【初心者必見】アイコス(IQOS)全種類の使い方を徹底解説!

アイコス(IQOS)は、日本の加熱式タバコ市場でトップシェアを誇る人気製品です。試してみたいと考えている方も多いと思われますが、初心者にとって気になることといえば、やはり使い方でしょう。アイコスの美味しさを堪能するためにも、まずは正しい使い方を覚えることが大切です。ここでは、アイコス全種類の使い方を詳しく解説します。

アイコス(IQOS)の基本セット内容

アイコスは本体だけでなく、充電や掃除に使ういろいろなパーツ・備品がセットになっています。また、アイコス本体はあくまでも「吸うための機械」ですから、別売りのたばこスティックも必要です。基本的なセット内容を確認しておきましょう。

ホルダー

ホルダーは、たばこスティックを加熱するための機械です。細い筒状をしており、先端にたばこスティックを挿入して加熱し、そのままスティックを口にくわえて喫煙します。 要するにアイコスの本体ですが、ホルダー単独では充電できないため、ポケットチャージャーとセットで使う必要があります(アイコス マルチを除く)。

ポケットチャージャー

ポケットチャージャーは、ホルダーの充電に使うケース状の機械です。ホルダーのバッテリー容量は大きくなく、最近の製品でも2連続喫煙までしかできません(アイコスマルチは10連続)。 そこで、使用するたびにチャージャーにホルダーを収納し、充電することで繰り返し使えるようにするのです。 もちろんそのためには、チャージャーそのものを充電しておく必要があります(ホルダーを収納した状態で充電する)。つまり、ホルダー専用のモバイルバッテリーのようなものだと考えていいでしょう。 ポケットチャージャーがフル充電の状態なら、20回分のホルダー充電が可能です(アイコス マルチは10回)。

チャージングケーブル、パワーアダプター

ポケットチャージャーの充電に使う、USBケーブルとアダプターです。端子の形状が合っていて、5V/2Aのものであれば、非純正品でも使用できなくはありません。ただ、充電に時間がかかるなどの不具合が発生する可能性があります。 公式サポートでも純正品を使用するよう求めていますので、緊急時以外は原則として純正品を使いましょう

クリーニングツール、クリーニングスティック

アイコスを掃除するための道具です。クリーニングツールは、ホルダーに差し込んで回転させることで汚れを取ります。クリーニングスティックは仕上げに使用する綿棒で、エタノールと水を50%ずつ混ぜた液体を含ませてあります。 こちらも市販品で自作できなくはないのですが、初心者は純正品を使った方がいいでしょう。なお、最新型の「アイコス イルマ(IQOS ILUMA)」および「アイコス イルマ プライム(IQOS ILUMA PRIME)」は、基本的に掃除が必要ないため、クリーニング用品は付属していません。

たばこスティック

タバコ葉が入った専用のカートリッジです。見た目は短めの紙巻きタバコといった感じで、「マールボロ・ヒートスティック」「ヒーツ」「テリア」といった種類があります。 これをホルダーに入れて加熱すると、ニコチンを含んだエアロゾルが発生します。本体とは別売りかつ消耗品なので、紙巻きタバコと同じように好きな銘柄を買いましょう。 なお、他社製の「グロー」や「プルーム・テック」用スティックとの互換性はありません。アイコス内でも、テリアはアイコス イルマ(+プライム)専用、他の2つは旧アイコス専用であり、互換性はないため注意が必要です

アイコス イルマ(IQOS ILUMA)、アイコス イルマ プライム(IQOS ILUMA PRIME)の使い方

現在発売されているアイコスは、「加熱ブレードのあるモデル」と「加熱ブレードのないモデル」に大きく分けられ、使い方もやや異なります。加熱ブレードがないのは、最新型の「アイコス イルマ」および「アイコス イルマ プライム」の2つで、以前のモデルに比べてとても扱いやすくなりました。その使い方を見ていきましょう。

①ポケットチャージャーの電源を入れる

まずはポケットチャージャーの電源をONにします。チャージャーのボタンを約4秒間長押しして、ホルダーステータスライトとバッテリーライトが点滅したら、電源が入った証拠です。 なお、アイコス イルマとアイコス イルマ プライムではチャージャーの形状が異なり、ホルダーの出し入れ方法が少し違いますが、基本的な使い方は共通しています。ホルダーはまったく同じものです。

②ポケットチャージャーを充電する

チャージングケーブルとパワーアダプターを使い、ポケットチャージャーを充電します。ホルダーはチャージャー内部に収納しておいてください。

③たばこスティックを挿入する

充電が完了したらポケットチャージャーからホルダーを取り出し、たばこスティックを挿入します。ブレードレスのため刺す必要はなく、スティックの線のところまで挿入すればOKです。 しかも加熱はオートスタートで、挿入するだけで自動的に加熱が始まります。ホルダーが振動しライトが点滅したら、加熱が始まった合図です。なお、自動加熱をOFFにしている場合は、ホルダーのボタンを約1秒間長押しして加熱を開始してください。

④喫煙する

加熱開始の合図があった後、再びホルダーが振動してステータスランプが点灯したら、喫煙が可能になります。たばこスティック1本で、約6分間もしくは14パフ喫煙できるため、じっくり味わいましょう。残り30秒もしくは残り2パフになると、振動とライトの点滅で教えてくれます

⑤たばこスティックを取り出す

喫煙が終わったら、ホルダーからたばこスティックを取り出して処理します。イルマのスティックには、磁力で加熱するため金属が含まれていますが、ごく少量のため燃えるゴミに出して構いません。 なお、イルマは一度の充電で2連続喫煙が可能なので、もう1回吸いたい場合は③から同じ手順を繰り返してください。使い終わったら、ホルダーをポケットチャージャーに収納して充電しましょう。

⑥喫煙を途中でやめる場合は?

喫煙を途中でやめたい場合は、たばこスティックを引き抜いてください。オートストップ機能が搭載されているため、自動的に加熱が停止します。 ただ、あまり頻繁に途中で喫煙をやめると、故障の原因になる可能性があります。基本的には最後まで吸い切るようにしましょう。

⑦掃除は必要ないの?

アイコスを使った後のひと手間といえば掃除ですが、アイコス イルマおよびイルマ プライムの場合、基本的に掃除は必要ありません。スティックのタバコ葉が露出しておらず、しかもブレードに刺さないので、内部にタバコ葉が散らばらないからです。外見が汚れたと感じた時に拭いてあげる程度で構いません。

アイコス3 デュオ(IQOS 3 DUO)、アイコス3(IQOS 3)、アイコス マルチ(IQOS MULTI)、アイコス2.4 プラス(IQOS2.4 PLUS)の使い方

アイコス イルマより前に発売されたモデルは、すべて加熱ブレードが付いています。そのため、基本的な使い方はそれほど変わらないものの、いくつか注意点が増えます。アイコス イルマと異なる点を中心に使い方を見ていきましょう。

①ポケットチャージャーの電源を入れる

ボタンを4秒間長押ししてチャージャーの電源を入れます。

②ポケットチャージャーを充電する

ケーブルとアダプターを使ってチャージャーを充電します。なお、アイコス マルチ(IQOS MULTI)はホルダー・チャージャー一体型のため、ホルダーを出し入れする必要はありませんが、電源のON・OFFや充電の手順は基本的に同じです。

③たばこスティックを挿入する

たばこスティックをホルダーに挿入し、内部の加熱ブレードに刺します。ねじりながら入れると加熱ブレードが折れるおそれがあるため、まっすぐ入れるのがポイントです

④たばこスティックを加熱する

旧型アイコスにはオート加熱機能がないため、ボタンを2秒ほど長押しして加熱をスタートさせます。ホルダーが振動しライトが白点滅したら、加熱が始まった合図です。

⑤喫煙する

再びホルダーが振動し、ライトが点滅から点灯に変わったら、喫煙可能のサインです。ゆっくりと楽しみましょう。

⑥たばこスティックを取り出す

喫煙が終わったら、キャップを上にスライドさせてたばこスティックを取り出します。キャップをスライドさせずにスティックを抜こうとすると、タバコ葉がホルダー内部に詰まってしまうおそれがあるので注意してください。使用したスティックは燃えるゴミに出しましょう。 なお、アイコス3 デュオ(IQOS 3 DUO)は2連続喫煙、アイコス マルチは10連続喫煙が可能です。連続して吸いたい場合は、③からの手順を繰り返してください。

⑦喫煙を途中でやめる場合は?

旧型アイコスにはオートストップ機能がないため、喫煙を途中でやめる場合は、ホルダーのボタンを約3秒間長押しして停止させます。ホルダーをチャージャーに戻しても加熱はストップしますが、これは一種の強制終了であり、故障の原因にもなるためおすすめできません

⑧1箱吸うごとに掃除を!

旧型アイコスはアイコス イルマと異なり、定期的に掃除をする必要があります。たばこスティックのタバコ葉が露出しているのに加えてブレードに刺すので、ホルダー内部にカスや汚れが溜まってしまうからです。放っておくと喫味に影響する上、故障の原因にもなります。 そのため、クリーニングツールやクリーニングスティックを使って、しっかり掃除をしてあげましょう。なお、掃除は1箱(20本)吸うごとに行うのが基本です。何らかの不具合が生じた際にも、まず掃除をしてみてください。

たばこスティックがうまく入らない時の対処法

アイコスを使っていると、操作がうまくいかず困ることもあると思われます。特に多いのが、加熱ブレードありの旧型アイコスを使う際、たばこスティックがうまく入らない・刺さらないというものです。そこで、スティックをうまく入れるためのポイントを確認しておきましょう。

マークを合わせて入れる

ホルダーに刻印されている「IQOS」のロゴマークと、たばこスティックのロゴマークの位置を合わせると入りやすくなります。これはスティックの箱にも記載されている基本的なポイントです。

ホルダーを事前加熱する

たばこスティックを途中まで入れた状態で加熱をスタートし、2~3秒待ってからスティックを奥まで挿入すると、思いのほかスルッと入ります。おそらく加熱による「蒸らし」のおかげでしょう。公式サイトでもこの方法が紹介されています

キャップを上げてから入れる

ホルダーのキャップを上げた状態でたばこスティックを入れ、キャップとスティックを同時に下げると、比較的簡単に挿入できます。要するに、スティックを抜く時の逆回しです。

その他のトラブルが発生する場合は?

上記以外にも、アイコスを使っているとさまざまなトラブルが発生することがあります。「ランプが点灯点滅しているけど理由がわからない」「ボタンを押しても加熱されない」「充電できなくなった」……。こういったトラブルには、正しく対応しなければなりません。詳しくは以下の記事を参考にしてください。 アイコス(IQOS)が故障したらどうすべき?保証内容や不具合別の対処法を紹介

まとめ

アイコスの使い方は決して難しくなく、基本的な手順さえ覚えれば誰でも使うことができます。特に最新型のアイコス イルマは、スティックの挿入が簡単になったのに加えて掃除も不要になり、とても使いやすくなりました。「アイコスは操作が難しそうだから……」と敬遠している方も、ぜひ試してみてください。

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