HR 鳥居服装学院、創立!!
■ケムール史上最も壮大なプロジェクト…?
「Y2K」(Year2000の略)という昨今のトレンドキーワードに見られるように、現代のさまざまなファッションシーンのなかに90~00年代のファッションの要素が散りばめられている。
とはいえ、90’sは日本ファッション繚乱の時代。
古着、グランジ、ハマダー、アムラー、シノラー、サイバー、B系、V系、ロリータ、ゴシック――と数えきれないほどのトレンドが生まれ、消えたり消えなかったりした時代である。
90年代の魅力とは何なのか?
そもそもファッションにおける90年代って、本当はどういう時代だったのか?
Y2Kなんて言葉で括ったら、本当の90年代がうやむやになってしまうのでは?
そんなもやもやを抱えつつ、ファッションで連載やりたいねなんて話をしていた折だった。
ケムール編集部は鳥居みゆきさんとご縁に恵まれた。
独自のたばこ論を展開してくれた「#たばこのことば」を読めば分かる通り、鳥居さんは喫煙具や洋服を自分で手掛けてしまうほどの愛煙家&超服好きなのである。
たばこに洋服に盛り上がった結果、ケムール編集部は鳥居さんにこんな無茶な申し出をしてみた。
「90’sファッションを一緒に総括する連載やりませんか?」
そんなわけで、ファッションメディアでもないケムールが鳥居みゆきさんをホストに迎え、昨今の巨大なトレンドである90~00年代のファッション総括に挑戦。
毎回、90’sのリアルな息遣いが残るショップへ足を運び、当時のスタイリングやこだわりを再現しつつ、その魅力の徹底解剖を試みる鳥居服装学院――略して「TFC」が創立されたのである!!
■記念すべき初回のテーマは…?
さあもう建て付けからカオスな本校!!
そんな記念すべき初回のテーマは「デコラ」。
デコラとは90年代に一世を風靡した篠原ともえさんのファッション――「シノラー」に代表されるスタイルのこと。
いきなりイロモノ!! …と思うなかれ!!
デコラファッションは、その後のきゃりーぱみゅぱみゅさんなどによって海外に発信されるカルチャーの中核を担うことになる原宿的なカワイイ文化の原点。
それに、ごちゃごちゃとしていて、カラフルで、チープで、ハッピーなスタイルは…たばこ、魔女、レコード、怪談、漫画、ワイン…色んなカルチャーごった煮のケムールにぴったりじゃあないの!
さらに、もう1つ。
初回がデコラでなくてはならない理由がある(と思う)。
それは、スナップアイテム欄の「自作」「ポスカで」が象徴するように、ランドセルや玩具みたいな指輪、あるいはビー玉や釘などなど――およそファッションとは縁遠そうなアイテムすらもスタイルのなかに取り込んでいくというデコラの「自由奔放さ」。
あるいは「ファッションを楽しみ尽くす姿勢」と言い換えてもいいかもしれない。
ブランドや素材、あるいはビンテージの年代、…そんな情報に囚われず、ただひたすらに自分の「好き」を追及する。そういう精神性こそが「デコラ」というスタイルの真髄なのである。
…少々熱くなりすぎた。
何が言いたいのかというと、「デコラ」は90年代のトレンドでありながら、その枠を飛び出したファッションの在り方そのものを象徴しているんだということ。
すなわち!!!!
90年代のファッションカルチャーを総括するという壮大な目的のもと始動した本校の初回を飾るに、これ以上にふさわしいテーマはないのである!!
1限目 鳥居みゆき念願の…キタコレ!
2023年6月・都内某所、ケムール編集部は鳥居さんとプロジェクト始動に向けた打ち合わせでこんな一幕があった。
担当編集(以下「編」) 初回どうしましょうかね。何事も最初が肝心と言いますし…。鳥居さんは、どこか行きたいお店とかありませんか?
鳥居みゆき(以下「鳥居」) うーん、あ、キタコレ!
編 キタコレか~! いいですね! 行きましょう!(即答)
■とりいのーと:キタコレビル
高円寺北、セントラルロードの一角にある日本ファッションカルチャーの混沌。入居した店のオーナーたちが増改築を繰り返したらしい建物には尖りまくったアパレルショップ・飲食店などが並ぶ。
鳥居 あそこ、タイミング合わなくていつ行っても閉まってるんですよ~。
編 まあ古着屋って営業日とかけっこうアバウトなとこも多いですからねぇ(担当編集は前職が古着屋。営業日はけっこうアバウトだった)
――というわけで鳥居さんと愉快な編集部は、高円寺・キタコレビルへ。
ちなみに、しっかりお金をおろして準備万端の鳥居さん。インタビューという名のショッピング開始である。
■SHOP DATA
No.01:はやとちり
ABOUT
2008年オープン。ほぼ廃墟(ほめ言葉)と化していた一角を「キタコレビル」と名づけ、『NINCOMPOOP COMPACITY』などのショップとともに国内外からの注目を集めた。
オープン当初は古着とそのリメイクがメインだったが、数奇な巡り合わせが次々と新たな出会いをもたらした結果、現在は古着他、店主の後藤さんがセレクトした個性豊かな1点もののリメイクやデザイナーズアイテムが中心に並んでいる。
ADDRESS:東京都杉並区高円寺北3-4-11 キタコレビル1F
OPEN:平日15時~20時 土日祝13時~20時 水曜木曜定休日
Instagram:@hayatochirikitakore
ONLINE SHOP:https://hayatochiri.thebase.in/
店長:後藤慶光さん
鳥居 わぁーっ、かわいい~~~!!! 超嬉しい。全部好みだよ!
編 好みにこんな刺さる店ってなかなかないですよね。
鳥居 だから来たかったって言ったじゃん!! わぁ~最っ高だね!
後藤さん(以下「後藤」) 超嬉しいっす。元気なくなったとき、今の録音シーンだけ聴こうかな(笑)
鳥居 わ~わ~わ~
後藤 それかわいいっすよね。大阪でバンドやりながら服作ってるブランドさんがいて、Tシャツの端切れとかをコラージュしたり、シルクスクリーンでプリントしたりしてるんですよ。
ちょうどこの前、裏にあるギャラリーで展示をやってくれてたんですよ。
■BRAND DATA
No.1:scomm/WE ARE THE ???
ABOUT
音楽・絵・アパレルなどさまざまな分野でクリエイティブを発揮するヨシカワショウゴさんが手掛けたブランド。古着のコラージュやシルクスクリーンプリントで唯一無二のハードコアな世界観を表現している。
Instagram:@we_are_the_scomm
ONLINE STORE:https://yurupaki.thebase.in/
鳥居 (コラージュされた少年少女のワッペンを指さして)何なのこの顔~腹立つ~(笑)
お店の商品は1点ものが多いですか?
後藤 そうっすね。そのコラージュのTシャツもそうですけど、1点ものが多いです。
鳥居 あ、白あるじゃん! 私、グレーだめなんですよ。グレーって白黒はっきりしてないじゃん?
後藤 そういうこと?(笑)
鳥居 でもなぁ、いつも白着てもなぁ。グレーかっわいいんだよなぁ。あーもう、たっのしいね!
※編集部注:取材です!!
編 お店って何年からやってるんですか?
後藤 えーっと…
鳥居 物心ついたときからじゃないの!
後藤 普通に答えていいなら2008年です(笑)
編 そうすると90年代のファッションの豊穣みたいなものを引き継いで始まった感じなんでしょうか?
後藤 どうなんでしょうね。でもデコラみたいなファッションやスタイルは当時から変わらずずっと好きですね。
鳥居 ねえ店長さん、なんて呼べばいいですか?
後藤 僕は後藤で。
鳥居 え、後藤? 違う違う、なんて呼んでほしいかでしょ!
後藤 …じゃあ、ごっちゃんで。
鳥居 後藤さん、これ羽織りたい!
後藤 めっちゃツンデレなのかなぁ(笑)
2限目 よみがえる90’sファッション!!
鳥居 奥の壁にかかってる帽子もかっわいいね~。
編 90sのデコラといえば、ヘッドアクセはもちろんですし、ブレスレットの重ねづけとかアクセサリーは欠かせないですよね。
後藤 それCo.2ってブランドとみどろやってブランドのコラボなんですけど、ちょうど今日、みどろやのデザイナーのばあばらさんが納品で来てくれてます。
■BRAND DATA
No.2:みどろや
ABOUT
日本の90年代ファッションから世界中の民族衣装やスタイルに影響を受ける。カラフルな色遣いを新民族というコンセプトに落とし込んだ全て1点もののヘッドピースを制作している。
Instagram:@mido_x_roya
ONLINE STORE:https://midoroya.thebase.in/
後藤 帽子もぜひかぶってみてくださいよ。
鳥居 かぶります!
後藤 ウサギのほうは耳にワイヤーが入ってるんで、曲げて表情つけたりして少し遊べます。
ばあばら 中国の獅子舞とかウサギとかをモチーフにしてるCo.2さんの帽子で、目の部分とかに私のパーツも使われてます。
鳥居 そうなんですね。かわいすぎる~。
編 ばあばらさんは普段、こういうヘッドピースとかを作ってらっしゃるんですよ。
鳥居 わぁ、このヘッドピースも素敵ですね~。
ばあばら 嬉しいです。ありがとうございます。
鳥居 これは素材って何になるんですか?
ばあばら サイバーファッションで使うサイバーチューブ。でも本来はコードに巻きつけて保護するものらしいです。
鳥居 カラフルな色は? 染めたんですか?
ばあばら もともとこの色で、巻いてありました。タイとか台湾とかから仕入れてます。固さもちょうどよくて動きが出るんですよ。
鳥居 わあ~いいなぁ~。
ばあばら よかったらつけてみてください。
編 そうしたら、せっかくなので90sのデコラを再現しつつ、ヘッドピースに合わせて全身着替えてみましょう!
■90s STREET ARCHIVE
■TFC STYLING
ヘッドピース:みどろや
トップス:MHK3000
ボトム:Co.2
シューズ:GROUNDS(鳥居みゆきさん私物)
後藤 トップスはMHK3000っていうロンドン在住の日本人デザイナーがやってるブランドすね。このジャージ、背中にパワーレンジャーのベッドシーツカバーがコラージュしてあるんです。
No.3:MHK3000
ABOUT
サウスロンドン発祥の日本ブランド。1960’s-2020’sの様々な服や生地を解体再構築、そしてコラージュし、密かにメッセージ性を含むデザインを作り出します。
Instagram:@mostlyharmlesskreations
ONLINE STORE:https://mhk3000uk.thebase.in/
No.4:Co.2
ABOUT
ブランド名はイニシャルをもじった造語。二酸化炭素が植物の光合成によって消費されるように、共感してくれる人にプロダクトが届くようにという願いを込める。
ユニークな色合いや造形的なモチーフを得意とし、全て1点ものの衣装や服、ぬいぐるみなどを制作している。
Instagram:@co.2chie
ONLINE STORE:https://co2chie.thebase.in/
後藤 パワーレンジャーが海外進出を果たした日本人の象徴のように思えたというところから、バブルとバブル崩壊を通過して甦る日本っていう思いを込めて作ったらしいです。
編 バブル崩壊が1991年、パワーレンジャーの放送が1993年だからもろに90’sの時事性というか、社会背景みたいな部分とリンクする1枚なんですね。
後藤 ジャージの襟の高いところも90年代当時っぽいすね。
鳥居 パンツはさっきの帽子と同じですか?
後藤 そうです。同じCo.2の、変形パターンを繋いで作られてる、ニッカポッカシルエットのアメーバパンツです。
デザイナーの子も、様々な色や柄・パーツなどの無限大の組み合わせで個性とセンスがモロに出る90’sのデコラファッションからは影響を受けてるみたいでしたね。
編 一見するとがちゃがちゃしていてチープな感じがしますけど、トップスもボトムスも計算と作りこみがすごいな。
鳥居 なんでも強引にかわいいに持っていくのがいいよね。昔のあれを思い出します。
後藤 FRUiTS的な?
鳥居 うん。バカを真面目にやるみたいなのもいいですね。
編 お二人は当時も首都圏に住んでいたわけですが(2人とも埼玉)、00年代の原宿ってこういう服装の子たちって路上にいました?
鳥居 けっこういましたよね。ばんそうこう貼ったり、ガラケーをカラフルにしてた。
編 ストラップをじゃらじゃらつけてたのとは違う?
鳥居 ストラップもだけど、ガラケー本体をデコってました。あとアンテナの光をすごい気にしてた。
後藤 してたしてた(笑)
鳥居 昔は本当にさ、自転車とかピンク色に塗ったり、なんでもやった。そういう労力をなんとも思わなかったな。
あと、流行ってたのは針金とビー玉とかを組み合わせて作ったリングを売ったり、キューピーをコラージュをして、目に針金とか刺して赤いマニュキュアで血飛沫を表現したりした包帯のリストバンドを高校の文化祭に出したりしてたんですよ。
編 まさに「デコラ」のカルチャーにどっぷり浸かりながらファッションを楽しんでたんですね。
鳥居 だからこのお店にいると、昔を思い出すというか、あの頃に戻った気分になれるからすごく楽しいです。
3限目 実は古かったごっちゃんとのつながり
鳥居 昔、「途中でやめる」をよく着てたんですよ。bocoに行って買ってたんだけど、行っても閉まってることが多くなっちゃって。
■SHOP DATA
No.2:boco
ABOUT
高杉佐恵さんをオーナーとするセレクトショップ。クリエイター・作家の型にはまらない尖った商品を「凸」とし、その受け皿としてのお店「凹(ボコ)」であることをコンセプトとする。
中目黒→代々木と店舗を移し、コアなファンも多かったが現在は子育てのため店舗は休業中。福岡を中心に不定期で「出張boco凹」(ポップアップショップ)を開催している。
Twitter:@boco_sae
■BRAND DATA
No.5:途中でやめる
ABOUT
「想像以上に低クオリティ」と自分で言ってしまう、山下陽光のリメイクブランド。鳥居さんを始め、元でんぱ組inc.の夢眠ねむさんなど芸能界にもファンが多く、一部でカルト的人気を誇る。
Instagram:@tochudeyameru
後藤 お店辞めちゃったんですよね。
鳥居 ここと同じ頻度で開いてないです。
後藤 うちそんな休み多かったかなぁ(笑)
編集部注:はやとちりの営業時間は平日15時~20時 土日祝13時~20時
店休日は…水・木!!
鳥居 でもさ、キタコレビルの店は開いててもあっちは開いてないんかいみたいなこと多いですよね。全部が開いてることってないのかね。
後藤 んー、夕方。金土日の夕方!(笑)
鳥居 後藤さんはリメイクしたりしないんですか?
後藤 しますよ。ひたすら鋲でカスタムしたり、今日履いているデニムも自分でリメイクしたやつです。あと最近は自転車のタイヤでブレスレット作ったりしてます。ポンチっていうレザーに穴開ける道具で穴を開けて、ひたすらトンカチやってますね。
鳥居 本当だ。これタイヤだ。なんでタイヤをブレスレットにしようって思ったんですか?
後藤 これ、店前に5本くらい届いてたんですよ。2軒隣りくらいに自転車が趣味のおじいちゃんがいて、ゴミ捨てがてらに置いていった。なんかに使えってサインなのかなって思って。
鳥居 神様からのプレゼントだね~。
後藤 近所のおじいちゃんからの。
鳥居 あ、じゃあ神様じゃないや。
後藤 鳥居さんが今持ってるのも、僕が作ったやつです。
鳥居 羽織っていいですか? すっごく好き。…え、これ「ラッキー大吉」? ラフォーレでよく買ってました。
後藤 え、まじすか! やったあ!
鳥居 なんだよ~。よく買ってたよ~。
後藤 ラフォーレに置いてもらってたんすよ。でも、ラフォーレの子たちから全然そんな連絡なかったなぁ(笑)
鳥居 そりゃあこそこそ買いますからね。
■BRAND DATA
No.6:ラッキー大吉
ABOUT
はやとちり店主・後藤慶光さん自身によるリメイクブランド。後藤さんが大好きな将棋の駒を使ったピアスや鋲を打ち込みまくったジャケット、自転車のタイヤを使ったブレスレット/アンクレットなど、既成のファッションの枠組みに囚われない自由なプロダクトが魅力。
ONLINE STORE:https://hayatochiri.thebase.in/
鳥居 わぁーいい。この洗わせねえぞって不便さがいいです。クリーニングとか出したいときどうしたらいいんだろう。
後藤 断られるでしょうね(笑)
鳥居 でもこれ「でこぼこポン!」っぽいからやめとこ。衣装で似てるやつ着てるんです。
※編集部注:買い物ロケではなく、90sファッションを振り返るインタビューです!!
■とりいのーと:でこぼこポン!
鳥居さんは現在、発達障がいをテーマにしたNHK(Eテレ)の教育番組に出演中。
仰る通り、クリーニングを断られそうなかわいい衣装を着ている。
4限目 鳥居みゆきが買ったのは…?
鳥居 これかわいい。なんかクリオネみたいのがいてかわいい。これはどこのですか?
後藤 昔誰かが作ったやつですね。
鳥居 そりゃ誰かが作ってますよね。中に何が入ってるんですか? ばね?
後藤 プラスチックのクリアのネジですね。たぶんそういうパーツがあったんだと思います。
鳥居 めちゃくちゃ綺麗。私もレジンはまってたことあります。
後藤 難しいですよね。気泡入りやすいし。あ、00年代くらいのbeauty:beast の鷹の爪リングありますよ。18号くらいでちょっと大きいですけど。
鳥居 わぁこれはすごい。
鳥居 ビューティービーストみんな持ってましたもんね。
後藤 小物もおもろいの多かったですしね。
■BRAND DATA
No.7:beauty:beast
ABOUT
1990年に山下隆生が創業した日本のファッションブランド。1994年にパリコレクションに参加し、1995年には東京コレクションにも参加するなど、1990年代に一世を風靡。
2000年にブランドを休止したものの、2020年に再始動を発表した。
Instagram:@aka.beautybeast
右太ももに巻きつけた鞄がbeauty:beast 。コージ クガの厚底スニーカーも、原宿のストリートでよく目にした。
鳥居 これ何、402号室?
後藤 Co.2さんのですね。しー・おー・つーだから402。
鳥居 へぇ~そういうことか。かっわいい。脇にも袖がついてるんだ。どっちでもいける感じ?
後藤 袖を通すっていうよりは結んだりして表情変えてく感じですかね。一枚で着れると楽ですよね。
鳥居 そうなんだよ。仕事でも一枚だと楽なんだよ。着てみてもいい?
後藤 もちろん。
鳥居 すっごいかわいいこれ。袖の長さもいいね~。
後藤 めちゃめちゃ似合う。
鳥居 今日すっごい楽しい。今年1番楽しい!!
後藤 やったあ(笑) 鳥居さんの上半期塗り替えた(笑)
鳥居 よし、黄色購入で!
編集部注:買い物ロケではありません!!
HR デコラはどこまでも自由に
鳥居さん、自由すぎる…!!
そしてファッションはもっと自由すぎる…!!
タイヤにネジにベットシーツカバーに…とにかく何でもありのデコラファッション。
「はやとちり」は直接90sのデコラファッションの盛り上がりのなかにいたわけではない。
けれど90sのトレンドの中心をリアルに通ってきた二人の話や、はやとちり店内に並ぶプロダクトから感じられたファッションのぜんぶを楽しみ尽くそうとしているワクワク感と疾走感は、紛れもなくデコラファッションの精神だった。
あの頃のファッションを思い起こすことは、駆け抜けた青春の瑞々しくも鮮やかな日々に繋がっているのかもしれない。
■SHOP DATA
No.1:はやとちり
No:2:boco
■BRAND DATA
No.1:scomm/WE ARE THE ???
No.2:みどろや
No.3:MHK3000
No.4:Co.2
No.5:途中でやめる
No.6:ラッキー大吉
No.7:beauty:beast
■鳥居服装学院×はやとちり
~放課後~ ”人も服を選び、服も人を選ぶ最高の場所”
1981年生まれ。2001年に芸人デビュー。「ヒットエンドラーン」のネタでブレイクする。映画・ドラマ・舞台出演のほか、小説・絵本の執筆も。発達障害をテーマにした番組『でこぼこポン!』(Eテレ)に出演中。
Instagram:@triimiyukitrii
YouTube:「鳥居みゆき地獄」
■はやとちり
ADDRESS:東京都杉並区高円寺北3-4-11 キタコレビル1F
OPEN:平日15時~20時 土日祝13時~20時 水曜木曜定休日
Instagram:@hayatochirikitakore
ONLINE SHOP:https://hayatochiri.thebase.in/
Twitter(X):@korekore_koume
ケムール編集部員。前は古着屋。潰れたソフトケースのなかにあるしわしわの煙草がすき。担当連載は「鳥居服装学院」「Talk at Fillers」「ネオホームレス-自由と稼ぎの流儀-」。
株式会社アクロスソリューションズ所属。
HP:https://www.acrossjapan.co.jp/