ
ライターを捨てる時・長期保管する時はガス抜きが必須です!
ライターのガスを抜かなければならない状況は、大きく分けて2つあります。
ライターを捨てる時と、ライターを長期保管する時です
。それぞれ、なぜガス抜きが必要なのかを確認しておきましょう。
ライターを捨てる時
ライターを捨てる時にガス抜きが必要な理由は、ゴミ捨て場やゴミ収集車の中で発火し、火災になるのを防ぐためです。たとえ少量のガスしか残っていなくても、何かがぶつかったり押しつぶされたりした時の衝撃や静電気によって、発火してしまう可能性は十分にあります。
もしゴミ捨て場やゴミ収集車の中で発火すれば、周囲のゴミに引火して火災を引き起こしてしまう
でしょう。 そのためどの自治体でも、ライターを捨てる時は使い切るかガス抜きを求めているのです。万が一、ガスが残ったライターを捨てたことで火災や爆発が発生した場合は、損害賠償を求められるおそれがあります。さらには失火罪や重過失失火罪、死者が出れば重過失致傷罪に問われる可能性すらあるので、絶対にガス抜きをしてから捨ててください。
ライターを長期保管する時
ガスが残ったままのライターを保管していると、何らかの理由で加熱された時に、やはり発火・爆発するおそれがあります。直射日光の当たる場所で保管するのは問題外ですが、一見安全そうな場所でも、思わぬ理由で火気・高熱に触れてしまうかもしれません。 また、そもそもライターのガスは、放っておいても少しずつ抜けていくようになっています。どの道なくなってしまうのですから、「もったいない」などとは考えず、安全のためにもガスを抜いてから保管するのが望ましいでしょう。大量のライターを同じ場所で長期保管する場合は特に重要です。
ライターのガス抜きをする際の注意点
ライターのガス抜きそのものは、決して難しい作業ではありません。しかしながら、可燃性のガスを扱う以上、一定の危険を伴います。安全に作業するためにも、ガス抜きの前には以下の注意点をチェックしておいてください。
屋外で行う
ライターのガスは空気よりも重く、下の方に滞留しやすい性質があります
。風通しの悪い室内でガス抜きを行うと、どうしてもガスが滞留しやすく、引火・爆発や吸引事故のリスクが高まってしまいます。必ず風通しのいい屋外で行いましょう。
風上に立つ
ライターの風下に立ってガス抜きをすると、ガスが自分に向かって流れてくるため危険です。万が一の引火や吸引を避けるためにも、ガス抜きをする時はライターの風上に立ちましょう。もちろん、風下に人がいないことや、窓の空いた住居がないことも確認してください。
火気や直射日光を避ける
火気が近くにある状況でのガス抜きは、引火のリスクが極めて高くなるため、絶対にやってはいけません。周囲に火の気や可燃物がなく、直射日光の当たらない場所を選んで行いましょう。また、静電気によって発火する場合もあるため、なるべく静電気を帯びにくい服を着て、静電気除去グッズも用意すると万全です。
ガスを吸引しない
ライターのガスを大量に吸引すると、酸素欠乏や窒息を起こすおそれがあります。ここまでご紹介してきた注意点を守りつつ、うっかり吸い込んでしまわないように注意してください。万が一気分が悪くなったり、非常に強い臭いを感じたりしたら、すぐに作業を中止しましょう。
ライターの金属部分に触れない
ガス抜きをすると、ライター内部の液化ガスが気体に変化して出てきます。この際、気化熱の原理でライターやガスボンベが急速に冷却され、特に金属部分は非常に冷たくなります。そこに触れると肌を傷める可能性があるため、金属部分には直接触れないようにしてください。
子供を近づけない
何も知らない小さな子供は、ガス抜きが危険な作業だと知らず近づいてくる可能性があります。ガス抜き中は、決して子供を近づけないようにしましょう。もちろん、子供にガス抜きをやらせてはいけません。
【種類別】ライターのガス抜きの正しい手順
注意点を十分に理解して準備を整えたら、いよいよライターのガス抜きを始めます。ライターの種類別に、正しいガス抜きの手順を見ていきましょう。ライター用ガスボンベのガス抜き手順もあわせてご紹介します。
使いすてライター(ディスポーザブルライター)
使いすてライターは、ガスの再充填ができないタイプのライターです。安価なので廃棄も保管も適当になりがちですが、危険物であることに違いはありません。しっかりガス抜きを行うためにも、手順を知っておきましょう。 1.ライターのレバーを下げる 着火レバーを押し下げ、火がついた場合はすぐに吹き消します。 2.レバーを押し下げた状態で固定する 着火レバーを押し下げた状態のまま、ガムテープや複数の輪ゴムなどを使って固定します。あらかじめガムテープを貼った状態でレバーを押し下げるとやりやすいでしょう。炎の調整レバーがあれば、プラスの方向いっぱいに動かしてください。 3.ガスが抜けるまで待つ ガスが完全に抜けるまで、半日~1日ほど放置します。実際にはもっと短い時間でなくなるのですが、念のためこのくらい長く放置した方がいいでしょう。置いておく場所は風通しのいい屋外で、目の届く場所がおすすめです(ベランダなど)。 4.着火するか確認する 十分な時間が経過したらライターを回収します。この際、抜けたガスがまだ周囲に滞留している可能性があるため、ガス抜きをしていた場所の風上まで速やかに移動してください。念のため数回の着火操作をし、火がつかなければガス抜き完了です。
注入式ガスライター
注入式ガスライターは、ガスを再充填できるタイプのライターです。ガスを補充して長く使うことが前提になっているため、ガスを抜くための機構が備わっており、使いすてライターに比べて簡単にガス抜きが行えます。とはいえ、手順を守らないと危険なのは同じなので、しっかり確認しておきましょう。 1.ガス注入口の先端を押す ライターのガス注入口の先端を、細いドライバーや爪楊枝などを使って押します。 2.音がしなくなるまで抜く ガス注入口を押すと、シューという音がしてガスが出てくるので、音がしなくなるまでしばらく押し続けます。 3.着火するか確認する 音がしなくなったら数回着火操作を行い、火がつかなければガス抜き完了です。
ライター用ガスボンベ
ライター用ガスボンベは、注入式ガスライターにガスを補充する際に使用します。大量のガスが入っている分、むしろライターそのものより危険が大きいこともあるので、必ず手順を守ってガス抜きを行いましょう。 1.先端を地面に押し付ける ガスボンベの先端を下に向け、地面に押し付けるとガスが噴出します。まっすぐに当てるとガスが出てきにくいので、少し斜めにして押し付けてください。最初はとても勢いよくガスが出てくるので注意しましょう。 2.音がしなくなるまで抜く 残量にもよりますが、ガスが完全に抜けるまでは1分~3分ほどかかります。シューという音がしなくなればガス抜き完了です。液状化したガスが地面に付着することもありますが、すぐに気化するので特に問題はありません。 3.必要なら穴を開ける 空になったガスボンベは、自治体のルールに従って処分します。この際、ガスボンベに穴を開けることを求めている自治体も多いので、必要なら釘+ハンマーや専用の器具などを使って穴を開けてください。穴開け用のグッズは100円ショップでも購入できます。
【要注意】絶対にやってはいけないライターのガス抜きの方法
ここまでは、ライターの正しいガス抜きの方法をご紹介してきましたが、逆にやってはいけない方法もあります。特に以下の2つは非常に危険なので、絶対に行わないでください。
ハンマーなどで破壊する
ライターをハンマーなどで破壊すれば、確かにガスは抜けるでしょう。しかし、
衝撃で発生した火花が残ったガスに引火し、爆発や火災を引き起こすおそれがあります
。正しい方法で行なっても大して手間は変わりませんから、力任せに済ませようとはせず、安全に抜ける手順を守ってください。
分解する
ガスが残ったライターを分解すると、やはり引火や爆発の危険があります。自治体によってはライターを捨てる際、分別の関係でライターを分解しなければならないことがありますが、そのような場合でも中身が残ったまま分解してはいけません。必ず正しい手順でガスを抜いてから分解・分別しましょう。
まとめ
ライターは小さくても危険物であり、取り扱いに注意する必要があります。ガスが残ったまま捨てるようなことはあってはならないので、愛煙家ならガス抜きの方法を必ず知っておかなければなりません。手順は決して難しくありませんから、最後まで責任を持ってガス抜きを行い、事故の発生を防ぎましょう。
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