手巻きタバコのローラーってどうやって使うの?|おすすめのブランドも紹介

手巻きタバコはコストパフォーマンスに優れ、相次ぐ値上げで苦しむ愛煙家から大いに注目されています。紙巻きタバコなど他の種類のタバコから、手巻きタバコへの切り替えを検討している方もいらっしゃるでしょう。そんな手巻きタバコを巻くために使われる道具が「ローラー」です。ここではローラーの使い方や種類、おすすめのブランドといった知識をご紹介します。

手巻きタバコのローラーの基礎知識

手巻きタバコのローラーの基礎知識 ローラーは手巻きタバコ以外のタバコを吸う時には必要のない道具なので、どういうものなのかまったくわからないという方も多いと思われます。そこで最初に、ローラーや手巻きタバコ自体の基礎知識を確認しておきましょう。

そもそも手巻きタバコって何?

手巻きタバコは読んで字のごとく、自分でタバコ葉を巻いて作るタバコです。完成した状態で売られている紙巻きタバコに比べると、吸うために多少手間がかかるものの、「コスパがいい」「タバコ葉を自由に組み合わせてオリジナルのタバコを作れる」といった多くのメリットがあります。 手巻きタバコを作るために最低限必要なのは、「シャグ」と呼ばれる専用のタバコ葉と、シャグを巻くためのペーパー(巻紙)です。フィルターはあってもなくても構いませんが、ないと非常にキツいタバコになるので、普段から両切りタバコを吸っている人でもなければ入れた方がいいでしょう。

ローラーの役割は? なくても巻くことはできる?

ローラーは、手巻きタバコをきれいに巻くために必要な道具です。外見は、平行にセットされた2本の筒の間に布(エプロン)が張られています。ここに材料を挟んで回転させると、おなじみの紙巻きタバコになって出てくるというわけです。価格は1000円以下のものがほとんどなので、気軽に購入できます。 ただ、手巻きタバコを作るのにローラーが必須というわけではありません。自分自身の手だけで巻く「ハンドロール」という方法もあります。こちらの方がより手作り感を味わえますし、外出時にローラーを忘れてしまった場合などでもタバコを巻けるようになるので、できれば覚えておいた方がいいでしょう。 とはいえ、初心者がハンドロールできれいに紙巻きタバコを作るのは、少々難易度が高めです。最初はローラーを使って作り、慣れてきたらハンドロールにも挑戦する……という流れが望ましいでしょう。一度にたくさん作りたい時も、ローラーがあった方が便利です。その他、材料や巻き方に関する知識は以下のページにまとめられておりますので、ぜひご覧ください。 「シャグ(手巻きタバコ)の巻き方とは?コツや種類を詳しく紹介」はこちら>>

手巻きタバコのローラーの選び方・使い方

手巻きタバコのローラーの選び方・使い方 手巻きタバコのローラーはシンプルな構造の道具ですが、それでもいろいろなデザインの製品があり、自分の好みや作りたいタバコに合ったものを選ぶことが大切です。もちろん、使い方もしっかり覚えておく必要があります。購入する前に、ローラーの選び方や使い方のポイントを押さえておきましょう。

好みの長さ・太さのローラーを選ぼう

手巻きタバコのローラーは、基本的に特定の長さ・太さのタバコしか作ることができません。最も一般的なのはレギュラーサイズのローラーですが、スリムタイプやロングタイプの手巻きタバコを作りたければ、それに合ったローラーを選ぶ必要があります。もちろん、ペーパーも作るタバコに合ったサイズのものを選びましょう。 なお、切り替えレバーがついていて、異なるサイズのタバコを1台で作れるローラーもあります。レギュラーとスリムを両方とも吸う方などであれば、このタイプのローラーを選ぶのがおすすめです。

収納スペースがついていると便利

ローラーには、シャグ・ペーパー・フィルターなどを収納するスペースがついているものもあります。手巻きタバコを作るのに必要なものを、コンパクトにまとめて持ち運べるのでとても便利です。外出時にタバコを吸う機会が多い方は、このタイプを選んで携帯しておくといいでしょう。

自動と手動はどちらがいい?

手巻きタバコのローラーは、巻き方によって「自動タイプ」と「手動タイプ」に大きく分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

自動タイプ

自動タイプのローラーは、シャグやペーパーをセットすると自動的にタバコを巻いてくれます。きれいなタバコを誰でも簡単に作れるのが大きなメリットです。品質も常に一定になりますから、味のバラつきも発生しません。 しかしそれは、自分の手で巻く楽しみを味わえないということでもあります。また、巻き方の微調整もできません。そのため、初心者や自分の手で巻くことにこだわらない方、とにかくきれいに巻きたい方、一度に大量に巻きたい方などにおすすめです。

手動タイプ

手動タイプのローラーは、材料をセットした後に自分の手でローラーを動かして巻いていきます。この「手作り感」を楽しめることが、手動タイプの大きな魅力です。また、入れるシャグの量や締め方の強弱なども調整できるので、うまく使えばレギュラー用のローラーでスリムに巻くこともできます。 ただ、きれいに巻けるようになるまでにはある程度の慣れが必要です。最初のうちは形が変になることもあるでしょうし、味のバラつきが生じる可能性もあります。こういった特徴から、自分の手で巻くことにこだわる方や、自分好みのタバコを作りたい方に向いています。

手動ローラーの使い方のコツ

手動ローラーを使ってみたものの、なかなかうまく巻けないということもあると思われます。しかし、あきらめる必要はありません。1つ1つポイントを押さえて行えば、誰でもきれいに巻くことが可能です。 基本的な作り方としては、ローラーを開いて適量のシャグとフィルターを乗せ、シャグを均等にならしてから閉じます。ここでいきなりペーパーを挟むのではなく、5回ほどローラーを回してシャグをまとめるのがポイントです。それからペーパーを挟み、同じように回転させて巻き込んでいきます。 そして、最後にペーパーの端の糊代を舐め、2~3回回して接着してからローラーを開けば、完成したタバコが出てくるという寸法です。詳しい巻き方やうまく行かない時の対処法、特殊な巻き方などは、やはり以下のページで解説しております。ぜひ参考にしてください。 「シャグ(手巻きタバコ)の巻き方とは?コツや種類を詳しく紹介」はこちら>>

おすすめのローラーのブランド

おすすめのローラーのブランド 手巻きタバコのローラーにも、タバコ自体やパイプなどと同様にいろいろなブランドがあります。有名ブランドのものは品質が高く、長持ちするのに加えて使いやすいので、手巻きタバコユーザーならぜひ押さえておきたいところです。おすすめのローラーのブランドをご紹介します。

RAW(ロウ)

RAWはインドネシアのクドゥス地方で作られているローラーです。この地域では1930年代から、紙巻きタバコ工場で使うためのローラーを生産していました。現在はドイツ製のヘンププラスチック素材を使用しており、より品質が高くなっています。 おすすめはやはり、レギュラーとスリムの切り替えができるアジャスタブルローラー。手巻きタバコはシャグを節約することでコスパを高めているため、スリムタイプへの対応は必須条件といっていいでしょう。長さも79mm、70mm、110mmとそろっており、ペーパーの挿入もスムーズで巻きやすいのが魅力です。

Zig Zag(ジグザグ)

Zig Zagはフランスのブランドで、手巻きタバコ用のローラーとしてはトップシェアを誇ります。最大の特徴は、ローラーの本体部分が透明な樹脂製のため、中の様子が見やすいこと。シャグの状態を確認しながら巻いていくことで、初心者でもきれいに手巻きタバコが作れるでしょう。 また、非常に軽く持ち運びやすいのに加え、布が頑丈で長く使えます。もちろん、スリムタイプに対応したローラーや収納スペースがついたローラーもあるので、好みに応じて使い分けましょう。

手巻きタバコには必須!おすすめのシャグを紹介

手巻きタバコには必須!おすすめのシャグを紹介 いくらローラーの使い方を覚えても、肝心のシャグがなければ手巻きタバコは作れません。そこで最後に、初心者にもおすすめのシャグをご紹介します。

ドラム・メンソール

ドラムはオランダ産のシャグで、世界で最も人気のある銘柄のひとつであり、シャグの王道とも呼ばれます。味わいが素晴らしいのはもちろん、多くの専門店で取り扱っているため、手に入りやすいのもメリットです。 喫味は非常に濃厚で、それでいて吸いやすいのが特徴。メンソールタイプでも清涼感は控えめのため、メンソールが苦手な方でも楽しめるでしょう。

コルツ バニラ

コルツはデンマーク産のシャグです。数種類のフレーバーがありますが、特におすすめなのはバニラ。強烈な甘い香りが特徴で、タバコ感よりもバニラの風味が強く出ています。多少好き嫌いは分かれるものの、甘いフレーバーが好きな方はハマってしまうこと間違いなしです。 なお、以下のページでもおすすめのシャグをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。 「シャグってなに?手巻きタバコの魅力や専門家がオススメするシャグ銘柄8選をご紹介!」はこちら>>

まとめ

ローラーは、手巻きタバコを楽しみたければぜひ持っておくべき道具です。初心者がきれいに巻くためにはほぼ必須ですし、ハンドロールで巻けるようになったとしても、スピーディーに巻きたい時はローラーが活躍します。好みの長さや太さに対応したローラーを選び、繰り返し練習して使いこなしてみてください。

あわせて読みたい