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フィリップモリスってどんなタバコ?


フィリップモリスの銘柄一覧

紙巻きタバコ
フィリップモリスの紙巻きタバコは、レギュラー5種類とメンソール4種類が発売されています。基礎スペックは以下の通りです。銘柄 | タール | ニコチン | 本数 | 価格 |
フィリップモリス・14・KS ボックス | 14mg | 1mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・10・KS ボックス | 10mg | 0.7mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・6・KS ボックス | 6mg | 0.4mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・3・KS ボックス | 3mg | 0.3mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・1・100s ボックス | 1mg | 0.1mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・メンソール・8・KS ボックス | 8mg | 0.6mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・メンソール・5・KS ボックス | 5mg | 0.4mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・メンソール・1・100s ボックス | 1mg | 0.1mg | 20本 | 430円 |
フィリップモリス・パープル・5・KS ボックス | 5mg | 0.4mg | 20本 | 430円 |
リトルシガー
フィリップモリスのリトルシガーは、「フィリップモリス・ロードスター」という名称で発売されています。基礎スペックは以下の通りです。銘柄 | 本数 | 価格 |
フィリップモリス・ロードスター | 20本 | 480円 |
フィリップモリス・ロードスター・メンソール | 20本 | 480円 |
フィリップモリス・ロードスター・ミックス | 20本 | 480円 |
フィリップモリスが安い理由

そもそもなぜ復活したの?
そもそもの疑問として、一度はラークに統合・消滅したフィリップモリスブランドを、なぜ復活させる必要があったのでしょうか? メーカーから発表があったわけではないので真相は不明ですが、可能性として考えられるのは「他社の安いレギュラータバコに対抗するため」です。 たとえば、JT(日本たばこ産業)にはキャメル、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)にはラッキー・ストライク・エキスパートカットという安い銘柄があります。 いずれも1箱20本入りで450円~460円です。2019年までのPMには、この価格帯のレギュラータバコがありませんでした(レギュラー以外だとラーク・スマートプラスシリーズが存在)。 これだと、安いタバコを求める喫煙者を他社に奪われてしまいます。そこで、フィリップモリスブランドを復活させ、リーズナブルな価格帯のタバコとしての役割を与えた……というのが1つの説です。つまり、「復活した理由」と「安い理由」はつながっているのです。 実際、フィリップモリスは安い紙巻きタバコの代表ともいえる存在になりました。最近のPMは、加熱式タバコのアイコス(IQOS)の会社というイメージが強くなっていますが、「ああ、紙巻きもやる気はあるんだな」という印象を持ってもらえたのではないでしょうか。生産コストを抑えられているから安い?
タバコの価格を抑えるための方法は、大きく分けて2つあります。1つは、たばこ税が安いタバコを作ること。かつてのリトルシガーや旧三級品はこれに該当していました。 そしてもう1つは、生産コストを抑えることです。安く製造できれば、販売価格もその分安くできます。 フィリップモリスは普通の紙巻きタバコですから、他の銘柄に比べて税制上優遇されているわけではありません。となれば、安い理由は「生産コストを抑えているから」であると見るべきでしょう。 パッケージには記載されていませんが、フィリップモリスの紙巻きタバコの生産国はウクライナとセルビア、リトルシガーはウクライナとロシアです。 詳細は不明ですが、おそらくこれらの国では生産コストを抑えられるのだと考えられます。紙巻きとリトルシガーの逆転現象が起きていた
さて、ここで少し注目しておきたいのが、フィリップモリスのリトルシガー(ロードスター)の価格です。現在フィリップモリスは、リトルシガーの方が紙巻きタバコよりも高くなっています。しかし、2021年10月の増税より前は、紙巻きタバコの方が高かったのです。 前述したように、かつてのリトルシガーはとても安いタバコでした。これは、「見た目は紙巻きだけど分類は葉巻」という特性を利用し、たばこ税を抑えていたからです。 しかし、2021年10月の増税の際、紙巻きタバコと同じ扱いにするようルールが変更され、税制上のメリットがなくなってしまいました。 その結果、多くのリトルシガーが大幅に値上がりし、フィリップモリス・ロードスターも380円→480円と一気に100円アップ。 ところが、紙巻きの方のフィリップモリスは400円→430円と30円しか値上げしなかったため、価格の逆転現象が発生したのです。 一応言っておくと、1箱480円は十分安い部類に入ります。要するに、紙巻きのフィリップモリスが安すぎるのです。それだけフィリップモリスの生産コストが安いということなのでしょう。 あるいは、利益を削ってでも「1番安い紙巻きタバコ」というポジションにこだわっているのかもしれません。 リトルシガー(軽量葉巻)ってどんなタバコ?特徴や主な銘柄を紹介フィリップモリスの今後の見通し

ウクライナ情勢の影響はある?
最近、多くのメディアでも報道されている通り、ロシア・ウクライナ情勢が緊迫化しています。欧米各国も双方と話し合いの場を持っていますが、今のところ隔たりは埋まっていません。本当にロシアがウクライナに侵攻する可能性もあるでしょう。 フィリップモリスはウクライナで生産していますから、もしウクライナ情勢が泥沼化すれば、影響を受けて価格が上がってしまうかもしれません。海外生産のタバコである以上、国際情勢の影響は避けられないのです。 実際、フィリップモリス・ロードスター・ミックスは、新型コロナウイルスの影響で発売が遅れてしまいました。今後どうなるかはわかりませんが、何とか平和的に解決されることを祈りましょう。近いうちに買えなくなるって本当?
こちらもご存知の方が多いと思いますが、PM社は「煙のない社会」を目指し、10年以内に日本での紙巻きタバコの販売から撤退することを検討しています。 要するに、いずれはタバコの販売をアイコスに一本化しようというわけです。もし実現すれば、当然ながらフィリップモリスは購入できなくなってしまうでしょう。 もちろん、あくまでも「日本での販売から撤退」という話ですから、個人輸入などで手に入れる方法は残されています。 しかし、輸入のための費用が上乗せされれば、現在ほど安い価格では購入できないかもしれません。それでは、安いタバコという最大のメリットが失われてしまいます。 とはいえ、今の段階で気にしても仕方がないことです。当面の間、フィリップモリスが安い紙巻きタバコのトップに君臨し続けるのは間違いありません。 購入できなくなったらその時に対策を考えればいいのですから、今はこの素晴らしく安いタバコを楽しみましょう。まとめ
フィリップモリスは、安い紙巻きタバコを求めるなら絶対にチェックしておくべき銘柄です。今のところ、全国どこでも簡単に購入できる紙巻きタバコで、フィリップモリスより安いものはほぼありません。 まさに、値上げに苦しむ愛煙家の強い味方です。かつてのフィリップモリスが好きだった方もそうでない方も、ぜひ一度味わってみてください。