キャンプといえば「夏にやるもの」というイメージが一般的です。しかし、最近は冬でもキャンプを楽しむ人が少なくありません。冬のキャンプにはどんな魅力があるのでしょうか。そして、冬にキャンプを楽しむにはどんな対策が必要なのでしょうか。
この記事では、冬にキャンプを楽しむためにどのような対策を講じればいいのかを解説していきます。「冬にキャンプをやってみたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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冬キャンプの魅力
冬のキャンプには、他の季節に行うキャンプにはない魅力があると言われています。それでは、そんな冬キャンプの魅力はどんなものなのでしょうか。
寒さを楽しめる
冬のキャンプは当然ながら寒いです。キャンプ場の多くは森の中や山の麓に立地していますから、街中に比べて温度が低くなる傾向にあります。しかし、その寒さそのものが魅力なのです。
冷たくなった手を暖めてくれるキャンプファイヤーの炎はより美しく感じられますし、冷たくて澄んだ空気は普段の生活ではなかなか味わうことが出来ません。冬のキャンプの魅力は寒さそのものにあるといっても過言ではないでしょう。
料理をより美味しく感じられる
キャンプの楽しみが食事であることはどの季節も変わりません。しかし、冬キャンプの食事は格別だと言われています。冷えた身体を暖めてくれるクリームシチューやキムチ鍋、降り積もる雪を眺めながらの雪見酒なんていうのも良いですね。
冬ならではの食事をアウトドアで楽しめるというのは冬キャンプの大きな魅力です。
キャンプ場の予約が取りやすい
キャンプのハイシーズンである夏になると、人気のあるキャンプ場はすぐに埋まってしまいます。予約が取れたとしても、キャンプ場が人で溢れかえっていて騒がしいなんてことは珍しくありません。しかし、冬キャンプならそんな心配はいりません。
冬キャンプを楽しむ人はまだそこまで多くありませんから、キャンプ場の予約も取りやすいでしょう。キャンプ場が人で溢れかえるという事も基本的にはありません。静かにキャンプを楽しみたいという人には冬キャンプがぴったりです。
虫が少ない
キャンプ場の多くは自然豊かな場所にあり、街中に比べて沢山の虫が生息しています。蚊、アブ、蛾、蜂といった虫はキャンプの大敵だといっても過言ではありません。虫が苦手だという理由でキャンプを楽しめない人もいるでしょう。しかし、冬になれば虫はいなくなります。
虫よけスプレーをかけたり、蚊取り線香をたく必要もありません。虫が苦手な人にとって、冬キャンプは虫に悩まされずにアウトドアを楽しめる貴重な機会です。
冬キャンプの危険性
冬キャンプにはいくつもの魅力があります。冬という季節にしか味わえない楽しみがあり、冬キャンプを楽しむ人が増えているというのも納得です。しかし、冬キャンプはしっかりと対策を取らなければ事故の危険があります。他の季節のキャンプに比べて、特に入念に準備をした方が良いでしょう。
2021年の12月には、兵庫県にある氷ノ山(ひょうのせん)という山で冬キャンプをしていた5人のグループが遭難し、1人が亡くなるという痛ましい事故が起きています。冬キャンプが危険と隣り合わせの遊びであるというのは、よく理解しておく必要があります。
朝日新聞「私たちはなぜ遭難したか 仲間のいのち奪った冬山、小さな『予定外』」
冬にどんなキャンプを楽しむか
キャンプといっても、様々なタイプのものがあります。冬は寒さも厳しいので、バンガローやトレーラーハウスを使ったキャンプを検討してみても良いでしょう。テントを自分で自分で張る手間が省けますし、なにより防寒が段違いです。
「冬キャンプは楽しそうだけど、ちょっと怖い…」という人は、まずはバンガローやトレーラーハウスで冬キャンプにチャレンジしてみるのがおすすめです。そのような冬キャンプなら、事故になってしまう可能性もかなり低くなります。あまりキャンプの幅を狭めず、自分の経験や好みに合ったスタイルのキャンプを楽しみましょう。
【イチ押しキャンプギア】冬キャンプに使用するランタンなら、やっぱりコールマンがおすすめ!
冬にキャンプを楽しむための対策
非常に魅力的な冬キャンプですが、しっかりとした対策を講じなければ、事故が起きてしまう可能性があります。それでは、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。冬キャンプを楽しむための対策を紹介しますので、参考にしてみてください。
【過去記事】
キャンプ初心者の人は、この記事もどうぞ。
対策①冬でも使用可能なキャンプ場を調べておく
日本にあるキャンプ場の全てが冬でも使用可能なわけではありません。冬になれば閉鎖しているキャンプ場も少なくありません。自分が使おうと考えているキャンプ場があるなら、そこが冬でも営業しているかどうかを調べてみましょう。
まだキャンプ場を決めていないなら、冬でも営業しているキャンプ場を以下で紹介していますので、参考にしてみてください。
【北海道】
①苫小牧アルテン オートキャンプ場
苫小牧市の西部に位置する錦大沼公園の一角にあるオートキャンプ場です。2つの天然湖沼をはじめとした、自然林や小河川などの豊かなロケーションが魅力です。
敷地内には、キャンプサイト209、 バンガロー10棟、キャビン10棟、ログハウス3棟 、等28棟 パークゴルフ場18ホール、天然温泉(加温・循環ろ過)ゆのみの湯、カヌー基地など多くの施設があります。
https://arten-camp.co.jp/
所在地:北海道苫小牧市字樽前421-4
連絡先:0144-67-2222
②隠れ家的オートキャンプ場 遊び小屋コニファー
その名の通り、少し分かりにくい場所にある隠れ家的なオートキャンプ場です。このキャンプ場の魅力は直火OKだという点。しっかりと後片付けをすることを条件に、焚き火台を使わずに焚き火を楽しむことが出来ます。
テントやキャンプ用品のレンタルもあるので、あまりキャンプ道具を持っていない人手も利用可能です。もちろん、どのような道具がレンタル可能なのかは事前に確認しておくことが重要です。シャワーはありませんが、車で20分ほど行ったところに浴場があります。
https://camplabo.jp/
所在地:北海道上川郡清水町旭山2−56
連絡先:090-1642-6418
③Ken’s Camp(吉田農場キャンプ場)
札幌市の中心部から車で20分ほどのところにあるアクセス良好なキャンプ場です。グループでのキャンプだけではなく、ソロキャンプにも対応しています。
高速インターネットWifiが用意されており、設備は充実しています。芝生の上での直火は禁止されています。ウォシュレットつきのトイレがあり、現在はサウナの準備も進んでいます。サウナを利用したい方は、いつから利用可能か問い合わせてみてください。
https://kenscamp2022.com/index.html
所在地:〒005-0849 北海道札幌市南区石山810
連絡先:011-585-5023
090-9819-5743
【東北】
①つがる地球村(青森県)
雄大な自然の中で遊ぶことが出来る滞在型のリゾート施設です。レストランも併設されており、青森県内の食材をふんだんに使用した料理を味わえます。
ペット同伴での使用が可能なので、犬やネコを買っている人にとっては嬉しいですね。つがる地球村オリジナルの商品が多数あるので、お土産には困りません。
http://chikyuumura.co.jp/
所在地:〒038-2817 青森県つがる市森田町床舞藤山244
連絡先:0173-26-2855
②大平山リゾート公園 オートキャンプ場(秋田県)
冬はテントサイトは使用出来ず、トレーラーハウスを使ったキャンプのみとなります。冷暖房が完備されているので、冬でも快適なキャンプを楽しむことが出来ますよ。
冬キャンプ初心者の方は、まずはトレーラーハウスから初めてみても良いでしょう。
http://www.theboon.net/park/equipment/trailerhouse.html
所在地:〒010-0824 秋田県秋田市仁別小水沢134
連絡先:018-827-2270
③フォレストパークあだたら(福島県)
民間企業ではなく、福島県が運営しているキャンプ場です。「森林(もり)との共生=フォレスト・エコ・ライフ」を推進するという理念のもとに作られました。
キャンプ場には温泉も併設されています。露天風呂もあるので、東北の美しい雪景色を眺めながら温泉に浸かることが出来ますよ。広い敷地の中には、キャンプサイトだけではなく、コテージやトレーラーなどもあります。
https://www.fpadatara.com/
所在地:〒969-1302 福島県安達郡大玉村玉井字長久保68
連絡先:0243-48-2040
【関東】
①氷川キャンプ場(東京都)
東京の奥多摩にある通年営業のキャンプ場です。ロッジやバンガローなども用意されているので、様々なタイプのキャンプを楽しむことが可能です。奥多摩駅からも近いので、車がない方でも利用しやすいキャンプ場ですよ。
カフェやバーベキュー場も併設されており、設備は充実しています。ペットの同伴は禁止されているのでご注意ください。
https://www.okutamas.co.jp/hikawa/
所在地:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
連絡先:0428-83-2134
②成田ゆめ牧場(千葉県)
24時間利用可能なシャワー施設の完備された大きなキャンプ場です。牧場が併設されており、美味しい牛乳や乳製品を味わうことが出来ます。
キャンプ道具のレンタルも行っているので、あまりキャンプギアを持っていない人にもおすすめです。レンタル用のキャンプ道具が品切れになってしまう場合もあるので、レンタルサービスを利用するなら必ず予約するようにしましょう。キャンプ場内での直火は禁止されています。
https://www.yumebokujo.com/camp.html
所在地:〒289-0111 千葉県成田市名木730ー3
連絡先:0476-96-1001
③ノーラ名栗(埼玉県)
埼玉県飯能市にある北欧文化を体験できる複合施設です。テントサウナも用意されており、設備は充実しています。冬キャンプ初心者にとってはぴったりのキャンプ場ではないでしょうか。
カフェやショップも併設されているので、食事やお土産に困ることはありません。歩いていける距離に温泉施設「さわらびの湯」があるので、温泉を楽しむことも出来ますよ。近くには名栗湖があるので、余裕があれば遊びに行ってみましょう。
https://www.nolla-naguri.jp/
所在地:〒357-0112 埼玉県飯能市下名栗607-1
連絡先:042-978-5522
【東海】
①伊豆高原テントリゾート(静岡県)
標高580mの大室山の麓に位置するキャンプ場です。テントサイト、キャビンサイト、ヴィラサイトから構成されているので、キャンプ初心者の方でも安心して利用出来ます。
シャワールームやメイクブースも用意されているので、快適な冬キャンプを楽しむことが出来るでしょう。近くには立ち寄り湯もあるので、伊豆の温泉を楽しめますよ。時間があれば、伊豆シャボテン動物公園や大室山で観光を楽しんでみてください。
https://tentresort-izu.com/
所在地:〒413-0234 静岡県伊東市池614-168
連絡先:0557-53-4711
②三河高原キャンプ村(愛知県)
愛知県の豊田市にある大きなキャンプ場です。キャンプ場には食堂が併設されており、ソフトクリームや名物の特大五平餅を食べることが出来ます。近くにある朝霧池では魚釣りを楽しめます。
12月にはそこで釣り大会も開催されるので、釣りが好きな人は参加してみてはどうでしょうか。バーベキュー場も併設されているので、にぎやかなキャンプを楽しむにはぴったりですね。
http://www.mikawakougen.com/
所在地:〒444-3261 愛知県豊田市東大林町半ノ木2番地
連絡先:0565-90-3530
③ひらせ温泉キャンプサイト(岐阜県)
合掌造りで有名な白川郷インターチェンジから車で20分ほどの場所にあるキャンプ場です。このキャンプ場の自慢はなんといっても貸切も出来る天然温泉。1日12組限定ですが、事前予約制で温泉を楽しむことが出来ます。
シャワールームや売店も完備されていますから、快適な冬キャンプを楽しむことが出来るでしょう。キャンプとセットで白川郷を見学するのもアリですね。この辺りは非常に雪が深いので、冬の運転には気をつけてください。
https://hirase-camp.com/
所在地:〒501-5503 岐阜県大野郡白川村大字長瀬字あまちの上766-1
連絡先:090-1782-0455
【関西】
①マイアミ浜オートキャンプ場(滋賀県)
日本でいちばん大きな湖「琵琶湖」を眺めながらアウトドアを楽しめるキャンプ場です。素晴らしい琵琶湖の雪景色を楽しむことが出来ますよ。
かなり高規格なキャンプ場で、全てのテントサイトにAC電源(20A)が完備されています。アウトドアブランドとして有名な「コールマン」の製品をレンタルすることも出来るので、あまりキャンプギアが揃っていない人でも安心です。
http://maiami.info/publics/index/64/
所在地:〒524-0201 滋賀県野洲市吉川3326−1
連絡先:077-589-5725
②自然の森ファミリーオートキャンプ場(大阪府)
豊かな自然に囲まれたキャンプ場です。キャンプ客が利用できる避難棟があるので、天候が急変した時でも安心です。ペット同伴は可能ですが、大型犬は禁止となっています。
車で15分以内のところに温泉があるので、キャンプとセットで温泉を楽しむことが出来ますよ。冬季限定で電源を用意してもらえるので、電気毛布も使えるのが嬉しいですね。電源を利用したい人は事前予約が必要です。
https://shizen-no-mori.com/
所在地:〒563-0372 大阪府豊能郡能勢町山辺411
連絡先:072-734-0819
③南紀串本リゾート大島(和歌山県)
和歌山県の紀伊大島にあるキャンプ場です。暖かい和歌山県ということで雪は期待出来ませんが、素晴らしい星空を見ることが出来るかも知れませんよ。
街の光がほとんど届かず、開けた草原のテントサイトなので視界を遮るものが何もありません。天候に恵まれれば、美しい星空のもとでキャンプを楽しめます。露天風呂もありますから、冷えた身体を温泉で暖めましょう。
https://resortohshima.com/
所在地:〒649-3631 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035‐6
連絡先:0735-65-0840
【中国四国】
①大鬼谷オートキャンプ場(広島県)
冬は雪が多く降り、温暖な中国四国で雪中キャンプが楽しめる貴重なキャンプ場です。冬季のみ定休日が設けられているので注意が必要です。
事前にキャンプ場に確認しておきましょう。スノーチューブを貸し出してくれるので、そり遊びを楽しむ事が出来ます。お子さんがいる方におすすめですよ。スノーシューの貸し出しもやっているので、真っ白な雪原を歩いてみましょう。
http://www.ogidani.co.jp/
所在地:〒727-0413 広島県庄原市高野町南257
連絡先:0824-86-2323
②弥高山公園 キャンプ場(岡山県)
広島県との県境に位置する弥高山(いたかやま)にある大きな公園内のキャンプ場です。テントサイトだけではなく、バンガローや貸別荘の設備もあります。
12月30日から1月4日までは閉鎖されるので注意が必要です。気象条件が整えば、弥高山の山頂から美しい雲海を見ることが出来ますよ。
http://www.yataka654.com/modules/contents/index.php?cat_id=4
所在地:〒716-0223 岡山県高梁市川上町高山4301−1
連絡先:0866-48-2830
③まぜのおかオートキャンプ場(徳島県)
徳島県の海陽町にあるオートキャンプ場です。小高い丘からは雄大な太平洋を望むことが出来ます。24時間利用可能なコインランドリーもあり、設備は充実しています。
また、海陽町産のアイスや食肉を買うことも出来ますよ。温暖な気候なので雪は望めませんが、冬キャンプ初心者の方にもおすすめのキャンプ場です。
https://www.kaifu.or.jp/
所在地:〒775-0101 徳島県海部郡海陽町浅川西福良43
連絡先:0884743111
【九州沖縄】
①サンビレッジ茜(福岡県)
福岡県の飯塚市にあるキャンプ場です。屋内型体育施設もあれば、人工芝のスキー場もあり、アクティビティ設備は充実しています。
地元の食材を楽しめるレストランも併設されており、そこでバーベキューも楽しめます。テントサイトだけではなくバンガローもあるので、様々なタイプのキャンプを体験することが出来ますよ。
http://www.akane-ski-fukuoka.com/index.php
所在地:〒820-0711 福岡県飯塚市山口845−38
連絡先:0948723331
②スノーピーク奥日田(大分県)
有名アウトドアブランド「スノーピーク」が手がけるキャンプ場です。標高950メートルの高地にあるので空気は澄んでおり、綺麗な星空を眺めることが出来ます。
電源つきのテントサイトもあるので、快適なキャンプを楽しめます。もちろん、シャワーも完備しているので安心です。素敵なスノーピーク製品のレンタルもやっているので、あまりギアを持っていない人もお洒落なキャンプが出来ますよ。
https://sbs.snowpeak.co.jp/okuhita/
所在地:〒877-0212 大分県日田市前津江町大野64−1 旧 椿ヶ鼻ハイランドパーク
連絡先:0973532358
③KARST CAMP SITE(沖縄県)
森の中のキャンプを楽しめる「ブッシュクラフト」を備えたキャンプ場です。真っ赤な夕陽や円錐カルストの山を一望することの出来るプレミアムサイトもあるので、贅沢なキャンプを楽しめますよ。
テントサウナのレンタルもやっているので、美しい沖縄の自然に包まれながらサウナで気持ちの良い汗を流しましょう。
https://karstcampsite.com/
所在地:〒905-0219 沖縄県国頭郡本部町字山里東屋比久原1381番地
連絡先:050-6864-3379
対策②キャンプ場の天気をチェックしておく
安全に冬のキャンプを楽しむために重要なのは、キャンプ場の天気を事前にしっかりとチェックしておくことです。自分がキャンプ場を予約した日の天気を確認しておき、たとえば気温が一気に下がるという予報が出ていたら、より多くの防寒着を持っていくなどの対応が必要になります。
天気予報の内容によっては、予約をキャンセルすることも必要です。大荒れの予報が出ているのにキャンプをするのは無謀です。冬キャンプの機会は何度もあるのですから、安全第一で考えましょう。天気予報だけでは不安なら、キャンプ前日にキャンプ場に連絡し、空模様を確認するのがおすすめです。
対策③体調を整えておく
体調が良くないのに冬キャンプを決行するのは無謀です。少しでも体調に不安があるなら、キャンプを見送るのが安全でしょう。安全に冬キャンプを楽しむためには、しっかりと体調を整えておくことが重要です。
バンガローやコテージを利用するのではなく、雪の中でテントを張るタイプの冬キャンプをするなら、よりいっそう体調に気を配る必要があります。キャンプ中に体調が悪化しても、近くに病院や薬局はないということを忘れてはいけません。
対策④冬キャンプに適した服装を選ぶ
冬キャンプを安全に楽しむためには、適切な服装を選ぶことが重要です。ただ単に暖かいだけではなく、キャンプでは身体を動かすことも多いので、身動きのとりやすい服を選びましょう。時間帯によって気温も変わりますし、外で食事をするときと寝袋の中で寝るときの服装は全く違います。
時間帯やシチュエーションによってこまめに服装を変える必要があるので、ベースレイヤー(肌着)、ミドルレイヤー(中間着)、アウター(上着)の3種類を用意します。時間帯やシチュエーションによって重ね着した服を着脱し、快適に冬キャンプを楽しみましょう。以下で冬キャンプに適した服を紹介しているので、参考にしてみてください。
メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット(パタゴニア)
外側はリサイクル・ポリエステル85%のフリースで覆われており、メッシュの裏地の間には防風性バリヤーを貼り合わせてあるので、冷たい空気をシャットダウンしてくれます。袖はYジョイントになっており、肩と腕が動きやすくなっています。冬のキャンプにぴったりな一着です。
素材:ポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル50〜85%)
価格:35200円
TAKIBI Canvas Coat(スノーピーク)
日本を代表するアウトドアメーカー「スノーピーク」のアウターです。撥水性を備えているので、多少の雨や雪なら弾いてくれます。シルエット調整が出来るので、女性のスカートスタイルにもバランス良く合わせることが出来ます。街中で使っても違和感のないデザインなので、普段着としても活躍してくれそうです。
素材:コットン80%、Modacrylic20%
価格:38500円
スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men’s(モンベル)
登山ブランドとして有名な「モンベル」のインナーです。天然の吸湿発熱素材であるウールを使用した中厚手のアンダーウエアとなっています。登山にも使用されるインナーですから、その信頼性は抜群。ここで紹介しているのは男性用ですが、女性用も販売されています。
素材:スーパーメリノウール(ウール85%+ポリエステル15% )
価格:7920円
スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men’s(モンベル)
スーパーメリノウール M.W. タイツ Women’s(モンベル)
天然の吸湿発熱素材であるウールを使用した中厚手のタイツとなっています。保温性に優れているのと同時に、高いストレッチ性を備えているので、身体を動かすことも多いキャンプにぴったりです。ここで紹介しているのは男性用ですが、女性用も販売されています。
素材:スーパーメリノウール(ウール85%+ポリエステル15% )
価格:6600円
スーパーメリノウール M.W. タイツ Women’s(モンベル)
電熱ベスト(kemimoto)
加熱ヒーターのついたインナーベストです。電源ボダンを押すと、高(60°C)、中(50°C)、低(40°C)の3つモードに切り換えられます。表地はダイビングクロス生地で、防風性・保温性に優れているのがポイント。洗濯ネットを利用すれば、洗濯機で水洗い出来るので衛生的です。
素材:ポリエステル100%
価格:4199円
マウンテンバーサマイクロジャケット レディース(ノースフェイス)
優れた保温性を持つマイクロフリースを採用しています。登山にも使用される中間着ですから、信頼性は抜群。静電気の発生を抑える静電ケア設計で作られており、細やかな気配りを感じられます。シンプルなデザインなので、普段着としても使えますね。
素材:ポリエステル100%(肩部分はナイロン100%)
価格:8855円
マウンテンバーサマイクロジャケット レディース(ノースフェイス)
焚火 DOWN PANTS (ナンガ)
寝袋で有名な日本のメーカー「ナンガ」で作られたダウン素材のパンツです。難燃(燃えにくい)素材を使用しているので、焚き火などで火を使う機会の多いキャンプにぴったりの一着です。日本の工場で作られているのも嬉しいポイントですね。
素材:【表地】ポリエステル93%、アラミド繊維7%
【裏地】50dnポリエステル100%
【羽毛】ダウン80%、フェザー20%(650FP)30g
価格:23800円
アンダーカバー ダウンキャップ(ノースフェイス)
男女ともに使用できるアウトドア用のキャップです。表地には撥水加工を施したナイロンを採用し、裏地にはソフトなフリースを使用しています。イヤーフラップには化繊綿が入っており、高い保温性を実現しています。
素材:【表地】ナイロン100%
【裏地】ポリエステル100%
【充填物】ダウン75%、フェザー25%
【ボア部分】ポリエステル100%
価格:16500円
メリノウール アルパイン ソックス(モンベル)
保温性と吸放湿性を備えたウールを使用したソックスです。防縮加工により洗濯時の縮みも少なくなっており、防臭効果にも優れています。冬山登山にも使用可能なソックスなので、冬キャンプでもその力を十分に発揮してくれるでしょう。
素材:ウール63%+ナイロン28%+ポリエステル8%+ポリウレタン1%
価格:2640円
イーチップグローブ(ノースフェイス)
フリース素材を使用した防寒手袋です。スマートフォンなどのタッチパネル操作が可能なので、手袋をつけたままスマホをいじれますよ。グリップ力を高めるシリコンプリントを使っているので、重い物を持つときもしっかりとサポートしてくれます。
素材:【表地】リエステル93%、ポリウレタン7%
【平部】導電フリース(ポリエステル94%、ポリウレタン6%)
価格:19800円
対策⑤冬キャンプ用のギアを揃える
冬キャンプの寒さ対策として絶対に忘れてはいけないのがギアです。ギアというのはキャンプ用に作られた道具のことを指します。どのようなギアを揃えるかによって、冬キャンプの安全性・快適性は大きく変わってきます。ここでは、冬キャンプの寒さ対策に有効だと思われるギアを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
マスターシリーズ 4Sワイド2ルームカーブ(コールマン)
歴史あるアウトドアブランド「コールマン」のテントです。ぺグループ付きのスカートがあるので、室内の暖かい空気を外へ逃がさず、外の冷たい空気が侵入してくるのを防いでくれます。テフロン撥水コーティングが施されているので、降雪の心配がある冬キャンプには最適ですね。最大5人まで入れるので、家族や仲間とのキャンプにどうぞ。
価格:134400円
YOKA TIPI TYPE2(YOKA)
中で薪ストーブを使用することの出来るコンパクトなテントです。薪ストーブのために作られたテントなので、高い耐熱性のある防炎布を使用しています。防炎布はハサミで切れるので、ご使用の煙突の太さに合わせて穴を広げましょう。贅沢な冬キャンプを楽しみたい人におすすめのテントです。
価格:36300円
ダウンシュラフ UDD BAG 810DX(ナンガ)
雪山登山にも使用できる高性能な冬用寝袋です。高機能ダウンを使用しているので、保温性は折り紙つき。水濡れというダウン最大の弱点を克服するために、超撥水加工を施しています。冬キャンプとはいえ、温暖な地域のキャンプ場で使用するとオーバースペックになってしまうので注意が必要です。かなり本格的な冬キャンプを楽しむ人向けのシュラフです。
価格:70400円
シームレス アルパイン バロウバッグ #1(モンベル)
中綿の保温性を最大限に引き出し、軽量性と伸縮性を両立した寝袋です。表地に縫い目の出ないシームレス構造にすることで中綿のロフト(かさ高さ)を高く保ち、内部からの放熱を防ぐ構造となっています。家庭で洗濯できるのも嬉しいですね。
価格:19800円
焚火台 S(スノーピーク)
冬キャンプの楽しみといえば、冷えた身体を暖めてくれる焚き火です。キャンプ場の中には直火禁止のところが少なくないので、焚き火を楽しみたいなら焚き火台は買っておきたいもの。スノーピークの焚き火台はシンプルでタフな作りとなっており、衝撃や熱をしっかりと受け止めてくれますよ。
価格:11880円
アルパカストーブ TS-77 NC(アルパカプラス)
持ち運びしやすいコンパクトなストーブです。連続燃焼時間が約10時間と長持ちなのも嬉しいですね。あくまでもストーブなので、料理には使用しないでください。キャンプで使用するときは一酸化炭素中毒にならないよう、密閉されたテントの中などでは絶対に使用しないようにしてください。
価格:27480円
チェア カバー BD-120(バンドック)
キャンプ用の椅子にカバーをかければ、あっという間に冬仕様に大変身。このチェアカバーは暖かみのある起毛素材で作られており、椅子に取りつけるだけで背面や座面からの冷気をしっかりと遮断してくれます。様々なタイプの椅子に使用できるので、冬キャンプをするなら1つ持っていると便利ですね。
価格:2480円
リチャージブルマルチランタン(コールマン)
冬キャンプに使用するランタンを選ぶときに注意しなければいけないのは、防水のランタンを選ぶということです。雪が降ったときにランタンが壊れてしまわぬよう、出来るだけ防水のランタンを選ぶようにしましょう。このランタンは防水機能があるだけではなく、最大800ルーメンの光量でテント前室を明るく照らしてくれます。
\冬キャンプ用のギアを買うなら「L-Breath」がおすすめ/
冬キャンプ用のギアを買うなら、有名店のサイトが安心ですよね。ゼビオを運営する株式会社ヴィクトリアのECサイト「L-Breath」は品ぞろえも豊富で、きっと理想のキャンプギアに出会えるでしょう。
対策⑥冬キャンプに便利なアイテムを揃える
世の中には、キャンプ用に作られていなくても冬キャンプに使えるものが沢山あります。寒さ対策のために、便利なアイテムはどんどん冬キャンプに取り入れていきましょう。ここでは、一般的に使用されている商品のなかから冬キャンプの寒さ対策に使えそうなものをいくつかピックアップしてみましたから、参考にしてみてください。
トタン製湯たんぽ(マルカ)
いくら厚着をしても、どうしても冷たさを感じてしまうことがあります。そんな時に頼りになるのが湯たんぽです。
お湯の熱を活かした湯たんぽなら、空気が乾燥してしまう心配もありませんし、一酸化炭素中毒の不安もありません。もちろん、火傷には気をつける必要があります。日本のメーカーが作った高品質な湯たんぽをキャンプに持っていきましょう。
価格:2799円
電気毛布 フランネル電機掛敷毛布(山善)
電気毛布は冬キャンプの大きな味方です。1枚持っていくだけで、冬キャンプの快適性が大きく変わります。ここで紹介するのは、大きなサイズのフランネル毛布。
全身をしっかりと包むことが出来ますよ。消臭加工を施してあるので、匂いが気になりにくいのも嬉しいポイント。本体を丸洗いすることが出来るので、衛生的に使えます。
価格:13800円
桐灰はるカイロ 衣類に貼るタイプ 10個入り(桐灰化学)
冬キャンプで頼りになるのがホッカイロ。湯たんぽや電気毛布と違って、外でも使用することが出来るので、キャンプ場に持参したいですね。カイロを貼った上にしっかりとウェアを着こめばバッチリです。
価格:770円
桐灰化学 桐灰はるカイロミニ 衣類に貼るタイプ 10時間持続 10個入×8個
対策⑦料理や飲み物で身体を暖める
冬キャンプの寒さ対策として有効なのは、服や道具だけではありません。料理を食べて身体を中から暖めるのも有効な寒さ対策になります。ここでは、冬のキャンプにぴったりな料理を紹介しますから、参考にしてみてください。
キムチ鍋
冬キャンプで食べたいのは、熱々のキムチ鍋!唐辛子の辛さが冷えた身体を暖めてくれます。野菜がたっぷりと食べられるのも嬉しいですね。野菜や肉などはあらかじめ自宅でカットしておくと、キャンプ場についてからの手間が省けますよ。
【材料】
・豚バラ肉 200g
・白菜キムチ 300g(1パック)
・玉ねぎ 1個
・木綿豆腐 1丁
・ニラ 4本
・水 300ml
・酒 大さじ2
・しょうゆ 小さじ1
・ごま油 大さじ1
【作り方】
1.玉ねぎを厚めに切り、豚バラ肉を食べやすい大きさにカットします。
2.鍋にごま油を敷いたら、玉ねぎ、豚バラ肉、白菜キムチを入れ、軽く炒めます。キムチは300g前後のものをパック丸ごと鍋に入れましょう。
3.ある程度火が通ってきたら、しょうゆと酒を加え、さらに加熱します。
4.水を鍋に入れ、木綿豆腐は食べやすい大きさにカットします。
5.沸騰し、しっかりと食材に火が通るまで煮ます。
6.ニラを食べやすい大きさにカットし、鍋に散らします。1分ほど蓋をして、ニラに火が通ったら完成です。
クリームシチュー
寒いときに美味しく感じるのがクリームシチューです。せっかく冬にキャンプをするなら、美味しくてちょっとお洒落なクリームシチューを味わいたいですよね。お子さんから大人まで、どんな人にも美味しく食べてもらえるメニューです。
【材料】
鶏もも肉・・・150g
ニンジン・・・1本
ジャガイモ・・・2個
マッシュルーム・・・缶1個
玉ねぎ・・・1個
ブロッコリー・・・1株
牛乳・・・150ml
シチュールウ・・・1/2箱
油・・・大さじ2
水・・・450ml
【作り方】
1.玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジンを食べやすい大きさにカットします。
2.鶏もも肉は一口大に切りましょう。
3.鍋にサラダ油をひき、一口大に切った鶏もも肉を入れて炒めます。
4.鶏もも肉にある程度火が通ったら、玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジンを加えて炒めます。
5.玉ねぎがしんなりとしたら水を入れて、食材がやわらかくなるまで煮込みます。
6.野菜が柔らかくなったら牛乳・シチュールウを入れて混ぜ合わせて さらに煮込みます。
7.最後にブロッコリーとマッシュルームを入れ、しっかりと火が通るまで煮込んだら完成です。
【クリームシチューを作るなら】ハウス 北海道シチュークリーム 180g×5個
鴨南蛮そば
麺が好きな人に試して欲しいのが、冬キャンプで味わう鴨南蛮そば。市販の醤油つゆを使ったメニューなので非常に簡単です。鴨肉と野菜だけではなくそばも入っていますから、これだけでお腹いっぱいになれますよ。
【材料】
鍋しゃぶ用柑橘醤油つゆ・・・100g×1袋
冷凍合鴨ロース・・・200g×1袋
茹で蕎麦・・・3袋
長ネギ・・・2本
水・・・700cc
【作り方】
1.ネギの白い部分を5cmに切ります。合鴨ロースをスライスし、フライパンでネギの白い部分と一緒に焼きます。
2.鍋に水と鍋しゃぶ用柑橘醤油つゆを入れ、加熱します。
3.鍋がひと煮立ちしたらそばを入れ、焼いておいたねぎの白い部分と合鴨ロースを入れます。
4.ねぎの緑の部分を薄くスライスをして盛りつけ、蓋をして軽く煮込んだら完成です。
【過去記事】
どんな季節でも、ごはんは大切なもの
登山、キャンプ、BBQ……ひとりでも美味しいアウトドア飯 「をんなひとりそとごはん」〜vol.1高尾山のマリー・アントワネットごはん〜
対策⑧冬キャンプのコツを知る
冬キャンプの寒さ対策にはコツがあります。このコツを知っていれば、安全で快適な冬キャンプを楽しむことが出来るでしょう。いくつかのコツを紹介しますから、参考にしてみてください。
コツ①カンガルースタイルでテントを設営する
大きなテントやシェルターの中に、小さなテントを張ることを「カンガルースタイル」と呼びます。子をお腹で抱くカンガルーを髣髴(ほうふつ)とさせることからこの名前がつきました。
冷たい外気を二重に遮ることが出来るので、テントの中で快適に過ごせます。下の写真を見ていただければ、カンガルースタイルがどのようなやり方なのかよく分かるでしょう。
コツ②地面との距離をあけて寝る
地面から上がってくる冷気は眠りを妨げます。キャンプをする時はシュラフの下にマットを敷くのがどの季節でも一般的ですが、マットでは物足らない場合もあるでしょう。そんな時に活躍してくれるのが「コット」です。折り畳み式のベッドのようなもので、コットがあれば地面との距離を十分あけて寝ることが出来ます。
車でキャンプに来ているなら、社内で寝てもよいでしょう。車体が冷気を遮ってくれますし、車種によってはシートを倒してフラットに出来るので、そこで快適に眠ることが可能です。
コツ③無理をしない
もしかしたら、これがいちばん重要なコツかも知れません。冬キャンプで無理に難しいことにチャレンジする必要はありません。自分の技術や体力に自信がなかったり、十分なキャンプギアを持っていないのであれば、コテージやバンガローなどを利用して冬キャンプを楽しみましょう。
雪中にテントを張るような本格的な冬キャンプは、もっと経験を積んでギアも十分に揃えてからで問題ありません。コテージやバンガローを利用すれば、冬キャンプの難易度はぐっと下がりますよ。
冬のキャンプは安全第一で
冒頭でも書きましたが、冬のキャンプには危険が伴います。他の季節に行うキャンプに比べて、危険度は倍増するといっても過言ではないでしょう。ですから、とにかく安全第一で行動していただきたいと考えています。
美しい雪景色、澄んだ空気、満天の星空、暖かくて美味しい食事など、冬キャンプの魅力は沢山ありますが、事故が起きてしまっては台なしです。無事に自宅に帰れるように、とにかく安全第一で冬キャンプを楽しみましょう。
【イチ押しキャンプギア】世界的アウトドアブランドのフーディー
まとめ
この記事では、冬にキャンプを楽しむためにどのような対策を講じればいいのかを解説しました。「冬にキャンプをやってみたい」という人がこの記事を参考にしていただければ幸いです。気をつけなければいけないことも多い冬キャンプですが、他の季節のキャンプにはない魅力があることも事実です。
自分の体力が技術などを考慮しながら、無理のない形で冬キャンプを楽しんでくださいね。