前回は彫刻家の村岡さんに、1個から2個に増えた不思議なライターケースを作っていただきました♪
ライターケースデコ、奥深い……!!どれも印象が全然違って、その人にしか作れないリッチで面白&可愛いライターケースができあがるんですよね。
次はどんなものができるのか、予測不能で楽しみ過ぎます♡
- 1 アトリエでの取材で大興奮!!
- 2 今回デコってくださるのは、作家の福島さん!
- 3 このライターケースが、どう変身するのか!?
- 4 デコスタート!2つ同時進行で形を作る!
- 5 思いきりスプレー!!表面がツルツルに!
- 6 さらにスプレー!!ザラザラした質感に!
- 7 布に糸をひたすら刺して刺繍!!
- 8 福島さんについてもっと知りたい!
- 9 小さなパーツが次々と仕上がる!
- 10 パーツをライターケースに貼り付けたら……
- 11 ふわふわでKawaiiライターケース完成!!!
- 12 ケースのイメージと、デコった感想は?
- 13 デコったライターケースを抽選で2名さまにプレゼント♪
- 14 プレゼント応募方法
- 15 福島さんの活動が気になる方は、アートフェスもチェック!
- 16 *クレーターネオのライターケースアートをしてくださる方を大募集!*
アトリエでの取材で大興奮!!
今回はアトリエで取材させていただけることになり、アトリエ内部を思わずパシャリ!
アトリエって秘密基地みたいで、その場にいるだけでワクワクする!いろんな工具や機材が揃っていて興味津々!!
今回デコってくださるのは、作家の福島さん!
福島李子 Momoko Fukushima
1994 – 千葉県生まれ
2019 – 東京藝術大学美術学部彫刻学科 卒業
2021 – 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了
Now – 文化服装学院II部服装科 在籍
2022 –
「藝大アートフェス2022」(オンライン展示)
2021 –
「図鑑展ワンダーランド! 藝大アートプラザ/上野」(東京)
「買える藝大 MIYASHITA PARK/渋谷」(東京)
「藝大アートフェス2021」(オンライン展示) 優秀賞受賞
「台東区長賞展示 上野中央通り地下歩道/上野」(東京)
「第69回 東京藝術大学修了作品展 東京藝術大学彫刻棟/上野」(東京) 台東区長奨励賞受賞
2020 –
「藝大の猫展 藝大アートプラザ/上野」(東京) 入選
2019 –
「「石」「金」「土」~多様な素材の中で~ GALERIE SOL/銀座」(東京)
「上野恩賜公園 野外展示 上野恩賜公園芸術の散歩道/上野」(東京)
「第67回 東京藝術大学卒業展 東京都美術館/上野」(東京) 東京都知事賞受賞
2017 –
「MOUNTAIN CHAIN 五芸展 white Gallery/根津」(東京)
「分水嶺 彫刻科進級展 東京芸術大学彫刻棟木彫室/上野」(東京)
福島さんは、ぬいぐるみや布を使った作品を制作しているそうです。
カラフルで面白くてKawaii〜〜〜♡何だか新生物に出会った気分!
個性的なライターケースができそうで、期待が高まります!!
このライターケースが、どう変身するのか!?
ライター「クレーターネオ」の寸法にぴったり合うABS製デコ用ライターケースを、今回もケムール編集部が特別にご用意♪
この普通のケースが、どう変化するのか……!?
デコスタート!2つ同時進行で形を作る!
今回はなんと、2個作っていただけるとのこと!(太っ腹〜♡)
まずは、乾きやすい「エポキシパテ」でライターケースを覆うように形を作り、紙やすりで表面を整えます。
約1時間半で形が完成し、1時間ほどで乾きました。
それぞれ別の素材で作られているのに、乾いたら似た色と質感に。
どちらともサボテンのようにぽこぽこしててKawaii♡
思いきりスプレー!!表面がツルツルに!
宙に浮かせて塗装するために、「ワイプ」と呼ばれる紙にライターケースを通し、木の棒に吊るします。(写真左下)
その後、表面の傷を埋めてくれるスプレー状のパテ「サーフェイサー」を全体に吹きかけると、表面がツルツルに!
30分ほど置いて表面が乾いたら、凸凹やヒビができたところを紙やすりで削ります。
整ったらまた上からスプレーする、という工程を3回繰り返し、最後は1時間ほど乾かします。
さらにスプレー!!ザラザラした質感に!
少し離れた位置からケース全体に「ストーン調スプレー」を吹きかけると表面がザラザラに!!
こちらもスプレーしたら15分ほど放置し、乾いたらまたスプレーする、という工程を3回繰り返します。
福島さんいわく、このザラザラが「カビっぽい」とのこと。確かに粉っぽさがカビに見えなくもない……!!
片方のライターケースを乾かしているうちに、もう片方にスプレーする、という風に、どちらとも並行で効率よく進めていきます(尊敬!!)。
布に糸をひたすら刺して刺繍!!
福島さんが、布と糸を取り出しました!
「刺繍枠」に布を挟んでから、布にペンで印を付けます。その形状に合わせて、「パンチニードル」で布にひたすら糸を刺繍!
白い糸はミシン糸と手縫糸を使っており、2種類を混ぜることでメリハリがつくそうです。光沢感も違い、ミシン糸はツルツル、手縫糸はマットな感じなのだそう。
白以外の糸は、好きな色の刺繍糸を使います。可愛くてカビっぽい色を選んだそうですが、……可愛いカビとは……?(果てなき宇宙)
あともう少し!というタイミングで、福島さんについてもっと詳しくお伺いすることに!
福島さんについてもっと知りたい!
─物作りをする上で、大切にしていることはありますか?
やると決めたら、責任持って最後まで作る!ということです。
最後まで形にしないと作品として成立しないですし、中途半端に作るなら時間がもったいないので。
─どんな作品を得意としているのでしょうか?
大学生の頃は彫刻科のなかで評価される作品を作るのが得意で、真面目に作っていました。
でも今は、遊ぶことやふざけること、面白いじゃん!と思って作ることを大事にしています。
かっこいいものへの憧れはありますが、かっこいいと自分らしくないので、おふざけが必要だなと。服やファッションが好きなので、ぬいぐるみなどの+αで自分らしさを出して、楽しんで遊ぶように作品を作っています。
─どういったお客さんが多いですか?
作品にぬいぐるみを使っているので、キッズ(子ども)が喜んでくれることが多いです。
ぬいぐるみで作った大きい虹の間を子どもがくぐったり、ぬいぐるみの一部を見て「あ!◯◯(キャラクター名)だ!!」と言って触ったりして、はしゃいでいたのが印象的でした。
─この企画について、どう思いましたか?
もともと製品を作りたいという気持ちはあったので、「製品として、自分がどんな形を作れるのか」を考えるいいきっかけになりました。
─ぬいぐるみを使った作品を 制作する理由を教えてください!
「子ども遊びを大人になってもやる」というのがコンセプトで、子どもの頃の遊びの延長です。
カートゥーンを観て育ったので、当時好きだったキャラクターなどを使っています。
ぬいぐるみを解体しているのは子どもならではの残酷さからきており、面白いからやってみようという気持ちで始めました。
大人になっても遊び心を持ち続けているのって素敵!と福島さんの価値観を眩しく感じているうちに、作業はラストスパートへ!
小さなパーツが次々と仕上がる!
布に糸を刺して作った小さなパーツの外側に沿って布をカットし、布に切り込みを入れます!
刺した糸がほどけないように、切り込みを入れた部分を内側に折り込んでから、布用の接着剤で裏に別の布を貼り付けます。
パーツをライターケースに貼り付けたら……
片方のライターケースには青とグレーのパーツ、もう片方にはオレンジとカーキのパーツを貼り付けます!
位置を調整しながら、布用の接着剤で所々にパーツをくっつけると……!?
ふわふわでKawaiiライターケース完成!!!
独特な形と、カラフルな糸がKawaii〜〜〜!!!♡
雲やサボテンみたいでどこか柔らかそうな形なのに、実際は硬くてずっしり重いのが不思議!!!
ライターケース本体と糸のギャップが面白くて、ザラザラしているケースと柔らかい糸を交互に触りたくなる!!
完成した2個がそれぞれ違う形や色なのも素敵だし、どちらとも抽象的でふわふわしていて、遊び心満載でKawaii♡
謎の生き物のような存在感があって目が離せないし、使えば使うほど愛着が湧きそう!
福島さん、素敵なライターケースをありがとうございます♡
ケースのイメージと、デコった感想は?
最後に福島さんに、ライターケースをデコった感想を聞いてみました♪
─完成したライターケースのイメージを教えてください!
「カビ」です。
樹脂粘土をこねて手遊びして、直感でカビっぽい感じにしたいと思いました。
小さい頃にカビの図鑑を見たことがあり、可愛いと思っていたので。
ドローイング(上の画像)で大まかに色合いなどを決めてから、粘土をいじったときの手の感覚と、こういう形が好きかも、という感覚で作りました。
色やテクスチャーはマットでザラザラした感じにしたいなと思って決めたのと、素材は初めて扱ったので、何も考えずに遊びながら形作っていきました。
どちらとも自分らしくて好きな形で、ふわふわしている形、なだらかにつながっている丘のような形です。
布で作ることも考えましたが、ライターケースは硬い方が握りやすいので、普段は使わないけれど硬くなる素材で作ろうかなと。
保守的に作ろうかな?とも考えましたが、いい機会なので新しい素材を使いました。
パイル生地は自分らしさを表現するために布を使えたらいいなと思ったのと、可愛くしたくて入れました。
─作ってみてどうでしたか?大変だったところはありますか?
自分はこういうのが好きだったんだ、と客観的に見られましたし、新しい材料も見つけられて作品に活用できるのもよかったです。
初めて扱う素材だったので、最初に使った粘土が全然固まらない、など素材の壁はありました。ライターケースと相性のいい素材を見つけるのが大変でしたが、合う粘土に出会えてうまく活かせました。
─こだわりポイントを教えてください!
色とテクスチャーです。
柔らかい素材感の糸と、ザラザラしていて硬い素材感のエポキシを使うことで、質感の違いを出しました。
ライターケースにあまりない素材感なのもポイントです。
─今回の出来は何%くらいですか?
初めて使う素材ということを考慮すると、100%です!
─デコったライターケースは、誰に使っていただきたいですか?
大事に使ってくれる人、使っているうちに愛着が湧いてくれそうな人にお譲りしたいです。
このライターケースを付けることで、ライター自体も可愛がってもらえたらいいな、と思います。
デコったライターケースを抽選で2名さまにプレゼント♪
カビをイメージしたKawaiiライターケースを、抽選で2名さまにプレゼント!
この機会にぜひ応募してくださいね♡
プレゼント応募方法
期間は1週間なので、ご応募はお早めに!
福島さんの活動が気になる方は、アートフェスもチェック!
福島さんの作品に興味がある方は、ぜひオンラインで楽しめる『東京藝大アートフェス2022』もチェックしてみてくださいね♪
アートフェスはこちら!↓
『東京藝大アートフェス2022』
http://tokyogeidai-artfes.geidai.ac.jp
期間 2022年2月18日(金)~5月16日(月)
また、福島さんが作品制作のために使いたいので、処分する予定、あるいは捨てられないぬいぐるみがあれば、DMやメールでご連絡いただきたいそうです(※解体する可能性があるので、その点はご了承いただきたいとのこと)。
福島さんのサイトやSNSは以下のリンクから♪
Web:https://www.momoko-fukushima.com
Instagram:https://www.instagram.com/fu.mmk/
Twitter:https://twitter.com/f_MMK_
*クレーターネオのライターケースアートをしてくださる方を大募集!*
好きなようにライターケースをデコりたい!
自分の世界観をケースにぶちまけたい!
とにかく宣伝になることをしたい!
という“熱意”ある方はぜひ、下記までご連絡ください!
電話番号:03-5577-5153
メールアドレス:info@b-rock.jp